しゃっくりが止まらないのは、横隔膜の鍛え方が足りないからかも


しゃっくりしてる人のイラスト

しゃっくりは、「横隔膜のけいれん」が原因のことが、多いです。

 

そして、横隔膜は、うまく使うことで「鍛える」ことができます。

 

なので・・・しゃっくりが何度も起きる、止まらない・・という場合は、
「横隔膜を鍛える」のが、解決の鍵になるかもしれません。

 

 

しゃっくり(吃逆)に悩む人は、多いです。

自分が、しゃっくりを繰り返してしまうこともあるでしょうし、
たとえば職場など身近に、しゃっくりを何度も起こす人がいるかもしれません。

 

しゃっくりがあまりに出すぎると、まともに会話もできなくなりますし、
仕事などにも、なかなか、集中できなくなってしまいます。

あまりに繰り返すと、横隔膜の痛みに悩まされることもありますし・・・

ましてや、重要なプレゼンの直前に、しゃっくりが出始めでもしたら・・・
目も当てられません。
(ちなみに私は一度、経験済みです。笑)

 

そして、しゃっくりの治し方というと、
ものすごく、いろいろな方法が言われています。

わっ!と言ってびっくりさせる・・・

息を止める・・・
(バルサルバ法といった名前がついています)

水を飲む・・・

眼球を圧迫する・・・
(迷走神経を刺激します)

舌を引っ張る・・耳に指をつっこむ・・・

 

情報を集めると、そんな感じの方法たちが、でてくると思うのですが・・・

 

もちろん、こういった方法で治るのなら、それでいいのですが、
私の場合は、このあたりの方法が劇的に効いたことは、なかったです。。

 

そして、そもそも、しゃっくりを起こさないようにする方法・・というと、
なかなか、そういった情報は無いと思います。

 

もちろん、誰にでもかならず効く、しゃっくりの止め方や予防法・・というのは、
なかなか、無いとは思うのですが・・・

 

しゃっくりのメインの原因が、横隔膜のけいれんである以上は、
「横隔膜を鍛える」ことが、しゃっくりに効く可能性はある、と思います。

 

・・・横隔膜を鍛える??

横隔膜にダンベルでもぶら下げて、持ち上げるの???

と、もしかしたら思われるかもしれませんが・・・

 

そういうわけではなく、ここでは、
横隔膜の「感覚」や「使い方」を鍛える、ということです。

 

横隔膜のパワーを上げる!ということではなく、
横隔膜を、「ちゃんと使えるようにする」という意味ですね。

 

横隔膜といえば、下の画像の、赤丸の場所・・
つまり胸とおなかの境目くらいの高さにある、膜状の筋肉です。

 

横隔膜の場所

Windows用アプリケーション「ヒューマン・アナトミー・アトラス」より引用

 

ここにある横隔膜を、うまく、ちゃんと使えるようにする、ということです。

 

たとえば・・・

「横隔膜の左半分だけをすこし持ち上げて、右半分だけをすこし下に下げてください」

と言われたとして・・・できますか?

 

日頃から相当、身体の感覚を追求しているような方なら、
できるかもしれませんが・・・

普通はまず、むずかしいと思います。

 

そもそも、自分の体の感覚で、「横隔膜はここ!」と正確に感じ取ったり、
横隔膜をシンプルに、上下に動かしてみたり・・・

といったことも、慣れていないと意外と、難しいかもしれません。

 

しかし、人間のからだの中で、
「うまく使えていない部分」というのは、トラブルを起こしやすいものです。

たとえば、肩まわりの筋肉がうまく使えていないと、
肩がりきんで、がちがちに固まってしまいやすいですし・・・

おなかをうまく使った、腹式呼吸ができないと、
おなかが固まって、腹痛や下痢などおなかのトラブルの原因になります。

 

横隔膜も、同じと考えていいと思います。

横隔膜をうまく使えていないと、スムーズに動作しにくくなり、
けいれんなどのトラブルを起こしやすくなり、
しゃっくりにつながる可能性がある・・ということです。

なので、横隔膜をちゃんと意識したり、動かしたりできるよう「鍛える」ことで、
横隔膜がただしく動作するようになり、けいれんのような誤作動を起こすことは、
少なくなっていくかもしれないのです。

 

 

それでは、横隔膜の「感覚」や「動かし方」を鍛えるためには・・・
どうすればいいのでしょうか?

 

まずは、横隔膜を使った「呼吸」の練習です。

 

横隔膜は、息を吸うときに使う「吸気筋」ですので、
息を吸うときに働くものなのですが・・・

うまく意識することができていないと、
うまく働いてはくれないのです。

 

鍛え方としては・・・呼吸をするとき、
おなかをふくらませたり、へこませたりする、腹式呼吸をしっかりやるのが、一番いいでしょう。

腹式呼吸のイラスト

特に、息を吸うときに、横隔膜を下げる意識が重要です。

横隔膜を下げることができれば、自然におなかがふくらみますし、
横隔膜が下がったぶんだけ、肺が大きくふくらみ、深い呼吸もできるはずです。

 

 

横隔膜を意識し、動かしてあげる練習も、効果があると思います。

横隔膜は、随意筋・・つまり、自分の意思で自由に動かせる筋肉ですので、
動かそうと思えば普通に、動かせるのです。

 

しかし慣れていないと、なかなか、動かせないと思いますので・・
まずは横隔膜の場所を意識し、横隔膜を感じ取るところから始めましょう。

「横隔膜はここ!」と、自分の身体で感じ取れるようになれば、OKです。

 

感じ取れたら、次は、上に・下に・左右に・・と、横隔膜を動かしてみる・・といった感じで、
横隔膜を自由に動かせるようになるまで、レベルアップしていきましょう。

 

・・・と、もし、しゃっくりを繰り返すことが多かったり、
しゃっくりがなかなか止まらなかったり・・という状況であれば・・・

横隔膜を徹底的に動かして、感覚や動きを鍛えることで、
横隔膜が正常に働くようになり、
しゃっくりも起きにくくなる可能性はある、と思われます。

横隔膜をやわらかくすると、猫背が治る・・といった副産物もありますので、
試行錯誤してみる価値は、あるでしょう。

 

もちろん、しゃっくりには、横隔膜が原因ではない場合があります。

たとえばアルコールの飲みすぎ、糖尿病、感染症・・などなど、
しゃっくりの原因となりうる病気は、数え切れないほどあったりします。

場合によっては、一ヶ月以上といったレベルで、しゃっくりが続いてしまう場合もあり・・・
(この場合「難治性吃逆」といった分類になります)

そして、病院での薬物治療によって、治ったりする例もありますので、
あまりにも長く続いたり、程度がひどい場合には、いちど病院に行かれることをおすすめします。

 

しかし、横隔膜をうまく使えるように、いろいろと試行錯誤してみる・・というのは、
コストもかからず、家ですぐに始めることもできますので・・・

しゃっくりが止まらない時にはまず、
「横隔膜の感覚や使い方を鍛える」ことを試してみると、
うまくいく可能性がある、と思います。


ページの先頭へ