ふくらはぎが痛いのは、「重心を前に出しすぎ」が原因かもしれません


ふくらはぎが痛いイメージ

ふくらはぎが、なぜか、痛くなる。。

なぜか、がちがちに、固まってしまう。。

 

その原因は、立ったり歩いたりするときに「重心の位置」を間違えてしまっていて、
ふくらはぎに、ずっと余計な負担がかかり続けているから・・かもしれません。

 

 

ふくらはぎの痛みは、とても、つらい症状です。

 

私は以前、ふくらはぎがなぜか、がちがちに固まり、痛みが出てしまうことが多く・・

寝る前などに、痛みに耐えかね必死に揉みほぐしていたことも多かったです。

 

ふくらはぎの痛み・・とひとことで言っても、
痛み方は、さまざまだと思います。

押すと痛かったり、曲げると痛かったり、もしくは足を伸ばすとき痛かったり・・

右足・左足のどちらか片足だけが痛かったり、両足とも痛くなったり・・

ふくらはぎの外側が痛くなったり、内側が痛くなったり・・

つったような、こむら返りのような感じで痛くなったり、
坐骨神経痛のような感じで、びりびりと痛くなったり・・

タイミングも、朝の寝起きのタイミングだったり、夜中など夜に痛くなったり・・
もしくは、仕事で立ちっぱなしの最中に起きたりとか、
歩くときに痛みが出たり・・などなど。

ほんとうに、人によってさまざまなんですね。

 

しかし・・・痛む場所や、痛み方がどうであっても・・・

ふくらはぎの痛みには、「重心の位置」を間違えることによって起こる、
「あること」が、深くかかわっている可能性があるのです。

以下、順番に、解説していきます。

 

 

「ふくらはぎ」というのは、ざっくり言うと、
すねの裏の、ふくらんでいる部分のことですね。

ふくらはぎの場所のイラスト

だいたい、画像のあたりです。

 

そして・・・この、ふくらはぎの部分の仕事とは、
「足首を下に曲げること」です。

 

足首の動きのイラスト

PRiCO(ぷりこ)さんによるイラストACからのイラスト

 

上の画像の、赤丸をつけた「底屈」のほうの動きですね。

 

わかりやすい底屈の動きとしては、
「つま先立ち」や、「背伸び」があると思います。

背伸びする女性のイラスト

背伸びをするときは、ぐーっと、つま先立ちになりますよね。

この動きが、「底屈」です。

 

そして、ここが特に重要なのですが・・・

重心の位置が前すぎると、「底屈」しっぱなしの状態になってしまいます

 

ふくらはぎは、つま先立ちをするとき使うんだよね?
なんで、重心と関係あるの??

・・・と、もしかしたら思われるかもしれません。

 

そのため、ひとつ、試していただきたいのですが・・・

もし、いま座ったり、寝たりした状態でこの文章を読まれているのであれば、
いちど、立ってみましょう。

立っているのであれば、そのままで大丈夫です。

 

それでは・・・

そこから、からだを前に傾けて、
重心をできるだけ前に、移動してみましょう。

傾いて重心を前に出す

上の画像のように、全身を前に傾けて、
重心を、ちょっと極端なところまで前に出していくかんじですね。

拇指球、親指を越えて、もっともっと前まで、重心を移動していきます。

 

そして、重心が前にいった状態のままで、少ししゃがんで・・・

ご自身の、ふくらはぎを触ってみてください。

 

・・・いかがでしょうか。

おそらく、がっちりと力が入った状態になっているはずです。

 

重心を後ろに戻すと、ふくらはぎがやわらかくなって、
重心を前に出すと、ふくらはぎがまた硬くなって・・というのも、
体感できるかもしれません。

 

ここからわかること・・・

ふくらはぎは、重心が前にいくと、力が入って硬くなるんです。

 

そして、なぜ、ふくらはぎに力が入るのか?なのですが・・・

 

前に傾いた状態で、もし、全身になんの力も入れなかったとしたら・・・

そのままバタっと、前に、倒れてしまいますよね。

底屈しないと前に倒れる

そして・・・倒れてしまうのは、足で踏ん張れば・・・

つまり「足関節を底屈」すれば、防ぐことができるのです。

 

ということは、ずーっと、重心が前にいきすぎた状態が続くと・・・

ずーっと、「足関節を底屈」させ続けて、前に倒れるのを防ぎ続けるような状態になるんですね。

 

なのでもし、なぜか、ふくらはぎががちがちにこり固まってしまう。。

それが毎日、毎日続く。。

 

という場合は、立つときや歩くときに「重心の位置」が前すぎになっていて、
それが原因で、ふくらはぎが使われっぱなしになっている・・

というのが、原因になっているかもしれないのです。

 

ちなみに、ふくらはぎにはもちろん、筋肉があるわけですが、

具体的には「腓腹筋」や「ヒラメ筋」といったものが、ふくらはぎのメイン筋肉になります。

 

腓腹筋 教科書より

書籍「身体運動の機能解剖」より引用

 

これが、腓腹筋で・・・

 

ヒラメ筋 教科書より

書籍「身体運動の機能解剖」より引用

 

これが、ヒラメ筋ですね。

 

それぞれ、「足関節の底屈」が、
メインの仕事のひとつです。

 

そのため重心が前すぎる状態が続くと、具体的には、
こういった筋肉たちが、がちがちに固まっていってしまうんですね。

 

 

重心がそんなに前すぎになるなんて、そうそう無いのでは?と、
もしかしたら、思われるかもしれませんが・・・

かなり、しっかりと意識していないと、
重心というのは、すぐに前に出てしまいます。

 

特に、猫背姿勢になってしまっていると、
前に出やすいですね。

猫背になって、頭や上半身が前にいったぶんだけ、
重心も、前に出てしまうわけです。

猫背だと前に重心がかかる

上の、画像のような感じですね。

 

特に、重くて高い場所にある「頭」が前に出ると、
つられて重心も、前に出てしまいやすいです。
(画像は、デフォルメがきいてて頭が大きいですが・・笑)

 

それでは・・・前すぎない、あるべき重心の位置というのは、
どのあたりになるのでしょうか?

 

考え方によって少し、変わってはくるのですが・・・

だいたい、「足底アーチ頂点」だ、と言われています。

足底アーチ頂点の重心位置

こんな感じで、足の裏にあるアーチの、頂点ですね。

ここに重心があるとき、ふくらはぎに無駄な力は入らないと思いますし、
たとえば「姿勢」も、ここに重心があると、自然と整っていくことが多いです。

 

重心の位置をととのえる方法は、まあ、いろいろあるのですが・・・

たとえば、「足の裏の感覚」を使うのが、有効かもしれません。

 

足の裏に意識を集中し、重心をすこしずつ微調整し・・・
ちょうど、足底アーチ頂点に重心がくるようにするわけです。

足の裏は、感覚が鋭いので、高い精度で重心調整ができるかもしれません。
(足の裏は、こちょこちょしたらくすぐったいだけの場所ではないのです・・笑)

 

・・・と、激しい運動をしたりしたわけでもないのに、
なぜか、毎日毎日、ふくらはぎががちがちに固まって、痛い・・という場合・・・

「重心の位置」の狂いを疑って、重心が前に出すぎないよう、
姿勢を整えたり、重心位置を調整するようにすれば・・・

もしかすると、ふくらはぎの固着や痛みは、よくなっていくかもしれません。


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