横隔膜が痛いのは、「呼吸が浅い」からかもしれません


サンセットヨガポーズ

横隔膜が痛い。。

 

痛い場所が「横隔膜」と特定し、この記事にいらっしゃったとすれば、
あなたはある程度、もしくはそれ以上の、人体に関する知識をお持ちの方なのではないか、と思います。

そのため、もしかしたら言うまでもないのかもしれませんが・・・
いちおう、横隔膜について解説をしておきますと、
横隔膜は、胸のいちばん下、おなかのいちばん上の高さにある膜状の筋肉です。

 

心臓や肺がある、胸の空間・・つまり「胸腔」と、
胃や腸がある、おなかの空間・・つまり「腹腔」とを、
へだてるような場所にあるものですね。

 

横隔膜が胸腔と腹腔を隔てる

Windows用アプリケーション「ヒューマン・アナトミー・アトラス」より引用

 

上の画像の、青い部分が横隔膜で、
胸にある、肺や心臓と、おなかにある胃や肝臓との間に、へだてるようについています。
(見やすさを重視し、肺や肋骨を一部見えなくしています)

 

一般的に、この横隔膜が痛いときには、
「おなかが痛い」「脇腹が痛い」「みぞおちが痛い」「心窩部が痛い」・・といった表現になるはずです。

痛くなるタイミングは、
たとえば家にいるとき、たとえばプレゼンの直前で緊張したとき、たとえばランニングで追い込んでいる最中・・などさまざまだと思います。

 

横隔膜のすぐ近くには、横隔膜以外にもいろいろな臓器がありますので、
実は痛いのは横隔膜ではなく、他の臓器だった・・という場合もあるのですが、
以下、「痛いのは横隔膜だ」という前提で話をさせていただきます。

 

横隔膜が痛くなるのは・・・
横隔膜がちゃんと働いておらず、肩こりのようにこり固まっているのが原因の可能性があります。

だらけるニートのイラスト

横隔膜の仕事といえば?・・

そう、息を吸い込む「吸気」ですね。

 

横隔膜は、いちばん大きい吸気筋で、収縮することで胸郭を動かし、呼吸を助けてくれているのです。

 

そして、この横隔膜が働かないのはどういうときか?

・・・そう、「呼吸が浅くなっているとき」です。

 

深い呼吸ができているとき、横隔膜は、しっかり働いています。

いわゆる「腹式呼吸」が、ちゃんとできている状態ですね。

 

そして、おなかがまったく働いておらず、胸だけで浅い呼吸をしているとき・・・
つまり「胸式呼吸」だけをしているときは、
横隔膜は、ちゃんと働いていない状態になります。

 

同じ姿勢で、肩をまったく動かさないと肩こりになりやすいように・・

横隔膜が動いていない状態が続くと、横隔膜もこり固まってしまい、
これが横隔膜の痛みにつながることがあるのです。

 

いつ、呼吸が浅くなるのかは人それぞれだと思いますが・・・

生活しているあいだずっと、呼吸が浅い場合もあるでしょうし、
大事な発表などで緊張したとき、つい、呼吸が浅くなってしまう場合もあるでしょう。

 

そして、こり固まってしまった横隔膜をやわらかくして、痛みから解放するためにはどうすればいいか?

・・・まず、意識して大きくしっかりと呼吸をすること、これに尽きます。

 

注意点として、息を吸うときは「鼻の奥で、ゆっくりと」吸います。

口呼吸になると、呼吸が浅くなりやすいこともあり、必須のコツですね。

 

しっかりと大きく呼吸を繰り返すことで、
固まってしまっていた横隔膜がストレッチされ、ほぐされていきます。

もし、固まってしまった横隔膜が痛みの原因だった場合には、
じゅうぶんやわらかくなれば、痛みはおさまっていくはずです。

 

もちろん、横隔膜以外が痛みの原因の場合もありますし、
場所的には胃(胃潰瘍など)、食道(逆流性食道炎など)、心臓(虚血性心疾患など)が痛みの原因になっている場合もありえますので、
激しい痛み、突然の痛み・・などの場合には、いちど病院に行かれることをおすすめしますが・・

 

横隔膜が固まっているときには、まずは、深い呼吸によって伸ばすのがいちばん重要なことなので、
もし、痛い場所は横隔膜だとピンポイントでわかるのであれば、
日頃から深い呼吸を習慣づけることで、ストレッチしていくことをおすすめします。

 

逆に、固まってしまった横隔膜が、呼吸の浅さや呼吸の苦しさを引き起こす・・という場合もあり、
こうなってくると、呼吸が浅いことで横隔膜が固くなり、横隔膜が固くなったことで呼吸が浅くなる・・という悪循環をひきおこすことになります。

そのぶん、深い呼吸で横隔膜をやわらかくするというのはメリットが大きいところですし、
加えて横隔膜がやわらかくなれば、猫背も治ることが多い・・と、横隔膜というのは、姿勢改善にも役立つ重要ポイントだったりします。

なので、いろいろと試行錯誤し追求してみては・・と思います。


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