対応のために、上司の判断が必要なのに・・
緊急の案件で、すぐに対応しなければいけないのに・・
上司が、電話に出ない!
上司が電話に出てくれないと、とても困ります。
特に会社員には「自分で判断してはいけないこと」がたくさんあり・・
その判断を仰ぎたいタイミングで出てくれないと、途方に暮れてしまいますよね。
私自身、何度悩まされたか分かりません・・笑
そして、上司が電話に出てくれなかったとしても・・
状況は続いているわけですので、対応はしなければいけません。
なので、その場合に何をするのか?どう動くのか?はとても大事なところです。
なのでこの記事では、上司が電話に出ないときはどうすればいい?
その対処法を解説していきます。
目次
「さらに上司」に電話する
上司がいざというときに電話に出てくれなくて、困ったとき・・
まず検討していいのは「さらに上の上司」に電話することです。
必要だけど、上司が電話に出てくれない状況というのは・・
上司が対応困難になっている状況です。
対応しなければいけないのに対応できていないので、そういうことですよね。
そして仕事で、上司が対応困難!となった場合は・・
指揮命令系統がひとつ繰り上がるのが一般的な流れです。
つまりは、その上司のさらにひとつ上の上司に、対応の責任が移るわけですね。
さらに「上の上司」に連絡する方法は、
- 対応する「責任」
- 対応する「権力」
- 対応する「道理」
これらすべての面から見て、問題ないと思われます。
なので判断を仰がなければいけないけど、判断をするべき上司が電話に出ない場合は・・
そのさらにひとつ上の上司に電話し、判断してもらう!
これがいちばん自然な流れになると思われます。
さらに万が一、その「上司の上司」すらも電話に出なかった場合は・・
次は「上司の上司の上司」に、それも無理な場合は「上司の上司の上司の上司」に、と電話するべき相手は移っていきます。
こうやっていけば「誰にも判断を仰げない」という状況は、なくなるはずです。
さらに上の上司に電話する方法は、「上司が電話に出なかった」事実を周知する効果もあります。
上司が電話に出なくて仕事がうまくいかなかった場合、「電話に出なかったこと」をうやむやにされてしまう可能性があるのですが・・
さらに上の上司に「上司が電話に出なかったので」と電話しておけば、うやむやにすることはできなくなります。
もちろん、すべての状況で有効な方法とまでは言えませんが・・
上司が電話に出ないときは、まずは「さらに上司」への電話を検討する!
これがいちばん自然な流れになると思います。
上司に電話を掛けたことを「記録」する
上司に電話したけど、電話に出ない場合は・・
「電話したこと」をちゃんと記録しておくのも大事なところです。
電話をして、上司に対応を仰ぐべき状況では・・
自分が「ちゃんと電話したこと」は、何より大事です。
そこは自分の義務となり、やっていないと責められかねないところですよね。
そして上司に電話したけど、電話に出なかった場合・・
後になって電話したことをうやむやにされてしまうケースがあります。
上司からすると「電話に出なかったこと」は落ち度になりかねませんので、出来ればうやむやにしたいわけですね。
そんなこと、本当にされるの?と思われるかもしれませんが・・
実際に、私の同僚がされているのを見たことがあります。
なので、備えておくに越したことはないところなのです。
電話したことの記録って、具体的にどうやればいいの?
- 留守電を録音
- 会社の電話に発信履歴を残す
- 他の社員が見ているところで電話する
こういったことをしていれば、大丈夫だろうと思います。
留守電を録音
電話した相手が出ない場合、「留守電」機能が起動することは多いです。
現在電話に出ることができません、メッセージをどうぞ!とか言うアレですね。
そして、留守電が起動したら「こういう事情で電話しました、折り返しご連絡ください」みたいなメッセージを残すわけですが・・
この留守電やメッセージの音声を録音しておくと、自分がちゃんと電話した!という証明になります。
どう録音するか?は、状況によって変わってくるのですが・・
たとえば通話録音機能のあるスマホを使えば、簡単に録音することができます。
これは自分自身のスマホから、上司に発信するときの方法ですね。
特に「Android」のスマホには、この機能がついているものが多く・・
例えば自分は現在「OPPO Reno A」というスマホを使っていますが、これは通話録音が標準装備となっています。
何の操作もせずともすべての通話が自動録音されますので、とても便利です。
「iPhone」のほうは残念ながら、OSの関係で通話録音機能が搭載しにくいようで・・
イヤホンマイクを使ったり、他のスマホで録音したり・・と、ちょっと合理的でない方法になってしまいます。。
もしくは会社の電話を使うのなら、会社の電話の録音機能を使うのもいいでしょう。
最近は会社の電話も、すべての会話を自動録音するタイプになっていることが多く・・
もしそうなら会社から上司に電話するだけで、改ざんしにくい「会社のデータ」部分に録音を残すことができます。
会社の電話に発信履歴を残す
会社の電話に発信履歴を残すのも、うやむやにさせない方法です。
会社の電話から、上司に発信しておくことで・・
データを消したりがなかなか難しい「会社の電話のメモリー」に、発信履歴を残せるわけですね。
上司側が、着信履歴を消してしまうのはもちろん簡単です。
そして発信した部下側のスマホに、発信履歴が残ればいいと思われるかもしれませんが・・
実は発信履歴というのは簡単に「偽装」できますので、証拠として微妙だったりするのです。。
しかし「会社の電話のメモリー」なら、そう簡単にはいじれません。
なのでそこに発信履歴を残すためにも、上司に電話するなら会社から!
これも電話をうやむやにさせないための、ひとつの方法となるでしょう。
他の社員が見ているところで電話する
他の社員が見ているところで電話するのも、うやむやにさせない方法です。
たとえば同僚などが見ている職場で、実際に発信して・・
そして「〇〇課長、電話に出ないなぁ・・」というところを、周りに見せておくわけですね。
これをやっておけば、いわゆる「アリバイ」のようなものができますので・・
電話した事実を、うやむやにしてしまうのは難しくなるでしょう。
会社の電話から発信すれば、こういった面においても有利ですので・・
上司への電話はできるだけ、会社の職場からにしておくほうが良さそうですね。
上司の判断が必要なとき、自分にできるのは「上司にちゃんと連絡する」ところまでで・・
それ以降の「電話に出ない」といったところは、基本的に上司側の落ち度ということになります。
なので自分の責任範囲となる「ちゃんと連絡した」というところは、しっかり裏付けを残しておくのをおすすめします。
簡単な案件なら、自分で処理してもいい
上司が電話に出ないと、対応が難しくなるわけですが・・
それが「簡単な案件」の場合は、自分で処理していいかもしれません。
簡単な案件というのは、難しい判断が必要なくて・・
実際のところ、自分だけで問題なくこなせる!
そして万一間違ったとしても、深刻なトラブルにはならない!といった仕事のことですね。
本来は上司に相談し、やり方を聞くのが筋となるケースでも・・
上司が電話に出ないのなら、ある程度は「しょうがない」状況となります。
なので自分だけでその仕事が可能で、リスクも小さいのなら、さっさとやってしまう!が選択肢になるわけですね。
とはいえ、この方針はあくまで「簡単な案件」の場合に限ります。
理由は、難しい案件で上司の意見を待たず、自分の判断だけで突き進んだ場合・・
責任が、すべて自分に集中してしまうからですね。
仕事を管轄する責任は、上司にあるわけですが・・
さすがに「相談されていないこと」についての責任は、問われないのが基本となります。
判断していないことについて責任を持つのは、無理だからですね。
なので本来は上司に責任があって、上司が判断しなければいけないところを・・
上司が電話に出ないので仕方なく、自分で判断してやってしまう!
これをやると本来受けなくてもいいはずの責任を、無駄に引き受けることになってしまうのです。。
なので自分の判断でやってしまうのは、あくまで簡単な案件に限り・・
難しい案件は「さらに上司に電話する」といった方針でいくほうがいいでしょう。
電話に出ないことを「繰り返す」なら
上司が電話に出ないのが、1回だけでは済まず・・
何度も何度も「繰り返す」場合は、どう対応すればいいの?
上司が「いつも」電話に出ないと、ものすごく困ります。
なのでその場合は、電話に出てくれるように改めて欲しいところですよね。
じゃあ、そのためにはどうすればいいの?
上司が、電話に出ないことを繰り返す場合は・・
いつも電話に出てくれないことを「周知」する
これがいちばん効果的なのでは、と思います。
部下の電話に出ないのは、悪いことです。
「電話に出る」が業務として必要なのであれば、それはそうですよね。
そして社内のほとんどの社員は、それを分かっているはずです。
なのでその上司が電話に出ないことが、会社に広く知れ渡れば・・
それだけで、その上司に対してプレッシャーが掛かる流れになるはずです。
特に「さらに上の上司」といったところからのプレッシャーは、とても強力なものになるはずで・・
それを掛け続けられてしまえば電話に出なかった上司も、やり方を改めるしかなくなってくるでしょう。
もしそうなれば、それで問題解決です。
じゃあ、電話に出てくれないことを周知するにはどうすれば?
ここで「〇〇課長がいつも電話に出ないんです!」と「言いふらす」のは微妙だったりします。
理由はどうであれ、他人を非難するのは好まれないからですね。
なので周知するためには例えば、上で挙げた「電話に出ないときは、さらに上司に電話する」といった方法で・・
あくまで自然な形で、多くの社員たちに知らせていくのが大事です。
そして周知さえしてしまえば、後はまわりがうまくやってくれるのではと思います。
めちゃくちゃ掛け直す、はNG
上司が電話に出ない時には、いろいろな選択肢があるのですが・・
その上司に何度も何度も電話を掛け直すのは、NG!
意外とやってしまいがちですので、ここもお話ししてみます。
大事な案件に焦っている中で、上司がなかなか電話に出ないとき・・
何度も何度も掛け直したくなる気持ちは、よくわかります。
「早く出てくださいー・・!」とばかりに、たくさんコールしたくなりますよね。
しかし何度も何度も掛け直すのは、ビジネスマナー的にはNGです。
ここはまあ、詳しく解説するまでもありませんよね。
例えば10回以上とか掛け直しがあると、「いやいや・・何やねん」となるはずです。
なので上司が電話に出なかったとしても、掛け直しは「2-3回」くらいまでに留めておくのがおすすめです。
そのくらいで出なかったら、もうその上司と電話するのはいさぎよく諦めて・・
「さらに上司に電話する」といった、次のステップに移ってしまうほうが有意義でしょう。
上司が電話に出ない理由は?
上司が、なかなか電話に出てくれなかったとして・・
その「理由」は、どんなものが考えられる?
ここも対策を考えるにあたって重要かもしれませんので、お話ししてみます。
上司が電話に出ない理由を挙げてみると・・
- やむを得ない事情があった
- 不真面目
- あなたを良く思っていない
こんな感じになってきます。
まず・・やむを得ない事情があったというのが、考えられる理由のひとつです。
これが理由としては、いちばん自然かもしれません。
たとえば仕事が忙しすぎて、どうしても電話に出るタイミングが無かったり・・
運転中で、そもそも手が離せなかったり・・
もしくは急病とか電波障害とかいった、特殊な事情があったり、ですね。
この場合はもちろん上司が電話に出なかったとしても、仕方がないでしょう。
この理由の場合で、上司を責めようと思う人は居ないはずです。
もしくは・・ちょっと悪いほうに行きますが、上司が性格的に不真面目な場合・・
これも、上司が電話に出ない理由のひとつとなるでしょう。
真面目な社員であればあるほど、電話といった仕事にも「キッチリ」対応するものですが・・
不真面目なタイプの場合、極端かもしれませんが「あー・・部下からの電話かよ、ダリィ。無視しよ」みたいな感じで出ないことがあり得るでしょう。
あなたを良く思っていないというのも、あるかもしれません。
この部下のこと気に入らないから、電話出たくない・・出ないでおこう!などと考えてしまうわけですね。
私情でそういった対応をしてしまうのは、もちろんNGなのですが・・現実にはあり得ると思います。
という感じで、上司が電話に出ないのもいろいろな理由、いろいろなパターンが考えられますので・・
上司の人格や態度などを見て、この上司が電話に出ない理由は何だろう?
ここを考えてみるのも、解決の糸口に繋がるかもしれません。
今回は上司が電話に出ないときの対処法をお話ししました。