足を組む癖はなぜ?・・「骨盤」と「背骨の軸」の崩れが鍵です


脚を組む人

足を組むのをやめなさい!!

 

・・・子どもの頃、親や学校の先生に、言われたことはありませんか?

私は、それなりに、ありました・・笑

 

脚を組むというのは、冒頭の画像のような、
脚をクロスさせて座ってしまっているような状態のことですね。

 

そして・・「脚を組む」のは、悪い!とされることが多いです。

足を組んだ状態でごはんを食べたり、仕事をしたりするのは、
「みっともない」とされますし・・・

たとえば就活面接などまじめな場で、脚を組んで話したりなどしようものなら、
大幅減点は間違いなしでしょう・・・。

 

それだけではなく・・・
実は、脚を組んでしまう癖は、全身の筋肉や骨を歪めてしまうことがあります。

脚を組んでいる状態だと、からだ全体がアンバランスになっているだろう・・というのは、
なんとなく、イメージできるのではないでしょうか。

からだの痛みとか、不調とか、そういったものが、
実は、脚を組むことそのものだったり、
脚を組んでしまうような、日々の身体づかいだったり・・・ということが、あるのです。

 

しかし・・・

脚というのは、ついつい、いつの間にか組んでしまうものです。

話している最中や、食事の最中・・・
気がついたら、なぜか、組んでしまっている・・ということが、多いのではないでしょうか。

意識して、自分から脚を組もう!・・と、することは少ないはずです。

 

 

なぜ、いつの間にか、脚を組んでしまうんでしょうか・・・?

 

実は、ここには、ちゃんと理由も、そして直すための方法もあったりします。

 

いつの間にか、脚を組んでしまう、その理由は、
「骨盤」の歪み、にあることが多いです。

 

骨盤の傾き

PRiCO(ぷりこ)さんによるイラストACからのイラスト 一部改変

 

まず、骨盤といえば、上の画像のような、
腰のいちばん下にある骨のことですよね。

そして普通は、左右にゆがむことなく、まっすぐになっているのが正常です。

 

しかし、いろいろな理由で・・・
左右に、歪んでしまうことがあります。

 

骨盤の傾き

PRiCO(ぷりこ)さんによるイラストACからのイラスト 一部改変

 

ちょっと、大げさかもしれませんが、
こんな感じですね。

骨盤が、左右に、傾いてしまっている状態です。

 

実際には、ここまで大きく傾いてはいなくても、
角度にしてほんの数度、傾いている・・という場合もあります。

そして、骨盤はからだの土台ですので・・・
そのくらいわずかに傾くだけでも、影響はかなり大きくなります。

 

 

なぜ、骨盤が歪むと、
脚を組んでしまうのでしょうか?

 

脚の骨・・つまり「大腿骨」が生える場所が、左右で、変わってしまうからです。

 

骨盤の傾き

PRiCO(ぷりこ)さんによるイラストACからのイラスト 一部改変

 

上の画像は、さきほどお示しした、「歪んでいない」状態の骨盤ですが・・・

青丸の場所が、骨盤から、脚の骨が生える「股関節」です。

 

上の画像であれば、骨盤はまっすぐ水平ですので、
股関節の位置も、左右均等ですよね。

 

しかし・・・

 

骨盤の傾き

PRiCO(ぷりこ)さんによるイラストACからのイラスト 一部改変

 

上の画像のように、骨盤が左右に歪んでいると、
青丸の場所の高さが、左右で違ってしまっているのが、わかると思います。

つまり、脚の生える場所・・股関節の高さが、
右脚と左脚とで、違ってくるんですね。

 

高さだけではなく、前後とか、左右への開き具合とか、
そういったものもアンバランスになってきます。

 

そして、左右の股関節の場所の、バランスが崩れるとどうなるか・・・

崩れた状態でむりやり、バランスをとろうとするから、脚を組んでしまうわけです。

 

試しに、脚を組んでみた状態で、
ご自分の骨盤が傾かないか、確かめてみてください。

骨盤の傾きを調べるには、「腸骨稜」の位置を触ると、わかりやすいと思います。

 

骨盤の傾き

PRiCO(ぷりこ)さんによるイラストACからのイラスト 一部改変

 

上の画像の、緑色の丸をつけたあたりが、腸骨稜で、
骨盤の、からだの外からかんたんに触れる部分です。

 

脚を組んだ状態で、左右の腸骨稜を触ってみましょう。

おそらく、左右で高さが違うはずです。

高さが違えば、まず間違いなく、骨盤が左右に傾いている状態になります。

 

左右両方で、均等に、脚を組みたくなる・・ということは、まずないと思います。

ふつうは、右脚が上、もしくは左脚が上・・のどちらか一方だけが、しっくりくるのではないでしょうか。

骨盤はふつうは、左右どちらか片方だけに傾きますので・・・
それをフォローするための脚の組み方も、自然に、左右どちらか一方だけになるわけです。

 

 

骨盤の歪みが原因なら、直すためには、骨盤をまっすぐにすればいい!!

そう思われるのは、自然だと思います。

しかし・・・事態はもうちょっと、複雑です。

背骨と骨盤が歪んでる人

これはまあ、単なる、ちょっとしたイラストなのですが・・・

こんな感じで、背骨の歪みが、骨盤の歪みを起こしていることが、とても多いからです。

 

骨盤は、背骨の土台ですので、
背骨が左右に歪めば、当然、骨盤も左右に歪みます。

 

なので、骨盤をまっすぐに戻したいのなら・・・

まずは、背骨の崩れを整えるのが先で、優先順位の高いことだったりするのです。

 

背骨の崩れを整えないままで、ただ、骨盤の角度をまっすぐに直したとしても・・・

長くて数時間程度は、もつかもしれませんが、
またすぐに、背骨の歪みにひっぱられて、もとの通りに崩れてしまう・・という可能性が高いです。

 

それでは、左右に歪んでしまう背骨を整えるには、どうすればいいのでしょうか?

いろいろと方法はあるのですが・・・
いちばん有効と私が思うのは、姿勢の改善、です。

 

背骨が歪んだ状態だと、姿勢は崩れますし、
姿勢がぴしっと整った状態で、背骨だけが歪んでいる・・ということは、物理的にあり得ないからです。

 

姿勢とはいっても、「ヨコ」方向の姿勢だけを整える!というわけではないです。

姿勢は「タテ」方向・・いわゆる矢状面上の姿勢を整えるのが、いちばん重要です。

姿勢よく立つ人のイラスト

つまりは、猫背にならずに、こんなイメージでまっすぐ立つ・・ということですね。

 

そして・・・

「タテ」方向の姿勢が整えば、「ヨコ」方向の姿勢も自然に、整ってきます

 

猫背のように姿勢が崩れていると、背骨がゆるゆるに緩んでしまいますので、
それで、横方向にも崩れてしまいます。

そして、タテ方向がぴしっと「理想の姿勢」になっていれば・・・
背骨は、適度に締め込まれた、強い状態になりますので、
左右に崩れてしまうことも、少なくなるのです。

 

と、「脚を組んでしまう癖」を、根っこから直そうとしたら・・・

なかなか、いきなりできることではありませんが・・
「姿勢の改善」をいろいろ試行錯誤してみると、もしかするとうまくいくかもしれないです。


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