働いたら負けって、実は正しかったよね

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ぐうたらしてる人のイラスト

「働いたら負け」

この言葉、2000年代の最初のほうに流行りましたよね。

今でも、あのインタービューされているニートの画像が思い浮かぶ人は多いはずです・・

 

そして働いたら負けという意見は当時、めちゃくちゃに叩かれたものです。

働いたら負け?そんなわけないだろ!働いてない奴こそ負け組だ!

テレビもネットもそう染まっていたのを、私はリアルタイムで見ていました。

 

しかし、あれから長い時間が経った現在でも・・

「働いたら負け」というワードはけっこう、検索されていたりします。

 

見どころのないアホらしい言葉なら、すぐに忘れられてしまうはずです。

しかし20年以上が経った今も、多くの人の頭に残っているということは・・

「働いたら負け」って、実は正しかったのでは?

こう思っている・思うようになった人が多いのでは・・と感じています。

 

実は私自身、あれからいろいろ経験し、そう思うようになった1人だったりします。

なのでこの記事では、働いたら負けは正しかったのか?

ここをじっくりと解説していきます。

限界を越えて働いたら負け

働くすべての人が負け!ということは、あり得ません。

たとえば、将来の夢を叶えるためこの仕事をやる!と自分で決断し、日々努力しているような人が・・

働いている時点で負け組だ!なんて視点は、さすがにナシだと思います。

 

しかし、働いている人たちの中でも・・

働いたら負け、と言わざるを得ないような「条件」を満たしていることがあります。

働くことでそんな状況になってしまうなら、いっそ働かないほうが勝ちだ!みたいな条件ですね。

 

それって、どんな条件?

まず思いつくのが、「限界を越えて働いている」ということです。

  • 限界を超える長時間労働で、病気になってしまった
  • 上司の暴言を我慢しすぎて、メンタルを壊されてしまった
  • 無理なレベルの責任に対応しようとして、疲れ果ててしまった

具体的には、こんな感じですね。

 

限界を越えるまで働いてしまうと、壊れるのは「心と体」という、いちばん大事なものです。

そして働いて得られるものは、「お金」「社会的評価」あたりがメインになってきます。

 

もちろん、何が重要か?は人それぞれで、時と場合にもよるでしょう。

しかし「心と体」をすり減らしながらも、「お金と社会的評価」を得るために限界突破する・・

この選択は「働かない」という選択と比べ、負け、と言わざるを得ない感じがします。

目的なしに働いたら負け

何のために働くか?を考えず、ただただみんなが働いてるから働く・・

こんな感じで「目的なしに」働いているなら、それは負けなのかもしれません。

 

人が仕事をする目的を、いくつか挙げてみると・・

  • 生活費を稼ぐため
  • 出世し社会的な立場を上げるため
  • 仕事を楽しみ、満足感を得るため
  • 今後のために必要なスキルを得るため
  • 結婚相手を見つけるため

こんな感じになると思われ、それぞれ立派な目的だと言えるでしょう。

 

そして、どんな目的で仕事をするか?は人それぞれです。

他人が、そんなことのために仕事するなんてアホらしい!と思ったとて・・

本人がそのために仕事をする!と納得しているなら、それでいいわけですね。

 

しかしそういった目的を持たず、ただただ惰性で働いている場合・・

仕事は「働いたら負け」と言えてしまうような、意味のないものになるかもしれません。

 

たとえば、ただただ会社や上司を肥え太らせるための駒になっているような状況です。

目的を持たずに仕事していると、いつの間にかそういったことになりがちなのですが・・

 

大事な時間を、ただただ大切でもない他人のために捧げ続けてしまっている。。

そういった状況は「負け」と言わざるを得ないのではと感じてしまいます。

他人の評価のために働いたら負け

世の中には「働かない人は負け」という価値観があります。

 

これはもう実際に社会に生きていれば、誰でも実感できるところだと思います。

その価値観が正しいかどうか?は、また別として・・

働いていない人への風当たりは、まあ強いのが現実ですよね。

 

そして、そういった他人の評価のためだけに働いている場合・・

それはもう、働いたら負け!と言えてしまうでしょう。

なぜなら、普通は他人の評価に価値なんて無いからです。

 

多くの他人から「働かないのは負けだから、働いてないおまえは負けだ」と思われたとして・・

ぶっちゃけ無視してしまえば、なんの影響もありません。

言ってしまえば、ただの雑音ですよね。

 

逆に「よしよし、ちゃんと働いてるな。おまえは勝ち組だぞ」とか他人から思われとしても・・

やっぱり、そこに何か価値が生まれるものでもありません。

赤の他人に認められたからといって、何が有利になるわけでもありませんよね。

 

他人の評価を気にしてしまうことは、けっこう多いもので・・

気にすることそのものを全否定するつもりは、私にはありません。

 

しかし他人の評価に依存し、そのために「仕事」という形で人生の大部分を捧げるというのは・・

これはもう、負けと言うのも仕方がない・・と感じてしまいます。

「やらないもの勝ち」の環境では、働いたら負け

世の中には「やらないもの勝ち」の仕事環境というものがあります。

そしてやらないもの勝ちの環境も、定番の「働いたら負け」環境になってきます。

 

やらないもの勝ちの仕事環境については、

仕事ってぶっちゃけ、やらないもの勝ちなの?真面目にやる人が損をするのが現実なの?ここを考察していきます。

上の記事で詳しく解説しているのですが・・

つまりは、仕事をしない人が得をするような環境ということです。

 

具体的には、

  • 仕事をやらない人に、何のペナルティも無い
  • 高い成果を挙げても、何のリターンも与えられない
  • やらない人のぶんの仕事は、すべて真面目な人に丸投げされる

こんな感じですね。

 

そういった職場では、時間をダラダラ過ごして給料をもらうほうが得!となってしまいます。

そして逆に、がんばって成果を出しても報われないどころか、おいしく利用されてしまうだけなので・・

真面目に必死にがんばるのは損!となってしまいます。

 

そして残念ながら、やらないもの勝ちの職場は日本に多いものです。

なのでこういう会社の中に居ながら、周りに成果を吸われながら、ギリギリまで頑張ってしまっている・・

これも典型的な「働いたら負け」パターンと言えるでしょう。

バランスよく働くのは、負けではない

働いたら負けは、正しかった!

そう言えるような要素を、いろいろ挙げてきたのですが・・

働いたら負けと「言えない」ようなケースも、もちろんあります。

 

例えばバランスよく、真っ当に働いている場合、これは負けとは言えません。

つまり、

  • 無理をせず、節度ある労働ができている
  • 何のために仕事をしているか?がはっきりしている
  • 仕事とプライベートのバランスがとれている

こんな感じで働けているということですね。

 

バランスよく働けていれば、仕事は生きていくためのお金を生んでくれますし・・

楽しさとか充実感とか、生きがいとかいったものさえ得られることも多いです。

さらには友人とか結婚相手とか、そういった豊かな人間関係が仕事から生まれることもありますね。

 

そしてこんなふうに仕事をうまく活かして、人生をさらに充実させているような人が・・

「負け」というのはぶっちゃけ、あり得ないでしょう。

 

なので働いたら負けは、絶対的に正しかった!なんてことはもちろん無く・・

条件によっては、働いたら負けになってしまうこともある!

働いたら負けか?をちゃんと考えると、こんな感じになってくると思います。

働いたら負け、が認められる「時代」がきた

働いたら負けは正しかった、と言えるようなケースがある!

というのは、ここまでにお話ししてきた通りなのですが・・

昔は「働いたら負け」なんてあり得なかった、というのもまた事実だと感じます。

 

昔というのは「働いたら負け」が流行った、2000年代初頭のころですね。

私自身、その時代には子どもと言えるような年齢で・・

そこからしばらく経って、やっと社会に出て働き始めた、くらいの年代です。

 

そしてその頃は、この記事を書いている現在とは、価値観がだいぶ違っていたと覚えています。

ざっくり言い切ってしまうと、働いていて当たり前、働かないヤツは悪!みたいな価値観ですね。

その時代に生きていた人なら、おそらくこれを感じていたのではないか?と思います。

 

あの時代は、労働こそ正義!という感じでしたし・・

長時間労働とか残業とかもルールが緩く、残業すればするほど偉い!みたいな感じでした。

そして働かない人は「ニート」とひと括りにされ、ダメな奴らの象徴みたいに扱われていました。

なので「働いたら負け」なんて論外!ダメ!絶対悪!と認められなかったわけですね。

 

なぜそんな価値観だったか?の理由は、いろいろでしょうが・・

個人的には、そういう価値観を作ると国や会社・・つまり「管理者」にとって都合がいいから、という感じがします。

なので学校とか会社とか、影響力を持てるところでそういう考え方を浸透させていったのかな・・と勝手に思っています。

 

しかし時代は代わり、現代では・・

なんというか、価値観が多様化してきている感じがします。

俺の考え方もアリだし、あなたの考え方も認めるし、他の考え方もあってもいいよね、みたいな感じですね。

 

なので働くか?働かないか?の考え方も多様化していて・・

自己責任で生きてさえいるなら、働いていようがいなかろうが、別にどっちでもいいじゃん!

こんな考えが主流になり、それが「働いたら負けは正しかった」と言えるケースが出てきた原因かも、と思います。

 

 

今回は働いたら負け!は正しかったのか?を考察してみました。

運営者:りふりーびと

 

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「理不尽な仕事から自由になる」を目指し試行錯誤を続ける人です。

ブラック病院勤務でボロボロにされた経験から、そこを目指すようになりました。

「転職と副業」を追求した結果、すでにある程度は達成済み。

理不尽な仕事から抜け出す方法を発信するため、このブログを運営中。

【年齢・性別】30歳台後半、男性

【本業】
◇現在:フリーランス
◇元:ブラック病院の下っ端医療職

【副業】
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◇姿勢改善で頭痛が治った経験あり
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