ブログを始めるときは、ドメイン取得が必要です。
そして、ドメインを取得しよう!としたとき・・
どこで取得するか?は迷いどころです。
ドメインは「レジストラ」という、登録代行業者を通して登録するもので・・
そしてレジストラには、いろいろな会社があります。
なので、どのレジストラを選べばいいの?と考えることになります。
私自身、この記事を書いている3年ほど前にブログを始め・・
始めるときにレジストラを選び、ドメインを登録しました。
なのでこの記事では、ドメインレジストラはどこを選べばいい?
選び方はある?気をつけるべきポイントは?
といったところを解説していきます。
目次
「ICANN認定レジストラ」を選ぶ
ドメインはどこで登録する?を考えるとき・・
まず、外してはいけないポイントがあります。
レジストラは「ICANN認定レジストラ」を選ぶ、ということです。
「ICANN(アイキャン)」とは?
ICANNはアメリカにある、世界中で使われているドメインのほとんどを管理している会社です。
なのでブロガーをやるならほとんどの場合で、ICANNのお世話になる・・という超!重要組織ですね。
そしてICANNには、レジストラを「認定」する仕組みがあります。
この認定を受けるためには、そのレジストラ会社が・・
- 社会的信用
- 資本力
- 技術力やセキュリティレベルの高さ
といった、いろいろな基準を満たす必要があります。
なので認定を受けているレジストラは会社として、基準を満たすレベルに達していると言えるのです。
そしてICANN認定レジストラは、ICANNと直接の契約関係にある「直系」のレジストラとも言えます。
そして認定が無い事業者は、厳密には「リセラ(再販業者)」となり・・
直接ドメインを取り扱うというよりは、直系レジストラからドメインを得て再販する、みたいな役割となってきます。
このあたりは事情が複雑で、一概に言い切ってしまうのが難しいのですが・・
少なくともICANN認定レジストラは、ICANNが「信用できる会社」として認定している!
ここは間違いないと言えます。
そして日本には、認定を受けているレジストラと受けていないレジストラがあります。
もちろん選択は個人の自由ですし、ICANN認定以外にも要素はいろいろありますので、一概に言えませんが・・
私だったら、ここは認定されているドメインを選ぶほうが無難だな、と感じます。
レジストラを選ぶときは、「信用力」がいちばん大事です。
ブログを運営していくうえで、いちばん怖いのは「ドメインを失う」ことで・・
ドメインを失うと、これまでに積み上げてきたブログへの努力といったものが、すべてパーになってしまいます。
なのでこの「信用力」がすこしでも高い会社を選ぶ!という意味でも・・
ドメインは、ICANN認定レジストラで登録しておく!
というのは、大きな間違いのない方針なのではと思います。
ICANN認定レジストラって、具体的にどこ?
では・・具体的に、どんなICANN認定レジストラがあるの?
この記事を書いている時点で、日本には「19社」の認定レジストラがあります。
ICANNの公式サイトに載っている通りですね。
とはいえ、ブロガーがドメイン登録に使えるレジストラは、この全てではないです。
企業向けに特化して事業展開していたり、そもそもドメイン管理がメイン事業じゃなかったりしますので・・
もちろんそういった会社は、個人ブログのドメイン管理には使えないです。
そして「ICANNに認定されていること」以外にも、レジストラを選ぶときの注目ポイントはあります。
以下、そこも解説してみます。
ICANN認定であること「以外」の注目点は?
自分がドメインを預ける、ベストな一社を選びたい!という状況では・・
ICANN認定だけではなく、他にもいろいろな要素を検討したいところです。
レジストラ選びを考えるときには、いろいろな要素があります。
そしてその中でも、ここだけは絶対に外せない!と思う注目ポイントが・・
「ドメインをちゃんと守れるか?」です。
上にもすこし書きましたが、ドメインというのは「ブログそのもの」と言えるくらい大事なもので・・
これを失うというのは、ブログ自体を失うことに匹敵します。
それはもう、数年の努力が水の泡になるようなことですので・・絶対に防ぎたいところですよね。
なので、いつのまにか第三者にドメインを乗っ取られたりしないか?
それを防げる程度に、信用のおける会社なのか?
ここが、最優先で検討したいポイントになります。
検討するポイントとして、具体的には・・
- ドメイン運営会社としての、しっかりした「歴史」がある
- 国内企業、もしくは日本語でやりとりできる
- サポート対応が十分
このあたりを見ておきたいところです。
逆に言えば、たとえばドメイン取得の「料金が安いか?」とか、
もしくは操作のインターフェースが使いやすいか?とか・・
正直、そのあたりは二の次なのです。
もちろんICANN認定を受けている時点で、ある程度の信用は期待できます。
しかしレジストラを選ぶときは、さらに厳しい目で「信用力」を中心に、検討していくのがおすすめです。
以下、そういった視点で「ICANN認定レジストラ」の中から、特におすすめの会社を紹介していきます。
おすすめレジストラ①:お名前.com
ICANN認定レジストラの中で、いちばんおすすめなのが「お名前.com」です。
お名前.comはまず、
ICANN公式ページにあるように、ICANN認定レジストラのひとつです。
そしてそれ以外にも、いちばん大事な「ドメインの信用度」まわりに関して、いくつもの長所があります。
並べていくと・・
②:運営母体が「大企業」
③:サポート体制が手厚い
という感じですね。
①:お名前.comは「老舗」
お名前.comは、1990年代にサービス開始されたとのことで・・
つまり20年以上も前からある「老舗」レジストラです。
そしてこの運営期間は国内のレジストラの中で、トップクラスです。
そしてそれだけのあいだ、会社として続いているということは・・
それだけ長いあいだ淘汰されることなく、ドメイン管理事業を続けてきたということです。
つまりそれだけのあいだ続けられる、事業としての安定性があるということですね。
ドメインレジストラというビジネスは、激戦区のようで・・
いつのまにか消えてしまう会社も、けっこうあります。
なのでその中で20年以上ものあいだ、事業者としてやって来れている。
これだけでも「信用」において、それなりの担保はされるのでは・・と思います。
②:お名前.comは、運営母体が「大企業」
お名前.comの運営母体は、「GMOインターネット」です。
GMOインターネットはおそらく、知っている方も多いでしょう。
GMOインターネットの企業情報は、ここから見ることができますが・・
- 設立1991年の老舗企業
- 資本金50億円
- 上場していて各地に支社がある
という歴史ある、文句なしの巨大企業です。
そして大企業が運営しているというのは、それだけである程度の信用につながります。
もちろん大企業が良い!中小企業は微妙!とか言いたいわけではないのですが・・
一般的には大企業のほうが「安定している」ものです。
そしてドメイン管理組織に、一番に求めたいものは「安定」です。
なのでGMOインターネットほどの、大きな会社が運営している!
ここはお名前.comを選ぶ、強力な理由になってきます。
③:お名前.comは「サポート体制」に優れる
お名前.comは「サポート体制」がなかなか優秀です。
まずGMOインターネットは日本の企業で、普通に日本人が運営しています。
なのでサポート対応してくれるのも、基本的に日本人です。
そして対応が日本人だった場合はもちろん、100%日本語が通じます。
当たり前じゃないか?と、もしかしたら思われるかもしれません。
しかしドメインレジストラには、海外系企業も多いものです。
その場合はサポート対応も、英語や中国語ベースになってしまうことがあります。
もしくは日本語に対応するとしても、カタコトで、日本人相談員よりはるかに相談しにくい・・となるかもしれません。
なので、ちゃんと日本人が日本語対応してくれる!というのは、意外にメリットだったりするのです。
さらにお名前.comは、サポートそのものの手厚さも優れています。
ここはもちろん、感じ方に個人差があるとは思いますが・・
私がブログ始めたばかりの頃に行き詰まって、サポートにメール相談したときは、かなり親切な返信が返ってきていました。
もちろん100%完璧な日本語で、ですね。
特にブログを始めたばかりで右も左もわからない頃は、サポートのお世話になることも多いです。
なので、ここがしっかりしている!というのも魅力的なメリットになってきます。
「デメリット」もあるけれど・・
ここまで、お名前.comのメリットを紹介してきましたが・・
お名前.comには正直、デメリットも結構あります。
第一に、セールスメールが多いです。
特に「ドメインプロテクション」というサービスに加入していないと、そのセールスのメールが1日何通も来たりしますね。
セールスメールは邪魔ですし、多すぎるとうんざりしてしまいます。
なのでここは正直、お名前.comに改善をお願いしたいところです・・笑
しかし管理画面から、メールが来ないように設定することはできます。
そしてメールサービス側で、セールスメールを弾くよう設定することもできます。
つまり「何とかなる」ところなので、私はここは大きなデメリットとは感じなかったです。
もうひとつ、お名前.comには・・
Whois情報公開代行を最初にオンにしないと、有料になってしまう
というデメリットもあります。
Whois情報というのは、ブログ運営者の情報のことで・・
Whois情報検索ページといったところから、簡単に見ることができるものです。
公開が義務づけられているので、ドメインを取得するなら公開しなければいけないんですね。
そしてWhois情報には名前、住所、電話番号といったものまで含まれるので・・
そのままだと個人情報を、全世界にバラ撒くことになってしまいます。
もちろん、ほとんどの人がそれは嫌だと思います。。
そしてお名前.comといったレジストラで、「Whois情報公開代行」というものをオンにしておくと・・
このWhois情報に「レジストラの情報」を表示してくれるようになり、身バレの心配がなくなります。
Whois情報公開代行というのは、そのためのサービスですね。
しかしお名前.comはこの機能を、最初のドメイン契約時にオンにしておけば無料になるのですが・・
これを間違えてオフにしておいて、後からオンにしようとすると、その後ずっと月額が掛かるという、初見殺しの罠があるのです。。
値段は年1,000円程度と高くはないものの、ここにハマってしまうと正直、無駄なコストを払い続けることになります。。
ネットで調べればおそらく、お名前.comのこの罠を叩く記事は、山ほど出てくると思います。
Whois情報公開代行はほとんどのレジストラで、いつ契約しても無料ですので・・
ここははっきりと、お名前.comの短所と言えます。
しかしここはドメイン取得時に、間違いなく「オン」にしておけば問題ないところです。
私自身、この情報はあらかじめ知っていましたので、この罠に掛かることはありませんでした。
そして数年運営した現在も、特に問題は起きていません。
なので私自身、ここも「何とかなる」ところだと思います。
と、お名前.comには正直、デメリットもいくつかあります。
しかしドメインレジストラ選びでいちばん重視するべきは、間違いなく信用性だと思います。
そして信用性に関して、お名前.comはかなり優秀だと思いますので・・
ドメインはどこで契約しよう?と考えたときの、有力な選択肢になると思います。
私自身、ドメインはお名前.comで取得しています。
おすすめレジストラ②:スタードメイン
「スタードメイン」も、ICANN認定レジストラのひとつです。
このNetowl(ネットオウル)というのが、スタードメインの運営会社ですね。
株式会社ネットオウルの会社概要は、このページから見ることができますが・・
挙げてみると、
- 設立は2009年
- 資本金9,000万円
- 非上場
とのことで企業の規模としては、お名前.comのGMOインターネットよりかなり小さくはなります。
しかしスタードメインは、悪い評判も調べた限りではあまり無く・・
ドメインの価格も安めですし、管理画面もお名前.comよりは使いやすいです。
お名前.comのデメリットで挙げた「セールスメール問題」「Whois情報公開代行問題」も、スタードメインでは大丈夫のようですね。
老舗度では圧倒的にお名前.comなのですが、お名前.comには正直、老舗ならではの古臭さみたいなものはあります。
具体的には、管理画面が前時代的なインターフェースで使いにくい・・とかですね。
その点、「真新しさ」においてはスタードメインのほうが優れています。
なのでICANN認定レジストラの中で、お名前.com以外から選びたい!
お名前.comの古い感じが嫌なので、もっとフレッシュな印象のレジストラにしたい!
そんな場合はスタードメインも、良い選択肢になるのでは・・と思います。
ICANN認定の中で、おすすめのレジストラは上記2つとなります。
ICANN認定で個人ブロガーが使えるレジストラは、他にもいくつかはあるのですが・・
これら以外は正直、ブロガーたちの間で「定番」とはなっていない会社ばかりでした。
なので信用度が期待できる、ICANN認定ドメインレジストラから選んでおきたい!
そんな場合は「お名前.com」もしくは「スタードメイン」から選んで、大きな間違いにはならいのでは・・と思います。
ICANN認定「以外」のレジストラは、どうなの?
ここまでは、私が大事!と思う「ICANN認定」があるレジストラを紹介してきましたが・・
じゃあ、ICANN認定「以外」で、良いレジストラは無いの?
と思われるかもしれません。
なのでICANN認定ではないけれど、ブロガーたちの間でよく使われているドメインも紹介してみます。
これらはブロガーたちの間でもよく使われている、定番のレジストラです。
とはいえ上でも少し書いたように、これらの会社は直接のドメインレジストラと言うよりも・・
レジストラからドメインを購入し再販する、「リセラ(再販業者)」としての色が強くなります。
そういう事情もあって、ICANN認定レジストラのほうが「信用度」が高いことは、やっぱり見込めると思います。
しかしICANN認定だけが全てではなく、他の要素も含め考えていくなら・・
検討してもいい選択肢になるのでは、と思います。
この記事では「独自ドメインは、どのレジストラで取得する?」をテーマにお話ししてみました。