上司「これやっといて!あとこれも。あ、ついでにこれもよろしく!」
部下「はい、わかりました(なんで俺だけ?しかもこれ、あなたがやるべき仕事じゃないすか・・)」
理不尽に仕事を押し付けてくる人というのは、どの会社にも居るものです。
上司が権力をかさに、気に入らない部下ひとりに大量の仕事を強制したり・・
同僚同士で、イヤな仕事の押し付け合いをしたり・・残念ながら、よくありますよね。
そして理不尽に仕事を押し付けられると、無駄に消耗するものです。
単純に仕事量が多くなりすぎて、心身ともに余裕がなくなっていきますし・・
「何でこんな仕事までやらなきゃいけないの?」といったフラストレーションまで溜まっていきます。
なのでこの記事では、理不尽に仕事を押し付けてくる人を回避するにはどうすればいい?
そもそもなぜ、理不尽な押し付けはまかり通っているの?
といったところを解説していきます。
目次
仕事の押し付けがまかり通る理由
理不尽な仕事の押し付けは、ダメなことです。
これはもう、常識的にもモラル的にもそうでしょうし・・
法律的にも、パワハラ防止法といったものに引っかかる可能性があります。
なので大量の仕事などを理不尽に押し付けるのは、やってはいけないことです。
しかし現実には、仕事の押し付けはまかり通っています。
あなたの職場でも、あるのかもしれませんし・・
以前の私の職場でも、嫌というほどたくさん目にしました。
そしてもちろん、仕事の押し付けが「ほとんど無い」職場もあります。
なので押し付けがある職場には、ある職場なりの「理由」があるはずです。
じゃあ、なぜ理不尽な仕事の押し付けはどんな状況で起きるの?
- 理不尽上司が居る
- 押し付けていい雰囲気がある
この2要素が両方ある場合に、起こります。
理不尽な仕事の押し付けは、理不尽な上司がやるものです。
なのでそういう上司が職場に居るなら、もちろん危険ですし・・
そういう人間が居ないなら、そもそも起きません。
そしてそういった上司が居て、さらに「理不尽を押し付けていい雰囲気」がある場合に、押し付けは起こります。
例えば、部下は上司に絶対服従!どんな無茶も笑顔で引き受けてあたりまえ!みたいな雰囲気ですね。
令和となった現代ですが、こういう昭和的な雰囲気の会社はまだまだ結構あるものです。。
そして理不尽上司が居ても、押し付けていい雰囲気ではなければ、活発には動けないものです。
押し付けていい雰囲気というのは、職場全体に蔓延している場合もありますし・・
「あなたに」押し付けていい、という雰囲気の場合もあり得るでしょう。
なので、理不尽な仕事の押し付けを何とかしたい場合は・・
「理不尽上司」「理不尽を押し付けていい雰囲気」のどちらか、もしくは両方を何とかする!
ここを意識するとうまくいくのではと思います。
押し付けてくる人と「距離をとる」
じゃあ、理不尽な仕事の押し付けを無くしたいなら・・具体的にはどうすれば?
まずは押し付けてくる上司と距離をとるのが一番です。
もし、押し付けてくる上司と完全に隔離されることができるなら・・
そこからくる仕事の押し付けは、完全になくなります。
なので、これがまず狙うべきところですね。
とはいえ同じ職場に居る限り、100%縁を切るのは難しいと思いますので・・
ここではできるだけ距離をとることを考えていきます。
しかし、離れたいとは言っても「完全無視」はおすすめしないです。
ただただ無視してしまうと、むしろあなたのほうが職場で不利になってしまいます。
職場で上司を無視してしまうのは、業務上もまずいですよね。
なので最低限、
- 指示をされたらちゃんと聞く
- 業務上の受け答えはちゃんとやる
理不尽な上司であっても、このあたりはやっておくのをおすすめします。
これをやっていれば、あなたが不利な立場にはなりにくいと思われます。
そして、そういった最低限のところだけは守りながらも・・
その上司とは「仲良くならない」、これを目指します。
具体的には、
- できるかぎり会話をしない
- 愛想を向けない。真顔で接する
- 飲み会といった席でも、できるかぎり席を離す
こんな感じの方法を重ねていきます。
いきなり一気に態度を変えると違和感が出てしまうので、少しずつ動きを変えていき・・
最終的に上司の側が、自分にほとんど絡んで来なくなるところまで持っていければ、成功です。
押し付けたい上司は、「押し付けを笑顔で受け入れる生贄」を探しています。
そして、あなたがそうでないと分かれば、すっと離れていくかもしれません。
そんなことをしていたら、孤立してしまうのでは?と思われるかもしれませんが・・
理不尽な人と距離をとるぶんだけ「尊敬できる人」に近づくようにすれば、それは問題ありません。
押し付け上司と近づくのはデメリットしか無いので、接点そのものを減らしてしまって構わないのです。
直属上司でどうしても距離を取れないなど、現実には難しいケースもあるかもしれませんが・・
理不尽に仕事を押し付けるような相手とは、とりあえず距離を取る!
これが第一に試したい対応です。
「避ける技術」を身につける
理不尽な仕事を、押し付けられそうになったとき・・
うまいこと回避する技術も、身につけたいところです。
仕事を押し付けまくってくる上司に、目をつけられてしまった時・・
投げつけられる仕事をノーガードで、100%すべて受けてしまうと身が持ちません。
しかし70%くらいを避けることができれば、かなりラクになれます。
とはいえ「これやって!」と言われて、「嫌です!」と真正面から断るのは微妙です。
上司が部下に仕事を与えること自体は、自然なことなので・・
すべて断ると、会社全体から無駄に「仕事をしない奴」のレッテルを貼られるかもしれないからです。
なので正面から断るのではなく、ひらひらと受け流すようなイメージのほうが有利です。
具体的には、どうすればいいの?
例えば押し付けられそうな時間帯に、あらかじめ仕事を入れておくとかですね。
例えば問題の上司の、さらに上司からあらかじめ仕事を受けて、時間を潰しておけば・・
権力的にも、問題の上司は仕事の押し付けが難しくなっていきます。
「いい人」で居るのをやめるというのも、有効な対策法です。
上司の言葉全てにイエスと言うような、いわゆる良い人で居てしまうと・・
仕事を押し付けたい人は、あなたに「押し付けていい人」のレッテルを貼りかねません。
そしてそれは押し付けを回避しようとするとき、強力に足を引っ張る要素になります。
と、このあたりはケースバイケースで、一概に言えないところなのですが・・
理不尽な押し付けが来てしまったとしても、その大部分をうまいこと回避する!
これができるよう工夫していくと、状況はかなり改善してくるのではと思います。
「逃げる」のは恥ずかしくない
いろいろ工夫しようとしたけど、理不尽な押し付けに対処しきれない・・
そんな場合は「逃げる」のが一番です。
仕事から逃げるのは、悪いことだ!
与えられたことをやろうとしないのは、無責任だ!
逃げようとすると、こういう価値観を押し付けられそうになるものですが・・
そもそも仕事の理不尽な押し付けは、上司ひとりから来ているわけではないです。
直接命令しているのは、その上司だったとしても・・
実はその上司に権力を与えている、会社組織そのものから来ていると考えられます。
そして個人が、会社組織そのものに真正面から対抗!なんて出来るわけがありません。
軍隊とか自然災害とか、そういう規模のものを相手にするようなイメージになり・・
個人の力では、努力とか根性とかに関わりなくどうしようもなかったりします。
なので、そういう相手から逃げてしまう!というのは全く恥ずかしくないことなのです。
しかし現実的に考えて、その会社だけから収入を得ている状況では・・
たとえば退職といった、そこから完全に離れるような選択肢を取りづらいのも事実です。
なので、例えばなのですが、
上の記事たちで解説しているように「ブログ運営」「投資」などで、第2・第3の収入源を確保すると、圧倒的に有利になれます。
始めてすぐに成果までをあげるのは、とても難しいのですが・・
理不尽な仕事を押し付けられたとき、いつでも逃げられる自由といったものを手に入れるには、それぞれトップクラスに有効な方法だと思います。
今回は理不尽に押し付けられた仕事の回避方法を解説してみました。