猫背姿勢が、腹痛や便秘・下痢などおなかのトラブルの原因かもしれません


水のイメージ

猫背になればなるほど、おなかが縮んでしまい、
腹痛や、便秘、下痢などなど、いろいろなおなかのトラブルの原因になる可能性があります。

 

猫背とは、下の画像のような姿勢のことですね。

 

椅子でスマホ猫背の女性

PhotoACより引用

 

上の画像は、さすがに極端な猫背状態ではあるのですが・・・

もしよければご自身でも、いちど、上のような姿勢を再現されてみてください。

 

どうでしょうか。「おなかが縮む」ことが、自覚できますでしょうか。

 

おなかの中の、胃や腸などの臓器がある空間のことを、「腹腔」というのですが・・・

実際、上のような姿勢になると、「腹腔」はつぶれて狭くなってしまいます。

 

上の画像は、スマートフォンをいじっている人が猫背になっているような状態なのですが、
たとえばパソコンをいじっているとき、本を読んでいるとき、
もしくは重いものを持ち上げるとき・・といったときに、人間は猫背になりやすいものです。

 

何かをしているときだけではありません。
何もせずただ立っているとき、座っているときでも、猫背になってしまうことは多いと思います。

 

そして、1日に何時間も、猫背の状態であり続けるということは、
何時間も、腹腔が潰れた状態が続く・・・ということなのです。

 

内臓のイメージ

Windows用アプリケーション「ヒューマン・アナトミー・アトラス」より引用

 

上の画像は、おなかにある臓器をあらわしたものです。

 

胃、腸、肝臓など、いろいろな臓器があるのですが・・・
猫背になると、腹腔がつぶれてしまいますので、これら臓器がすべて潰された状態が続いてしまいます。

 

胃や腸といった臓器に、重さを支える機能はありませんので、
これはなかなかハードな状況です。

 

潰れたからといってかならずしも一概に、機能が落ちたり、痛みが発生したりするとは言えないのですが・・・

潰れる力がかかっていないフリーな状態と比べると、
例えば潰された状態のホースは、潰されていないホースよりも水の流れが悪くなるように、
腸の中を流れる食べ物の、流れが悪くなってしまう可能性はあると思われます。

腸は、平滑筋という筋肉で食べ物を送っていますので、その機能も落ちてしまうかもしれません。

そして腸の機能が落ちれば当然、便秘になってしまう可能性は上がります。

 

便秘になってしまった場合、溜まってしまった便の上流は下痢のような状態になりますので、
下痢もいっしょに起こしてしまうかもしれません。

そうでなくても、食べ物をただしく腸にとどめたり、水分を吸収したりする機能が落ちれば、
やはり下痢を起こしてしまうでしょう。

 

そして・・・腸の平滑筋が正しく働けず、肩こりのように固まってしまったり、
もしくは臓器が潰される力が、長く続きすぎて負担が強くなりすぎたりしたら・・・

腹痛が起きてしまう可能性もあるでしょう。

 

 

おなかには、臓器以外にも、筋肉があります。

 

内腹斜筋・腹横筋の画像

Windows用アプリケーション「ヒューマン・アナトミー・アトラス」より引用

 

たとえば上の画像は、腹腔を覆う「腹横筋」や「腹斜筋」といった筋肉たちで、
こういう筋肉が、おなかが縮まないように支えているのですが・・・

猫背になってしまえば、こういったおなかの筋肉たちも、潰れてしまった状態が続きます。

 

こういったおなかの筋肉には、本来は、臓器が潰れないように支えるような機能があるのですが・・

筋肉は、極端に潰れてしまった状態では、正しく働くことはできません。

そのため強い猫背の状態が続くと、働けない状態が続いたおなかの筋肉たちは、
肩こりのように強く固まっていき・・やがては、痛みを引き起こす可能性があるのです。

 

すべての場合でそうだとは言えないものの・・・
このように、猫背姿勢が、腹痛や便秘・下痢などおなかのトラブルとなっている場合は少なくないと考えられます。

 

それでは、縮んでしまうおなかを伸ばして、潰れてしまうのを防ぐためには、
どんなことに気をつければいいのでしょうか?

 

この記事で、すべてを語り尽くすのはとても無理なのですが・・・

まずは、「おなかを伸ばして生活する」ことを意識するだけでも、だいぶ違ってくると思います。

 

スマートフォンをいじっているときなど、極端におなかが縮んだ状態で生活してしまうことは、けっこうあると思います。

そんなとき・・・縮みすぎているおなかに気がついたら、適度に伸ばす・・ということを、繰り返しましょう。

 

注意点としては、おなかを伸ばすとき、後ろに反り返っていかないようにしてください。

おなかは「縦に伸ばす」意識をすると、うまくいくかもしれません。

 

今回は、猫背姿勢と、腹痛や便秘との関係についてお話ししてみました。


ページの先頭へ