胃下垂で下っ腹が出てしまう・・原因のひとつは、猫背です!


ぽっこりおなかな猫のイラスト

胃下垂は、ざっくり言うと、
胃が通常あるべき場所より下がってしまうことです。

 

食後は、食べ物の重さで胃は重くなりますので、
より起こりやすくなります。

 

胃下垂は、食後に下っ腹が胃に圧迫されてふくらんでしまう、
いわゆる「下腹ぽっこり」の原因になります。

そしてそれ以外にも、場合によっては、
おなかの張った感じなど、おなかまわりの不調の原因になる場合があります。

 

そして・・・

胃下垂の原因のひとつは、猫背です。

猫背状態で立つ人のイラスト

・・・猫背が、肩こりとか、首こりとかの原因になるのはわかるけど、
猫背が、胃下垂となんの関係があるの??

と、もしかしたら思われるかもしれません。

 

それでは、以下の画像をご覧ください。

猫背でおなかの贅肉が増える

左が、ある人の、姿勢が良い状態のイラストで、
右が、同じ人が、猫背になってしまっている状態のイラストですね。

これは、イラストではあるのですが、
実際の人間でも、だいたい、同じような感じになります。

 

それでは・・・左の状態と右の状態と、
どちらが「下っ腹がぽっこり」しているでしょうか?

ぽっこり度合いの違いイラスト

まあ、比べるまでもなく、右ですよね。

 

猫背になると、下っ腹は、ぽっこりしてしまうものなのです。

 

・・・一体なぜ、猫背になると、
下っ腹がぽっこりしてしまうのでしょうか?

それは・・・

 

腹圧が抜けてしまうから

 

なんですね。

 

腹圧とは?

ざっくり言うと、おなかをコルセットのように覆う、
「コルセット筋」のパワー、のことです。

 

コルセット筋

Windows用アプリケーション「ヒューマン・アナトミー・アトラス」より引用

 

人間のおなかには、上の画像のように、
コルセットのような形で腹筋がついています。

 

腹筋といえば、「腹直筋」をイメージする方が圧倒的に多いと思います。

いわゆるシックスパックの、腹筋バキバキの、あの腹筋ですね。

バキバキな腹直筋

しかし人間のおなかには、この腹直筋とは別に、
「コルセット筋」があり、
「姿勢をよくする」という視点からみると、こっちのほうがはるかに重要なんですね。

名前としては「腹斜筋」「腹横筋」といったものです。

 

胃下垂を防ぐために、ストレッチや筋トレをするなら、
腹直筋よりもむしろここを狙うべきなのです。

 

そして猫背になると、このコルセット筋がちゃんと、働かなくなります

これはまあ、そういうものです。

 

そして・・・

 

コルセット筋が働かなくなると、
内臓を支えていられなくなるので、胃下垂になってしまうのです。

 

コルセット筋に覆われた内臓

Windows用アプリケーション「ヒューマン・アナトミー・アトラス」より引用

 

上の画像で、青く透かしているのが、コルセット筋なのですが・・・

そのすぐ奥に、肝臓・胃・腸といった、臓器がたくさんあります。

 

そして内臓はやわらかいので、ちゃんと支えられていないと、
おなかの外に飛び出してしまうのですが・・・

ふつうは、コルセット筋がちゃんと働き続けることで、
あるべき場所にキープされています。

すっきりおなか

なので、こんな感じのすっきりしたおなかになれるわけですね。

 

しかし・・・コルセット筋が働いていないと・・・

内臓たちは、支えるものがないですので、
ぶよん、と、おなかの外側にまで飛び出してしまいます。

ぽっこりおなか

それで、こんな感じにぽっこりしてしまうわけですね。

 

実際には皮膚がありますので、本当に内臓が、おなかからこぼれ出すことはないのですが・・・笑。

 

そして、特に食後に、ぽっこりの原因になりやすい臓器が・・
「胃」である、というわけです。

 

もちろん胃以外にも、たとえば腸がぽっこり出っ張ってしまえば「腸下垂」になりますし、
ほかにもおなかの臓器はいろいろあり、
腹圧が弱いとそのすべてに、ぽっこりと出っ張ってしまう可能性がでてきます。

 

 

そして、本当にちゃんと姿勢を整えることができると、
勝手に、適度な腹圧が掛かります

姿勢を整えると、コルセット筋が自動的に、ある程度のパワーで収縮してくれるので、
そのパワーで、おなかがきゅっと締まるわけです。

 

たとえ食後であっても、おなかはコルセット筋の力で、適度に締め上げられていますので・・・

食べ物でたっぷりの胃であっても、しっかり支えられて、
ぽっこりと飛び出すことはなくなるわけです。

 

「痩せている人は胃下垂になりやすい」とは、よく言われていると思います。

実際、そういう要素はあるとは思うのですが・・・

正しくは、「体幹の筋肉が、細くて弱い人」が、胃下垂になりやすい・・と言えるわけです。

 

まとめますと・・・

 

姿勢を整えることができず、猫背になってしまうと、

「腹圧」を高めることができなくなり、胃などの臓器を支えることができなくなり、

「胃下垂」や「下っ腹ぽっこり」になってしまう。

 

・・・というわけです。

 

言い方を変えると、
胃下垂や下っ腹ぽっこりを防ぐためには、姿勢を良くすればいい!

・・と、そういうことですね。

 

しかし、姿勢を整えると言っても、
とりあえず、日々、何をすればいいのでしょうか?

本当に、いろいろなコツがありはするのですが・・・

ぽっこり度合いの違いイラスト

とりあえずは、この「左側」のおなかになるように、
日頃からしっかり腹圧をかけるよう、意識してみましょう。

おなかを「縦に伸ばす」ように意識すると、うまくいくかもしれません。

 

この記事では胃下垂で下っ腹が出る原因をテーマに、お話ししてみました。


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