ブログをまとめる方法を解説。2個をひとつに

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合流する矢印のイラスト

ブログを2つ、運営しているけど・・

これらをひとつにまとめるにはどうすればいい?

 

2つのブログを1つにまとめるのは、意外と大変です。

記事をコピーして、はい終わり!といけばラクなのですが・・

実際には、やっておかないとまずい落とし穴みたいな作業があったりします。

 

私自身は以前に、1度、ふたつのブログをひとつにまとめたことがあります。

そしてそのときに、けっこう苦労したり、試行錯誤しました。

 

この記事では、2つのブログをひとつにまとめる方法を詳しく解説していきます。

最重要:サーチコンソールで「アドレス変更」手続きを

2つのブログを1つにまとめるとき、ここをやっておかないとまずい!というポイントがあります。

サーチコンソールでのアドレス変更手続き」ですね。

 

具体的な方法を説明します。

まずグーグルサーチコンソールを開き、「まとめる前」のサイトを選択します。

 

そして、「設定」とクリックすると・・

サーチコンソールの画面

こんな感じで「全般設定」画面が表示されますので、その中の「アドレス変更」のところをクリックします。

 

すると、

サーチコンソールの画面

こんな感じの画面が出ますので、「新しいサイトを選択」から、「まとめる先」のサイトを選択します。

そして「検証して更新」を押せば、あとは流れに沿っていけば手続きができます。

 

これをやっておくと、何が良いの?

「SEOパワー」を、まとめる先のサイトに受け渡せるところです。

 

グーグルは、サイトを「ドメイン単位」で評価しています。

なので2つのサイトを、1つにまとめた場合・・

そのままだと「まとめる前」側のサイトの評価は、「まとめ先」側のサイトに受け渡されません。

 

たとえば「まとめる前」側のサイトを1年運営し、100記事くらいを書いていた場合・・

そのサイトはグーグルに、相応の評価を受けているはずです。

記事がある程度上位表示されたり、PVが獲得できていたりするかもしれません。

 

なのですが・・これを「まとめ先」サイトに移行した場合、ドメインが変わります。

なのでグーグルから見ると、まったく別のサイトに変わった!という扱いになり・・

「まとめる前」のサイトが受けてきた評価が、リセットされてしまうのです。

 

サイトを育てるのにかかる時間は、年単位の膨大なものですので・・

これがリセットされるのは、たまったものじゃありませんよね。

そして、このリセットを防ぐ方法が、上で解説した「アドレス変更」なのです。

 

アドレス変更作業をすることで、サイトが移行したことが、グーグルに通知されます。

なのでグーグルが、このドメインの記事はこのドメインに移行したんだな、と把握しますので・・

グーグルからの評価が、リセットされず移行先サイトに引き継がれるわけです。

 

これはとてつもなく影響が大きい、必須のことですよね。

やっていないと、年単位の努力が水の泡になりかねないので。。

 

 

さらに記事たちが移行することも、この作業によってグーグルに通知できます。

もし、この作業をやっていない状態で、まとめ先サイトに記事を移すと・・

グーグルからは、あるサイトから記事が消えて、新しいサイトにまったく同じ記事が出現した!というふうに見えます。

 

これの何がマズいか?

「パクリ」を疑われたり、「重複コンテンツ」ペナルティを受けたりする可能性がでてくるのです。

 

あなたの目線から見れば、あなたの所有するひとつのサイトから、あなたの所有する別のサイトに記事を移しただけですが・・

まとめる前のサイトと、まとめ先サイトの両方があなたのものである!というのを、グーグルは分かりません。

グーグルはサイトをドメイン単位で評価し、そのドメインが違うわけですので。

 

なので、グーグルの目線から見ると・・

まとめ先サイト側が、他のサイトから記事をパクッたように見えるのです。

 

そしてグーグルは、パクリには厳しいペナルティを課します。

ブログはたくさん記事を書かなければいけないですが、それを他人のサイトからパクるということは・・

まったく価値のない情報を、不正にネットにばら撒こうとしている、みたいに取られます。

なので最悪の場合、そのサイトの記事は検索上位にまったく上がらなくなる!みたいな罰を受けるのです。

 

しかし「アドレス変更」作業を、ちゃんとやっていれば・・

まとめる前のサイトと、まとめ先サイトの両方があなたのものなんだ!ということが、ちゃんとグーグルに通知されます。

そうなっていれば、パクリ疑惑は起きないはずですね。

 

 

と、いうわけで・・ブログをひとつにまとめる時は、この「アドレス変更」作業が必須なわけです。

 

注意点として・・評価が100%、必ず新しいサイトに引き継がれる保証まではできません。

仕組み上、正常に作業ができれいれば、ちゃんと引き継がれるはずですが・・

これが実際にどうなるのか?はもう、グーグル自身にしかわからないところです。

 

とはいえ、実際に私自身がこの作業をしたサイトは、移行した記事たちもちゃんと検索上位に上がっていますし・・

パクリに対するペナルティを受けた形跡もありませんので、まあ大丈夫だろう、とは感じます。

 

もうひとつの注意点として・・サイトをまとめるときは、古いサイトから新しいサイトへの「リダイレクト」作業も必要です。

このアドレス変更作業の中でも、これは必要ですし・・

そもそもサイト移行のときには、必ず行われるような作業ですね。

以下、このリダイレクト作業について解説していきます。

「301リダイレクト」が必要

ブログをまとめるときは、まとめ前サイトからまとめ先に対して「リダイレクト」が必要です。

たとえばまとめ前サイトが「before.com」、まとめ先サイトが「after.com」だったとして・・

「https://before.com/example/」にアクセスしたら、自動で「https://after.com/example/」に飛ばす、といった処置のことですね。

 

なぜ、リダイレクトが必要なのか?

ひとつは、まとめる前のサイトに来るアクセスを無駄にしないためです。

 

ブログをまとめた後も、まとめる前のサイトには一定のアクセスが来ます。

しかしまとめる前のサイトは、消してしまうわけですので・・

来ていたアクセスは、そのままだと無駄になってしまいます。

 

しかしリダイレクトを設置していると、まとめる前のサイトに来ていたアクセスは、まとめ先サイトの記事に流れますので・・

アクセスが無駄になることがなくなります。

 

もうひとつは、リダイレクトによって、サイトを移行したことをグーグルに通知できるからです。

まとめる前のサイトから、まとめ先サイトにリダイレクトを設置した場合・・

グーグルに対する、まとめ先サイトにアクセスなどを移そうとしている!というメッセージとなります。

 

この作業ができるのは、「まとめる前のサイト」の所有者だけですので・・

グーグルから見ると、ちゃんと本人がサイト移行しようとしてるんだな、という証拠みたいなものになります。

上で挙げた「アドレス変更」でも301リダイレクトは必須とされていて、こういう意味でも重要なわけですね。

 

301リダイレクトは具体的に、どうすればいいの?

「htaccessへの記述」と「プラグイン導入」の、2種類の方法がありますが・・

個人的には「htaccessへの記述」がシンプルで良いかな、と思います。

 

方法はとても簡単で、htaccessファイルを開き、

Redirect permanent / https://new.com/

以上の記述をコピペで追加するだけです。
(「new.com」のところに、まとめ先サイトのドメインを入力します)

これでまとめ先サイトの、まったく同じディレクトリにリダイレクトすることができます。

 

上の説明を見て、よくわからない・・となった場合は、プラグインでのリダイレクトをおすすめします。

「301リダイレクト プラグイン」で検索すれば、山ほど出てくると思いますので・・

できるだけ扱いが簡単そうなプラグインで、リダイレクト設定してしまいましょう。

各プラグインの使い方も、検索すればたいてい解説されているはずです。

 

これによって「同じディレクトリへのリダイレクト」ができれば成功です。

たとえば「https://before.com」にアクセスすると、自動で「https://after.com」に飛び・・

「https://before.com/example1/」にアクセスすると、「https://after.com/example1/」に飛ぶ!

「https://before.com/example2/」にアクセスすると、「https://after.com/example2/」に飛ぶ!となっていればOKです。

記事を移動する

アドレス変更、リダイレクトまでが完了したら・・

いよいよ、実際に記事を移動します。

 

記事移動の方法はいろいろあって、うまくいけば何でもいいのですが・・

個人的にはワードプレス自体のインポート機能を使うのが、シンプルで良いと思います。

 

まず、まとめる「前」のサイトのほうで記事たちをエクスポートします。

ワードプレスの画面

「ツール」「エクスポート」の順に進み、「すべてのコンテンツ」が選択された状態で「エクスポートファイルをダウンロード」をクリックします。

「.xml」ファイルがダウンロードされれば成功です。

 

次に、まとめ「先」のサイトのほうでインポートします。

ワードプレスの画面

「ツール」「インポート」から、「WordPress」のところにある「今すぐインストール」をクリックします。

 

すると、自動でインポート用のツールがインストールされ、

ワードプレスの画面

「インポーターのインストールを完了しました」と出るので、「インポーターを実行」を押します。

 

すると、

ワードプレスの画面

こんな感じでファイルをアップロードできる画面になりますので、先ほどエクスポートしたxmlファイルをインポートすれば完了です。

うまくいけば、まとめ先サイトに記事が入った状態になると思います。

(「インポーター」はプラグイン扱いでインストールされていると思いますが、終わったら削除してかまいません)

 

注意点としては・・記事が同じディレクトリに移行されている、というのが必須です。

もとのページが「https://before.com/example1/」なら、移行先では「https://after.com/example1/」に・・

もとのページが「https://before.com/example2/」なら移行先では「https://after.com/example2/」に、ということですね。

おそらくは、上の方法なら自然とそうなっているのでは・・と思います。

 

もうひとつは、この方法だと「画像」や「内部リンクのURL」は手動移行が必要、ということです。

 

画像ファイルはこの方法では移動していませんし、画像にリンクするためのURLも前のサイトのものになっているはずです。

また内部リンクへのURLも、前のサイトのものになっているはずですね。

なので手動でもプラグインでも構いませんので、このあたりの修正作業も必要となります。

 

画像なども含め、一括移行するプラグインというのも有るのですが・・

私自身もいろいろ試してみた限りでは、動作が不安定だったり、信頼性が微妙だったりが多かったです。

なので私自身は上記、ワードプレス純正の方法を使うことにしました。

ただ自己責任のもとで、もっとうまく移行できる方法を探してみるのもアリだとは思います。

もとのブログを削除する

移行が完了したら、もとのブログを削除します。

 

しかしここでも、注意点があります。

まとめる先のサイトに、リダイレクトできる機能を残しておくということです。

 

まず記事は、移行が完了したのなら、すべて消してしまって構いません。

ワードプレスで、普通に削除作業をすればOKです。

 

そしてサイトを削除するのなら通常、そこからワードプレスデータの完全削除、ドメインの契約解除、と続くわけですが・・

サイトをまとめる場合は、ここはまだやってはいけません

理由は、これらをやってしまうと上で設定したリダイレクトが効かなくなるから、ですね。

 

htaccessを使ってリダイレクトをしたとしても、プラグインを使ったとしても・・

ワードプレスを完全に消したり、ドメインを契約解除したりすると、リダイレクトができなくなります。

そしてリダイレクトが失われると、サイトの移行に不利になります。

なので勢い余って、ワードプレスやドメインまで消さないように注意です。

 

ちなみに「記事」のほうを消すのは、必須です。

理由は「重複コンテンツ」を防ぐためです。

 

まとめ先サイトに、記事を移行したとして・・

まとめる「前」のサイトのほうにも記事が残っていたとしたら、インターネット上に「まったく同じ記事」が2つ残ることになります。

 

そしてそれは、SEO的に良くないことです。

まったく同じものが2つあると、グーグルはどっちが重要なのか?が分からなくなりますので・・

最悪、うまく検索順位を上げられなくなるかもしれません。

なので「記事」は間違いなく、前のサイトから消しておくことをおすすめします。

まとめたほうがいいのは、どんな場合?

ブログをまとめる作業自体は、以上です。

しかしここではブログをまとめるほうがいいのは、どんな時?

もしくはまとめないほうがいいのは、どんな時?

ここをお話ししてみます。

 

まず、ブログをまとめるほうがいいのは・・

運営しているなかでジャンルやテーマが似通ってきたときです。

 

たとえば「釣り」特化ブログと、「キャンプ」特化ブログを運営していたとします。

この2つは、テーマとして似通っていますよね。

キャンプ地で釣りをしたり、釣りの拠点としてキャンプを作ったり、と親和性が高いです。

なので「アウトドア特化ブログ」としてひとつにまとめたほうが、より大きく伸ばせる場合があります。

 

ブログをひとつにまとめれば、記事数も合算され多くなり、ブログのパワーが増えます。

たとえば釣り好きの人がキャンプにも興味を持つ、キャンプ好きが釣りもやりたくなる・・などの「相乗効果」も見込めます。

ブログの数が減るので、管理の手間も軽減できますね。

 

もちろん、まとめることで「特化度が落ちる」といったデメリットもありますので、一概にまとめたほうがいい!とは言えません。

しかしテーマが似通っているなら、まとめることでより大きなメリットを取れる場合がある!

というのが、ブログをまとめるほうがいい場合の典型です。

 

逆にテーマやジャンルがぜんぜん違う場合は、ブログをまとめるのはおすすめしません。

たとえば「釣り」ブログと、「カフェ巡り」ブログ、とかですね。

 

「釣り」と「カフェ巡り」との間に、関連性はほとんど無いはずです。

釣りが好きな人が、カフェ巡りに興味を持つ可能性は低いですし・・

逆にカフェ巡り好きが、釣りもやってみよう!とはそうそうならないでしょう。

 

なのでこの2つを混ぜてしまうと、何が言いたいのかわからない、テーマがぼやけたブログになってしまいます。

「相乗効果」もほとんど得られず、ただただ微妙なブログになってしまう可能性が高いです。

 

と、ブログをまとめる行動には、それが向く場合や向かない場合がありますので・・

本当に、ブログをまとめたほうが良いか?メリットのほうが多いか?をじっくり考えて、実践することをおすすめします。

 

今回はブログをひとつにまとめる方法を軸にお話ししてみました。

運営者:りふりーびと

 

プロフィール画像

 
「理不尽な仕事から自由になる」を目指し試行錯誤を続ける人です。

ブラック病院勤務でボロボロにされた経験から、そこを目指すようになりました。

「転職と副業」を追求した結果、すでにある程度は達成済み。

理不尽な仕事から抜け出す方法を発信するため、このブログを運営中。

【年齢・性別】30歳台後半、男性

【本業】
◇現在:フリーランス
◇元:ブラック病院の下っ端医療職

【副業】
ブログ運営
(10万円/月の半自動収益を達成)
インデックス投資
(歴8年、投資額の約4割ぶんの利益を獲得)

【その他の特徴】
◇姿勢改善で頭痛が治った経験あり
◇趣味は自転車
◇海外移住に興味あり
 
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