腰が曲がる原因は?「おなかの筋力低下」がひとつです!


腰が曲がったお年寄りのイラスト

年をとると、腰が曲がってしまうことが多いです。

 

もちろん、何歳になっても、腰が曲がらずにしゃんとした姿勢で過ごす人もいるのですが・・・

 

60歳台、70歳台、80歳台・・と、年齢を重ねるにつれて、
腰が曲がる人は増えていきますし、
曲がり方もだんだんシビアになっていく・・

というのは、常識に近いと思います。

 

もちろん、ある程度は仕方がないことですし、
年齢による自然なことなので、どうしようもない・・という面もあるのですが・・・

腰が曲がってしまうのには、実は、
ひとつ、はっきりとした「原因」があったりします。

その原因というのが・・「おなかの筋力低下」です。

 

・・・おなか??

 

腰が曲がっていくのは、年齢による、「背骨が曲がり」が原因なんだから、
おなかの筋肉がどうとかは、関係ないのでは?

 

と、もしかしたら思われるかもしれません。

 

確かに、最終的には、背骨がどんどん曲がっていくことで、
「腰が曲がった姿勢」になっていってしまいます。

 

しかし・・・実はその、腰が曲がっていく原因、というのが、
年齢とともに、おなかの筋力が下がるからだったりするのです。

 

おなかには、「コルセット筋」、というものがあります。

コルセットのイラスト

コルセットといえば、こういうのですよね。

腰痛とか、腰の椎間板ヘルニアとかで、
病院でよく処方されるものだと思います。

 

そして実は、おなかには、
このコルセットみたいな筋肉があります。

 

コルセット筋

Windows用アプリケーション「ヒューマン・アナトミー・アトラス」より引用

 

こんな感じです。

名前としては「腹横筋」とか「腹斜筋」とかいうものですね。

「天然のコルセット」とか、言われることもあります。

 

実は人間は、年齢を問わず、
常に、この「コルセット筋」がちゃんとはたらくことで、姿勢をキープしています。

そして・・このコルセット筋にじゅうぶんな力がなくなると、腰が曲がるものなのです。

 

年をとると、筋力が弱くなる・・というのも、常識だと思います。

70台で、鍛えまくっていてマッチョな人も、居たりはしますが・・・

普通は、年齢が20台の人と70台の人をくらべると、
20台の人のほうが筋力は、強いです。

そりゃまあ、そうですよね。

 

筋力が弱くなるというのは、力コブ・・つまり上腕二頭筋とか、
脚の筋肉・・大腿四頭筋とか、そういう筋肉もそうなのですが・・・

上に挙げた「コルセット筋」も、弱くなります。

そして、「コルセット筋」が弱くなると、
おなかを、天然のコルセットで支えられなくなりますので・・・

腰が曲がってしまうわけです。

 

ちなみになのですが・・・
若い人で、腰が曲がっている人を、見たことはありますか?

まわりの人たちを中心に、イメージしてみてください。

たとえば20台とか、30台とかで、腰ががっつりと曲がってしまっていたり、
杖とか、手押し車を使って生活している人は・・・

病気とか、仕方がないケースを除けば、
基本的にはまったく、居ないと思います。

 

おそらく40台、50台くらいでも、ほぼ、居ないですよね。

 

これは実は、特にコルセット筋を鍛えたりしていなくても・・・
年齢が若ければ、「最低限の筋力」が保たれているから、なのです。

そして年齢にともなって、筋力が弱ってしまっていき、
「最低限の筋力」を下回ってしまったとき・・・

腰が曲がってしまうものなのです。

 

そうは言われても、若返るのは無理だからどうしようもない・・と、
思われるかもしれません。

確かに、年齢をマイナスするのは、ぜったいに不可能ですし、
私も今後、少しずつ年齢を重ねていくわけですが・・・

 

しかし、「腰が曲がる」ことに関して言えば、
原因がわかれば、対策ができます。

 

「コルセット筋が弱くなる」ことが、腰が曲がる原因なのであれば・・・
コルセット筋を鍛えればいいのです。

 

もちろん、筋肉は何歳になっても、鍛えることができますよね。

何歳になっても、鍛えれば強くなれる・・というのは、
「鍛え抜かれた高齢者」が実際に居ることから、わかると思います。

 

コルセット筋・・つまり、腹横筋や腹斜筋を鍛えるための、
いわゆる「筋トレ」といったものは、あります。

種目としては、サイドプランクとか、サイドレッグレイズとか、そういったものですね。

もしあなたが20台とか30台であれば、
そういった、筋トレ種目をやってもいいのですが・・・

もし、高齢の親御さんに、コルセット筋の鍛え方を教えてあげたい・・・といった場合は、
ガチガチの筋トレはさすがに、ハードルが高すぎると思います。

 

そこで・・私が一番おすすめしたい、コルセット筋の鍛え方は・・・
「呼吸」、です。

コルセット筋は、筋トレ以外に、実は腹式呼吸で鍛えることができる場所です。

そして腹式呼吸で鍛える方法は、ハードになりにくく、
年齢を重ねられた方であっても無理なく、実践することができますので、おすすめなのです。

 

具体的な方法なのですが・・・

 

まず、「鼻の奥」で「5秒間かけて」、息を吸いながら、おなかをふくらませます。

腹式呼吸で空気を吸うイラスト

「口から」「5秒間かけて」ふーっと吐きながら、おなかをへこませます。

腹式呼吸で空気を吐くイラスト

これだけです。

すーっと5秒間吸って、ふーっと5秒間吐いて・・を、繰り返すだけですね。

 

これを、説明しました「コルセット筋」をしっかり使うように意識しながら、
何度も何度も、行いましょう。

たとえば、思いついたときに10セット・・といった感じです。

 

おそらく、ご高齢の方であっても、無理なくできると思いますし、
ご高齢の親御さんに教えても、ふつうに、できると思います。

 

そして、これを何度も繰り返すことで、
コルセット筋がしっかりと使われて、鍛えられていき、
少しずつ、強化されていきます。

そして一定レベル以上まで強化されれば・・・
おなかをしっかりキープできるようになりますので、腰の曲がりをおさえられる可能性は、高いと思います。

 

「本当に深い深呼吸」というのは、痛みや不調を予防するための基本的な方法だったりもしますので、
ぜひ、いろいろと試行錯誤をされてみては・・と思いますし、

もし、親御さんに、腰が曲がったり、スムーズに動くのが難しくなってしまったり・・といったことがあれば、
「呼吸でおなかを鍛える」方法を共有していただければ・・と、思います。


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