ソファーに「沈み込む」と・・猫背も肩こりも腰痛も起きやすくなる


ソファー

夜、仕事から、疲れて帰ってきて・・・

 

「あー、今日も疲れた!」

 

家のソファーに、ドサー!っと、腰を下ろす・・・

 

・・・私も以前は、よくやっていた行動なので、よくわかるのですが、
やわらかいソファーにからだを投げ出し、沈み込むのは、とても気持ちがいいものです。

 

ソファーは、椅子の一種ではあるのですが、とてもやわらかいものが多く、
「椅子」と「ベッド」の中間のような性質があると思います。

そのため、パソコンチェアーなどと比べると、
とても「リラックスできる椅子だ」と、感じられる方も多いのではないでしょうか。

 

実際、ソファーに腰掛けた状態で、バリバリに仕事をすることは少ないと思います。

ソファーでは、ゆったりとくつろいでテレビを見たり、
お茶を飲みながら、雑誌を眺めたり・・といった、
「リラックス系」の行動が多くなるのではないでしょうか。

実際、ソファーに腰掛けると、そのまま眠ってしまう・・という方も、少なくないはずです。

 

ソファー自体は、べつに、悪い道具というわけでもないのですが・・・

座り方を間違えると、

「猫背」

「肩こり」

「腰痛」

「頭痛」

・・・といったものを、フルセットで引き起こしてしまう、
かなりまずい道具となってしまいます。

 

そのため、ソファーはそもそも使わないか、
使うのであれば、「座り方」や「ソファーの材質」といったところに、
かなりの工夫をしないと、なかなか身体にダメージを与えにくい座り方には、なってくれないと思います。

以下、その方法をお伝えしていきます。

からだを壊さない、「ソファーの座り方」と「ソファー選び」

まず、からだを壊してしまう、ソファーの座り方なのですが・・・

タイトルにもある通り、ソファーに「沈み込む」座り方です。

ソファー猫背女性のイラスト

上の画像のような感じですね。

やわらかいソファーに沈み込んだうえで、テレビを見たり、スマートフォンを操作しようとするときなどに、
こういった姿勢になってしまうことが多いのではないでしょうか。

 

この姿勢を「良い姿勢だ」と感じられる方は、
おそらく、いらっしゃらないのではないか、と思いますが・・・

見た目てきに良くないだけではなく、
この「深い猫背」の形は、身体に負担をかけ続け、
肩こり、腰痛、加えて頭痛、めまい・・など、あらゆる身体の不調を引き起こしかねない、
とても悪い形なのです。

 

と、言いましたが・・・

「いや、ソファーに沈み込んで、上の画像のような形になると、身体がとても楽になる!」

と、思われる方がいらっしゃるのではないか、と思います。

 

実は、上のような、ソファーに沈み込んだ姿勢は、
「短時間だけ」であれば、ラクだと感じる姿勢だったりするのです。

姿勢が悪いことによる、身体へのダメージは、
実は「遅効性」です。

そして、ソファーに沈み込んだ姿勢だと、
一時的に、姿勢を維持するための筋肉を休めることができます。

そのため一時的に、からだが「ラクだ」と感じるのです。

 

しかし・・感覚的にはラクだと感じても、
丸まってしまった姿勢は着実に、身体にダメージを溜めていきます。

結果・・・1時間後や2時間後に、首・肩・腰といった場所が固まってしまい、
肩こりや腰痛を含む、さまざまな症状を引き起こしてしまうのです。

 

このように、ソファーに「沈み込む」ことによる姿勢の崩れや、身体へのダメージを防ぐためには・・・

身体が沈み込まないように、工夫するしかないです。

 

具体的には・・沈み込まないよう、体幹の力や、呼吸によって、姿勢を維持するのも重要なのですが・・これはなかなか難しいです。

 

そのため、かんたんな解決法としては、
そもそも「硬めのソファー」を買うか、硬めのソファーに買い換える、というものがあります。

ソファーは高価なものなので、できるだけ低コストで解決したいのであれば、
クッションなどをうまく配置して、骨盤が沈み込まないよう・沈み込まないようにセッティングするのがいいと思います。
(詳しい方法は、ソファーまわりの環境などによって変わってきてしまうので、ここでは割愛します)

ソファーへの「沈み込み」と、「骨盤の後傾」は、ほぼセットで起きてきますので、
骨盤の後ろにうまくクッションを置き、骨盤の後傾を防ぐのが、すぐにできるいちばん現実的な方法かもしれません。

やわらかいソファーは、「日本人」に向かない!

しかし・・・それなら、そもそもなぜ、姿勢を崩してしまうような、やわらかいソファーが売られているのでしょうか??

やわらかいソファーがそんなに悪いんだったら、
それがふつうに市販されているのは、納得がいかない・・というのは、
ごもっともな意見だと思います。

 

実は、やわらかいソファーは、
アメリカ人、ヨーロッパの人など、「欧米人」にあわせて作られた道具なのです。

 

日本人に猫背が多い、とは、よく言われることなのですが、
実は日本人は、世界的に見ても特に、
からだが丸まったり、縮んだりしやすい、
「屈筋民族」であることが知られています。

 

対して欧米人は、「伸筋民族」と言われており、
崩れるときには、「伸びすぎ」たり「反りすぎ」たりすることが多いのです。

 

兵隊姿勢

書籍「腰痛を治すからだの使い方」より引用

 

上のような姿勢は、一見、良い姿勢のように見えるかもしれませんが・・

実は、反り返ってしまった、悪い姿勢なのです。。

そして欧米人は、背筋などからだを「伸ばす」筋肉が固まりやすく、
猫背になりがちな日本人とは対極的に、「反る」不良姿勢になりやすい、ということがわかっています。

 

ここで、ソファーの話題に戻るのですが・・・

やわらかいソファーは、沈み込んでしまうことにより、強力にからだを「丸めて」しまうのですが・・・

もともと「反る」方向に崩れやすい欧米人にとっては、
多少、「丸まる」方向に崩されてしまっても、あまり大きな問題にはならないのです。

場合によっては、バランスがとれてむしろ良い姿勢になれる場合さえあると思います。

 

しかしながら・・・もともと猫背になりやすい、「丸まる」民族である日本人が、
「丸まる道具」である、やわらかいソファーを使うと・・・

それはもう、極端な猫背になっていってしまうわけです。

 

日本人が道具を選ぶときには、
「屈筋民族である」という、からだの特性を理解したうえで、
道具を選ばなければなりません。

そのため、やわらかいソファーは日本人にはあまり向かないと言え、
使うのであれば、クッションで骨盤後傾を防ぐなど、
弱点をフォローするための工夫が必要になってくるのです。

「屈筋民族」の特徴を理解し、ソファーとうまくつきあっていこう!

このように・・ソファーという道具は、欧米人であれば、
特になにも考えずに使っても、さほど大きな問題にならない道具なのですが・・・

屈筋民族たるわれわれ、日本人が使うのであれば、
主に、からだが「丸まりすぎない」ように、かなりの工夫をして使わないと、
からだを壊してしまうような道具になってしまいます。

 

とはいえ結局は、どんな道具も、使い方次第であり、
この記事でお伝えしたようなことを踏まえて、じゅうぶんに工夫をして使えば、
リラックスできるソファーは、家での、テレビの前などでのひとときを、
より快適なものにしてくれるかもしれません。

 

もし、ソファーを使われるのであれば、
からだ沈み込まないよう、いろいろと注意・工夫をして使われることをおすすめします。


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