仕事で疲れたとき・・・
昼寝のあと、眠くなってしまったとき・・・
講義や授業があまりにもつまらないとき・・・・・・
ついつい、机の上に突っ伏して、寝てしまうことはありませんか?
私は、昔、講義がつまらないときに、けっこうやっていました(笑)
机に突っ伏して寝るのは、けっこう、気持ちがいいものです。
晴れた日の窓際で、日向ぼっこしながら眠るときなんかは、最高ですね・・!
しかしながら・・・机に突っ伏して寝る、という行動を、
現在の私は一切、やっていません。
突っ伏して寝てはいけない理由を、知ってしまったからです。
その理由とは・・・
「姿勢が崩れる」ことです。
机に突っ伏して寝るという行動は、
身体に大きなダメージを与えていく行動だったりするのです。
突っ伏して長時間寝てしまった直後、
なんとなく、身体がだるくなったりしませんか?
もしくは、身体のふしぶしが痛くなったりするかもしれません。
もしくは・・寝ているあいだ、「げっぷ」を連発してしまったり、ですね。
こういった症状は、すべてとまでは言いませんが、
大部分が、突っ伏して寝ることで「姿勢が崩れる」ことで起きているかもしれないのです。
「PhotoAC」より引用
机に突っ伏して寝るときは、だいたい、上のような体勢になりませんか?
実は、この体勢は・・・
「PhotoAC」より引用
上のような、スマホを見るときのような猫背姿勢を、
さらに丸めたようなものなんですね。
「超・スマホ猫背」というかんじです。
猫背は、横隔膜をやわらかくすると治ります、という記事でも触れているように、
猫背は肩こり、首こり、頭痛、場合によってはめまい、きつさ、息苦しさ・・といった、
いろいろな痛みや不調につながってしまいます。
そのため、机に突っ伏して寝ると、
ちょうど、姿勢が悪い時と同じダメージを、からだに与え続けてしまうんですね。。
しかも猫背は、長時間続けば続くほど、ダメージが大きくなってしまいます。
そして「寝る」ときは、1時間くらい、その姿勢のまま全く動かなくなることも多いと思います。
ということは・・「机に突っ伏して寝る」という状態は、
猫背姿勢を「長時間、固定する」という、
身体にものすごく大きなダメージを与えてしまうような行動だったりするのです。
突っ伏して寝たあと身体が痛くなる・・というのは、
こういう視点から考えると、実は、当然のことなのです。
姿勢によるダメージは「遅効性」のことが多いですので、
その場では特にダメージを感じなくても、あとから身体がきつくなってくる・・ということも多いです。
深い猫背になってしまうと、呼吸筋がちゃんと使えなくなってしまいますので、
突っ伏して寝ているときは、「深い鼻呼吸」ができなくなってしまうと思いますし・・
胃と食道をへだてる「横隔膜」が、ちゃんと使えない状態になりますので、
げっぷがたくさん出てしまったり、場合によっては逆流性食道炎のような状態になり、胸焼けのような症状がでるかもしれません。
・・・と、ついつい、やってしまいがちな、突っ伏し寝ですが、
実は、意外とまずい行動なのかもしれないのですね。
ここで説明したようなことを知ってからというもの、
私は、机に突っ伏して寝ることはなくなりました。
しかしながら、どうしても眠くなってしまうことはあると思います。
そういうときは、机に突っ伏して寝るくらいであれば、
「頬杖で寝る」ことをおすすめします。
「ぱくたそ」より引用
上のような体勢で、寝るわけですね。
頬杖の姿勢も、けっして良い姿勢とは言えないのですが・・・
机に突っ伏して寝るのに比べれば、遥かにましです。
加えるなら、猫背の状態を頬杖で支えるのではなく、
頭を後ろに、正しい位置に引いた状態で、それを頬杖で支えるほうがいいです。
理想を言えば、理想の姿勢のまま「瞑想」のように、目を閉じて眠るのがいいのですが・・
これは、とんでもなく難しいと思いますし、私もできません(笑)
・・・そもそも、机の上で寝なくていいように、
前日にちゃんと寝たり、日頃からちゃんと睡眠時間を確保したり・・
といったことのほうが、重要かもしれません。
「机に突っ伏して寝る」のは、実は、猫背による身体へのダメージを受け続けてしまう、
リスキーな寝方だったりします。
突っ伏して寝ることが多いのであれば、それ以外の姿勢で寝るか、
もしくは寝てしまわずに済むよう生活リズムを整える・・といったことを、
模索してみてはいかがでしょうか。