座ると坐骨が痛いのは、「尖ったところを使いすぎ」かも


坐骨が痛い女性のイラスト

「坐骨」で座るのが、いい座り方のコツです!

 

・・・というのは、よく聞かれると思いますし、
実際に、その通りだと思います。

 

坐骨で座ることができれば、骨盤が後傾してしまったり、
姿勢が崩れてしまったりすることが減りますので・・・

それは疲れやすさとか、肩こりとかを予防することができる、
「良い座り方」なわけですね。

 

それ自体は、良いのですが・・・

 

「坐骨で座る!」ということを実践したときに、
かなりの頻度で起きてくる、ポピュラーな問題が・・・

坐骨の痛み

です。

 

仕事のデスクワークとかで、8時間とか10時間とか、もっと長くとか座り続けるうちに、
坐骨が圧迫されて、痛みで座り続けられなくなる・・と、いった状態ですね。

 

せっかく、坐骨で座ろう!と、努力しようとしても・・・

この「坐骨の痛み」が原因で、断念しまったり、するわけですね。。。

 

いちおう解説をしますと、
坐骨とは、骨盤の、座るときに椅子に当たる部分です。

 

坐骨のざっくりした位置

Windows用アプリケーション「ヒューマン・アナトミー・アトラス」より引用

 

上の画像は骨盤の全体像で、
その中でも、赤丸で囲んだあたりが「坐骨」ですね。

座るときはこのあたりが椅子に乗って、体重を支えるわけです。

 

坐骨は、頑丈な場所ではあるのですが・・・

座るときは、脚以外すべての重さ・・
つまり数十kgもの重さがずっと、坐骨にかかり続けます。

 

なので何時間も立ち続けると、脚が痛くなることが多いように・・・

何時間も座り続けると、坐骨が痛くなるのはある程度、無理もないことなのです。

 

しかし、坐骨の痛みを防ぐ方法は、ちゃんとあります。

 

いくつか、あるのですが・・・
私が一番におすすめしたい方法が、

坐骨の、あまり尖っていないところを使う

という方法です。

 

どういうことか、説明しますと・・・

坐骨の場所とか形とかいうのは、上で説明した通りなのですが、
坐骨には「いちばん尖っているところ」があります。

そしてこの「尖っているところ」に重さが集中したときに、
そこに痛みも集中してしまうわけです。

 

坐骨の尖った場所

Windows用アプリケーション「ヒューマン・アナトミー・アトラス」より引用

 

坐骨のいちばん尖っているところは、
ひと目でわかるとおり、赤丸のところですよね。

 

そして青い線を、椅子の座面だとすると・・・

骨盤を垂直に立てて、尖った場所を椅子に当てると、
その、わずかな面積にピンポイントで、何十kgもの重さが集中するわけです。

まあ、当然、ものすごい負担になりますので、
痛みがでる可能性は、高くなってしまいます。

 

この、尖った場所への体重の集中は・・・

坐骨の中の「尖っていない場所」に体重を乗せれば、ましになるはずです。

 

坐骨の少し広い場所

Windows用アプリケーション「ヒューマン・アナトミー・アトラス」より引用

 

たとえば、上の画像のような感じですね。

 

すこしだけ、骨盤を前傾させて、
坐骨の中でも赤丸あたりの、「尖っていない場所」に体重が集中するように、座ります。

 

赤丸の部分に体重が乗れば、尖ってはいないわけですので・・・

ピンポイントで体重が掛かることはなくなり、痛みが出る可能性も減るでしょう。

 

この、「尖っていない場所に荷重をかける」というのは、
意外と難しいのですが・・・

 

基本的に、坐骨に痛みが出ているときは、そこが尖っている場所です。

なので、坐骨に痛みがあるのであれば、
その場所よりわずかに前に、「尖っていないポイント」があります。

 

なので座り方とか、骨盤の角度とかをいろいろ試行錯誤して、
その「尖っていないポイント」に体重が乗るように、工夫していくわけです。

うまくいけば、椅子の座面に、坐骨が突き刺さるような感覚がなくなり、
体重を「面」で支えられる感じになります。

 

もちろん、面で支えたとしても、掛かる体重がなくなるわけでもないので、
坐骨の痛みがゼロになるわけではありませんが・・・

尖った場所にピンポイント状態よりかは、
かなり、ましになるはずです。

 

このコツを実践するようにしてからというもの、
私自身は、坐骨の痛みに悩まされることはほとんど、なくなりました。

せっかくデスクワークに集中していたのに、坐骨が痛くなってしまうので、
一時間とか二時間おきに、椅子を立つ。。

ということも、なくなりましたのでとても、快適です。

 

もし、座っていると坐骨が痛い・・という場合は、
荷重位置など「坐骨の使い方」を見直してみると、
もしかすると、解決に結びつくかもしれません。

 

 

もちろん、これ以外にもいろいろと痛みの原因とか、
痛みを防ぐコツとかは、あるのですが・・・

例えば、「適度な硬さの座面」の椅子を使うというのも、重要です。

 

もちろん、座面が硬ければ硬いほど、坐骨の痛みは出やすくなります。

鉄板の上に、坐骨で座ることを想像していただければ・・
まあ、そうですよね。

 

そして「柔らかすぎる座面」だと、確かに坐骨の負担はなくなるのですが、
「姿勢が崩れやすくなる」という、また別の問題がでてきます。

 

例えば「人をダメにするソファー」みたいな、ものすごくやわらかいソファーだと、姿勢がすごく崩れやすくなります

もこもこしたソファーに、おしりがうずもれていくわけですので、
まあ、そうですよね。

 

そして姿勢が極端に崩れると、肩こりとか腰痛とか、いろいろな不調がいっきに襲いかかってきます。

 

なので、「硬すぎる座面」も「柔らかすぎる座面」もダメで、
椅子には「ちょうどいい硬さの座面」が、求められるわけですね。

かたやわらかい座面、とでも言えるでしょうか・・笑

 

ちなみに私は「アーユルチェアー」という、坐骨で座るのに特化した椅子を気に入って、
もう何年も使い込んでいます。

これの座面が、お話したような「適度な硬さの座面」になってくると思います。

 

 

と、「坐骨の痛み」を防ぐ方法は、お話したこと以外にもいろいろあるのですが・・・

坐骨の痛みがなかなか防げないのであれば、
まずは、使う「坐骨の場所」を変える・・というところを試行錯誤してみると、
うまくいく可能性はあると思います。


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