仕事で何ヶ月も前にミスしていたのを、今になって気づいた・・!
しかも、けっこう重大なミスで・・
さらにこのミス、いずれ発覚してしまいそう・・!
もし今、あなたが仕事のミスが後で発覚しそうな状況に居る場合は・・
何とかしてうまく対処したい!その方法が知りたい!
そう考えているのではと思います。
なので早速とはなりますが以下、具体的な対処法を解説していきます。
目次
まずは冷静になる
仕事のミスに今さらながら気づいた!
しかも、発覚は時間の問題!
そんな状況に陥ってしまっている場合は・・まずは、落ち着きましょう。
そういう状況では、とても焦るはずです。
ばれたらどうなる?何と報告すればいいの?謝って済む?などなど・・
私自身もそういった経験があるので、よくわかります。
しかし焦ったままでは、周りが見えなくなり、判断力も鈍ってしまいます。
ミスが後で発覚しそうなときは、いろいろなことを考えなければいけないのですが・・
そんなメンタルの状態では、うまく考えることなどできないはずです。
最悪、判断をミスって取り返しのつかない道にはまる可能性さえあります。
なので、まずは何とかして冷静になりましょう。
落ち着いて、状況を把握
落ち着いて、頭が回る状態になれたら・・
次は、ミスにかかわる状況を把握しましょう。
状況というのは、たとえば・・
- 具体的に、どんなミスをしてしまったのか?
- そのミスをリカバリーする方法は、もう本当に無いのか?
- そのミスの責任の範囲は、どうなってくるか?
といったところです。
今後どういう対応をしていくにせよ、状況の把握は必要です。
状況をうまく把握できていないと、どう動けばいいか?さえ分かりませんし・・
状況の把握さえできれば、うまくいくかは別として、最適な行動をすることができます。
具体的にどこを見れば状況把握ができるか?は、ケースバイケースなのですが・・
ミスに関わる資料とか、データとかをじっくりと確認し、状況を正しく把握しましょう。
情報を、報告できる形にまとめ直す
状況をしっかり把握できたら、次は上司への報告に向けての準備です。
報告と聞くと、怒られやしないかな?と気が重くなるかもしれませんが・・
会社の一員として働いている以上は、報告は「やるべきこと」となってきます。
なのでここからは、どう報告するか?をしっかり考えていく必要があります。
そして報告するときは、「情報のまとめ直し」が必要です。
例えば、
- ミスの原因は、何だったと考えられるか?
- ミスで悪化した部分を補うため、できることはあるか?
- 今後、同じミスの再発を防ぐためには何ができるか?
把握した情報を、こういった軸をもとにまとめ直すわけですね。
ミスをしたことを報告するのに「ミスをしました、すみません」だけでは不十分だと思います。
報告を受けた上司はもちろん、会社のさらに上層部にそのミスを報告したり・・
今後の再発防止のためには、どんな采配をすればいいか?といったことを考えたり・・
そういった仕事に奔走することになってしまいます。
だというのに、部下からの報告が「ミスをしました、すみません」だけだとしたら・・
詳しい原因を考えたり、そのために調査したり・・といったことを、すべて上司がやることになるわけです。
確かに、それは最終的には上司の仕事ではあるわけですが・・
ミスをした本人である部下が、そういったことに関して何ら詳しい報告をしようとしない・・
となるとやはり、怒りたくなってしまうのも仕方がないかもしれません。
なのでミスをしたのはしょうがないとして、そのミスに上司と一緒に対処していくために・・
上司にはきっちり情報をまとめ直してから、理路整然と必要なことを報告する!
これができれば、上司の対応はかなりマイルドになるのではと思います。
できるだけ早く、上司に報告
報告のための情報を、うまくまとめ上げたら・・
できるだけ早いうちに、上司に報告してしまいましょう。
報告は気が重い。。まだしなくていいや。。
そう思ってしまったとして、その気持ちはよくわかるのですが・・
報告が遅くなるとデメリットが増えていくものなので、そのムーブはおすすめしません。
理由は報告が遅くなるほど、傷が深くなっていく可能性があるからです。
ミスの性質にもよりますが、すぐ対処すれば被害を最小にできる場合は・・
報告が遅くなるほど、ダメージが増えてしまいますよね。
対応するための「時間的猶予」も、報告が早いほど取れるようになります。
報告が遅くなったがために、もう時間がなくて十分な対処ができなかった。。
そんなことになったら、目も当てられませんよね。
そして「ミスそのもの」は、ある程度仕方がないことです。
人間、誰しもミスをするものですので・・
しかし「報告が遅いこと」は、仕方がない!とはならないのです。
早く報告すればいいだけなので、それはそうですよね。
さらに言うと「礼儀」としても、早い報告は基本です。
会社で働いていると、報連相・・つまり「報告」「連絡」「相談」をたくさんやると思いますが・・
これらはできるだけ早くやる!というのは、社員としての基本みたいなものになってくると思います。
と、これらの理由で・・
情報がまとまったなら、できるだけ早く上司の報告してしまうのがおすすめです。
発覚するまでの時間で、対策を立てる
上司への報告を乗り越え、上司と情報を共有したら・・
次は発覚するまでの時間で、対策を立てることになります。
上司と一緒に、これをやっていくわけですね。
後で発覚しそうということは、今は発覚していないということです。
なので発覚する前に、いろいろと準備をしておくことができるかもしれません。
具体的にどんな準備か?はケースによって違いすぎて、一概には言えませんが・・
いくつか例を挙げてみると、
- 「ミスに対応するための人員」をあらかじめ揃える
- 外部組織からミスを追求されたとき、どう答えるか?を用意しておく
- ミスによって起きる損害を、補填する準備をしておく
こういった準備ができるかもしれません。
もちろんこれらの行動をする最終的な責任は、上司に行くものです。
しかしもし、ミスにあなた自身の落ち度があった場合は・・
こういった準備は上司に協力して、一緒にやっていくのが自然でしょう。
自分は部下のミスの尻拭いをして、くだんの部下は何もしようとしない・・
もしそんな状況になったとすれば、それは上司としても怒りたくなるものだと思います。
と、仕事のミスが後で発覚しそうな場合は・・
最終的にはそのミスに対して、できるだけフォローや対処をするしかありません。
なので時間的な猶予があるのなら、その準備に集中するのがおすすめです。
ミスの「責任」は誰にあるか?
そもそも、そのミスの「責任」は誰にあるのか?
ここも対処法などを考えていくうえで、大事な視点になります。
もし、自分自身がミスをしたのであれば・・
自分自身が、100%責任を引き受けるのが当然なのでは?
と、もしかしたら思われるかもしれません。
しかし会社では、社員のミスなどの責任は、最終的には「会社」のものになるものです。
ビジネスをやっているのは、あくまで会社であって・・
社員といった従業員は、その会社の指示で動いているに過ぎない、という扱いになるからですね。
なので社員のミスに対して、社員本人に損害賠償請求がされる!
なんてことも、通常は無いものです。
ミスをしたのは社員本人だったとしても、そういった請求をされるのは「会社」のほうになるのが普通なのです。
一応、「故意」や「重過失」がある場合は、社員個人が責任を問われることもありますが・・
しかし故意にミスなんてするものではありませんし、「重過失」との判断は相当に悪質な場合に限られるようです。
なので社員個人に責任が行く見込みは、かなり薄いと言っていいでしょう。
自分がしたミスなのに、会社に責任が行くなんて申し訳ない。。
真面目な人であればあるほど、そう思ってしまうのかもしれませんが・・
しかし会社員というのは、そもそも「そういう前提」で働いているものです。
会社の業務命令に従い、会社にコントロールされながら働くかわりに・・
「最終的な責任」といったものを、会社に預けることができるわけですね。
そしてここは例えば「個人事業主」との、いちばんの違いだったりします。
そして責任は必ずしも、自分ひとりにあるわけではない!
ここを確認することができると、メンタル的にラクになれるかもしれません。
そしてもし、上司からパワハラ的に「すべてお前の責任だ!」と押し付けられたとしても・・
この章に書いたことを知っていれば「それは違う!」と、正しく認識できると思います。
もちろんミスの直後に、上司に直接反論は難しいかもしれませんが・・
そう認識できるというだけでも、大きなメリットだと思います。
「隠蔽と改ざん」は絶対にNG
仕事のミスが、後で発覚しそうなとき・・
絶対にやってはいけないことが、2つあります。
「隠蔽」と「改ざん」、ですね。
つまり、そのミスをバレないように隠してしまうこと・・
そのミスがミスでなくなるように、帳簿などを書き換えてしまうこと・・
そのどちらも絶対NG!ということです。
これはまずモラル的にも、そうですし・・
リスクが高すぎる、という面もあったりします。
ミスをすること自体は、仕方がないことです。
そして上述したように、ミスの責任が「社員個人」に集中することは基本的に無いのですが・・
もし隠蔽や改ざんをして、それによる損害が出たりした場合は・・
隠蔽や改ざんによって出た損害は、100%その人の責任ということになってしまいます。
損害が「故意や重過失」でない限りは、社員個人が責任を問われることは少ないと書きましたが・・
隠蔽や改ざんは、完全な「故意」にあたりますよね。
なので外的機関の目から見ても、悪いのは隠蔽や改ざんをした個人!という運びになるわけです。
つまり単なるミスであれば、いくらでも取り返しがつくのですが・・
隠蔽や改ざんをしてしまったがばっかりに、もう完全に取り返しのつかない事態になる!となる可能性はあります。
もちろん、ミスを隠してしまいたい!と思ってしまうのも人情なのかもしれませんが・・
リスクの高さを考えても、そういったやり方は厳に慎むべきだと思います。
今回は仕事のミスが後で発覚しそうなときの対処法をお話ししました。