退職を伝えるのが早すぎるとヤバい?半年前はダメ?

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退職する年配サラリーマン

いまの会社から、退職することを決めた。

そのために、退職を上司や会社に伝えることも決めた。

けど・・退職を伝えるのが早すぎると、ヤバい?

 

退職を伝えるのは辞めるサラリーマンにとって、一大イベントです。

私自身、前職を辞めるとき上司たちに伝えたものですが・・

まあ、かなり緊張する、気を使う一日になりますよね。

 

さらに退職を決めたら、退職を「いつ」伝えるか?も決めなければいけません。

そして退職を伝えるのは、できるだけ早いほうがいい!と言われているものなので・・

真面目な人であればあるほど、退職を伝えるのが「早すぎ」になりがちです。

 

退職をいつ伝えるのがベストか?に、決まりはありません。

そして伝えるのが「遅すぎる」場合も、怒られたりとデメリットがありますが・・

早すぎる場合にも早すぎるなりの、悪い点がいろいろあったりします。

 

なのでこの記事では、退職を伝えるのが早すぎるとどんなデメリットがある?

具体的に、どのくらい早いと「早すぎ」になるの?

ここを解説していきます。

早すぎると、会社での扱いが悪くなる

会社での扱いが悪くなる可能性がある・・

これが退職を伝えるのが早すぎるときの、いちばんのデメリットです。

 

会社は「ずっとその会社でやっていく人」を重宝します。

もっともっと頑張って、会社に貢献していきたい!

この会社で最後まで働きたい!骨を埋めたい!

そう言うような人たちを、優遇するものですよね。

 

そして逆に「その会社からすぐ居なくなる人」の扱いは、悪くなりがちです。

辞めてしまう人は「どうせ辞める人」みたいなレッテルを貼られ・・

どうせ辞めてしまうんだから、無茶な仕事を押し付けてやれ!みたいな扱いを受けかねません。

 

ちょっと扱いが悪くなるくらいなら、まだ良いのですが・・

ブラックパワハラ企業だと、まず間違いなく、パワハラがさらに苛烈になるでしょう。

「辞めるだと?そんな裏切り者は退職前に潰してしまえ!」みたいな感じですね。

 

そして、退職を伝えるタイミングが早すぎると・・

そういった悪い扱いに耐える時間が長くなることになります。

「退職を伝えてから、実際に退職するまでの時間」が長くなってしまうからですね。

 

そしてもちろんそれは、人によっては耐え難いほどのデメリットになるでしょう。

なので退職を伝えるのは、あまり早すぎにはしないほうが有利です。

早すぎると、引き止めリスクが上がる

引き止めリスク」が、上がってしまう・・

これも退職を伝えるのが早すぎるときの、デメリットです。

 

退職しようとすると、引き止められることは多いです。

会社の都合としては、社員が辞めるのは「戦力ダウン」につながりますので・・

そうならないよう、可能なら退職をキャンセルさせようとするわけですね。

 

そして多くの場合で引き止めは、面倒でイヤなものです。

自分はもう辞める!と決断しているのに・・

「そう言わずに残ってくれよー、なー頼むよー・・」

こんな感じで上司に泣き落としみたいなことをされるのは、まあ普通は面倒なものでしょう。

 

そして退職を伝えるのが早すぎると、引き止められる時間が長くなることになります。

辞めます!と言ってから実際に辞めるまでの間が、引き止めのチャンス期間となりますので・・

上司はその間じゅうずっと、引き止めよう!と動きかねないわけですね。

そして辞める予定とはいえ、辞めるまでは「部下」である以上、そうかたくなに無視もできないわけです。

 

さらには引き止めの交渉時間が長いと、意に反して引き止められてしまう可能性も上がります。

時間があればそのぶん、じっくりと交渉ができてしまいますので・・

意思を強く持てなかった場合、退職を中止し、そのままズルズルと会社に取り込まれかねないです。

 

という感じで「引き止めリスク」を、無駄に上げてしまう・・

これも退職を伝えるのが早すぎるときの、リスクのひとつになってしまいます。

早すぎると「次が決まる前」になってしまう

次の職場が決まる前」に、退職を伝えることになってしまう・・

というのも、退職を伝えるのが早すぎるとヤバい理由となります。

 

退職の報告は、次の職場が決まってからが基本です。

次の職場が決まる前に、退職します!と伝えてしまうと・・

もし万一、次の職場が決まらなかった場合に「今の職場に残る」という選択肢を途絶えさせるからです。

 

次の仕事を見つけることもできず、しかも今の仕事を続けることもできない・・

そうなるともちろん収入が途絶え、キツい状況に自分を追い込むことになってしまいます。

なのでこうなる選択肢は、取りたくないことになってきます。

 

転職活動をしにくくなるというのも、次が決まる前の報告がヤバい理由です。

転職のための交渉や作業をしている状況で、会社や上司に退職することが知れてしまうと・・

最悪、転職活動を妨害されてしまうことになるからです。

 

たとえば、ちょっと昼休みで席を外していただけでも・・

「おー、もうすぐ辞める〇〇くんの転職活動は順調ですかー?(ニヤニヤ」

意地悪な上司が相手だと、こんなふうに嫌がらせ的なことを言われるかも知れないわけですね。

そして転職先が決まった「後」に退職を伝えれば、ここの問題は無くなります。

 

いつ転職先が決まるか?はもちろん、人それぞれ違ってきます。

なのでいつ退職を伝えると「早すぎ」になるかも、人それぞれとなりますが・・

そういった理由で、次の職場が決まるより早く退職を伝えるのは、おすすめしない選択となってきます。

早すぎると、逆に引き継ぎがうまくいかないかも

退職を会社に伝えるのが、あまりにも早すぎると・・

逆に、退職時の引き継ぎがうまくいかなくなる

これも早すぎる報告をおすすめしない、意外な理由になってきます。

 

退職の報告は早いほうが、引き継ぎはより上手くいくんじゃないの?

と、もしかしたら思われるかもしれません。

早めに退職の意思を伝えておくほうが、実際の退職までに「時間の余裕」ができるからですね。

 

しかし、あらゆる物事には「適切なタイミング」があります。

そして引き継ぎは基本的に、退職をする!と決まったタイミングから始まっていきますので・・

退職を伝えるのが早すぎると、そのベストタイミングからあまりにもズレてしまうかもしれません。

 

たとえば、退職する1年も前から報告していたとすると・・

「まだまだ時間はあるから、引き継ぎは後でいいよね」みたいな扱いになると思います。

そして気がついたらいつの間にか時間が過ぎていて、あれ?引き継ぎやってない!みたいになるわけです。

 

もちろん、実際にどういう運びになるか?は誰にも分かりませんが・・

退職を伝えるのが早すぎることで、引き継ぎといった必要なことの「適切なタイミング」を逃してしまう!

これも伝えるのが早すぎる場合の、起こり得るデメリットになります。

じゃあ、具体的にいつがいい?

退職を伝えるのが早すぎると、デメリットがある・・

じゃあ、具体的にいつ伝えればいいの?

ここもお話ししておきます。

 

まず、退職を伝えるタイミングの「最短ライン」は2週間前となってきます。

民法 (期間の定めのない雇用の解約の申入れ)

第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

e-Gov 民法のページより引用

民法に、こんな感じの記載がある通りですね。
(これは「期間の定めのない」という条件なので、労働契約や就業規則によっては、この通りにならない場合もあります)

 

なので「早すぎる」となり得るタイミングは、この最低ラインよりも前ということで・・

あり得るものを片っ端から挙げてみると・・

  • 1年前
  • 半年前
  • 3ヶ月前
  • 1ヶ月前

こんな感じになってきます。

 

1年前に退職を伝えるのは、さすがにあまりにも早すぎとなるでしょう。

1年前に退職を伝えれば、「退職するということになった」状態で1年ものあいだ働くこととなり・・

この記事に書いてきた「早すぎデメリット」を1年ものあいだ、受け続けることになるからです。

 

半年前だとデメリットは、1年よりはだいぶマイルドになります。

しかしそれでも、まだだいぶ早すぎだと個人的には思います。

一般的にもおそらく、半年前に伝えてしまうケースは多くないはずです。

 

3ヶ月前は、だいぶバランスのとれたタイミングなのでは、と感じます。

3ヶ月前に退職を伝え、遅すぎる!となることは恐らくあまり無いですし・・

逆に「早すぎによるデメリット」も、そんなに大きくはならないと思うからです。

ちなみに私自身は辞めるとき、このタイミングで言い出した記憶があります。

 

1ヶ月前は、逆にちょっと遅すぎになる感じがします。

法律的には、2週間でOKと書いてあるとはいえ・・

退職までが1ヶ月だとさすがに、フォローのための采配や引き継ぎに支障が出そうだからですね。

なので「円満退職」から、少し遠のいてしまうようなタイミングになると思います。

 

もちろん退職を伝える適切なタイミングは、人それぞれになってきます。

会社の状況とか、上司の性格とか、いろんな要素が絡んでくるからですね。

なのでじっくり考えて、最適なタイミングを選び抜きたいものです。

退職は早く伝えろ!と言われる理由

「退職することは、できるかぎり早く伝えろ!」

「退職を言うのが遅いのは、礼儀のなってない者がすることだ!」

会社の重役や上司といった人たちは、こんなふうに言うことが多いものです。

 

だからこそ、退職することを早く伝えないと!となってしまい・・

ついつい、あまりにも早すぎるタイミングで言ってしまう!

こうなるケースは多いのではないでしょうか。

 

もちろん会社や上司がそう言うのには、理由があります。

  • 代わりの人員配置といった、采配をじっくりできるから
  • 引き止め交渉のチャンスが得られるから
  • 「どうせ辞める人」として、無茶を押しつけられるようになるから

ちょっとダークなものも入れると、こんな感じになるでしょう。

 

しかし退職を早く伝えるのは、「会社側のメリット」だけが多いような選択になります。

退職を早く伝えた場合の、辞める社員側のメリットは・・

まあ、自分にはあまり思い浮かばないです。笑

 

そして当然ながら、そこまで会社の都合だけを優先してあげる必要は無いです。

なので現実には、早すぎにも遅すぎにもならない・・

一番うまくいきそうなタイミングを自分で考えて、伝えるのが一番になるんだと思います。

 

 

今回は退職を伝えるのが早すぎるとヤバい?をテーマにお話ししました。

運営者:りふりーびと

 

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「理不尽な仕事から自由になる」を目指し試行錯誤を続ける人です。

ブラック病院勤務でボロボロにされた経験から、そこを目指すようになりました。

「転職と副業」を追求した結果、すでにある程度は達成済み。

理不尽な仕事から抜け出す方法を発信するため、このブログを運営中。

【年齢・性別】30歳台後半、男性

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◇現在:フリーランス
◇元:ブラック病院の下っ端医療職

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◇姿勢改善で頭痛が治った経験あり
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