同僚1 「よーし出世するぞ!目指すは部長!取締役!そして・・社長だ!」
同僚2 「もっとたくさん稼ぎたい!年収を今の2倍!ゆくゆくは3倍に!」
同僚1&2 「「そのためには、この厳しい競争社会を勝ち抜かないと!なぁ!!」」
自分 (いや俺、そんな競争心は無いんですけど。。)
世の中は競争社会だ!と、よく言われています。
実際、ノルマ達成率が高い人が優遇される!なんて仕事はよくありますし・・
資格試験でライバルと競争して勝てば、価値ある資格が手に入ったりします。
そして自分は競争心がない!競争なんてしたくない!
そんな場合に「競争が激しい仕事」を選ぶと、キツいことになります。
競争しようとしない人が冷遇される、競争ありきの世界に入ってしまうからですね。
なのでもし競争心が無いのなら、「競争心がない人に向いてる仕事」を選ぶのがおすすめです。
そして競争が激しい仕事といった、明らかに向かないところは避けるわけですね。
じゃあ、競争心がない人に向いてる仕事ってどんな仕事?
逆に、避けるべき向かない仕事にはどんなものがある?
この記事では、そういったところを解説していきます。
目次
向かない①:「実力主義」の仕事
まず、競争心がない人に「向かない」仕事から書いていきます。
競争心がない人に向かない仕事、第一弾は・・
「実力主義」タイプの仕事です。
つまり・・
- 売り上げの高さ
- 取りつけた契約の数
- 解決できたトラブルの数
こういったものが評価され・・
そしてこういった結果を出せる実力こそが、評価されるような仕事です。
具体的には、
- 保険の営業マン
- 結果主義の外資系企業
- ホストクラブ
といった仕事が、ぱっと思いつきます。
どれも高い成果を出せば出すほど、評価・優遇されますよね。
実力主義タイプの仕事ではどうあっても、競争からは抜け出せません。
ほとんどの社員が「こいつより高い結果を出す!」という感じで、競争を続けているからですね。
そしてこのタイプの仕事で「競争を放棄」なんてことをすれば、とても悪い立場に追いやられてしまいます。
なので競争心がない場合、実力主義の仕事はまず避けておきたいところです。
向かない②:「コンテンツクオリティ」を求められる仕事
作成した「コンテンツのクオリティ」を求められる仕事も・・
競争心がない人には、向かないです。
具体的には、
- 作曲家
- Webライター
- イラストレーター
こんな感じの仕事ですね。
他にも「漫画家」「小説家」「動画配信者」などなど、コンテンツ制作系の仕事は軒並みそうだと思います。
コンテンツクオリティを求められる仕事も、どうしても競争になります。
作曲などを依頼する「依頼者」も、漫画などを読む「消費者」も、質の高いコンテンツを求めますので・・
より面白い・わかりやすい・感動的なコンテンツを作らないと、相手にされなくなってしまいます。
そしてコンテンツの面白さといったものも、「絶対的な」基準で見られるわけではなく・・
他のクリエイターと比較した「相対的な」評価を受けることがほとんどです。
例えば他の漫画家よりも面白い漫画を描かないと、手に取ってもらえないわけですね。
実例として私自身、副業として「ブロガー」をやっているのですが・・
ブロガーもやっぱり、ゴリゴリの競争職になっています。
具体的には、自分のブログ記事の「検索順位」というものを、他のブロガーたちと争う必要があり・・
検索で1位を取るために「ライバルより価値のある記事」を作るべく、日々頑張ることになります。
なのでブロガーも競争心がない人には向かない、「コンテンツクオリティを求められる仕事」になってきますね。。
という感じで、コンテンツクオリティを求められる仕事では、どうしても「質の競争」が起きるものですので・・
このあたりの仕事も、競争心がない人には向かないと思います。
向かない③:「階級主義」の仕事
会社内での階級がすべて!という「階級主義」の仕事も・・
競争心がない人には、向かないです。
つまり実力よりも、係長・課長・部長・取締役といった「階級」こそが重視され・・
階級が下の者は、上の者に絶対服従!みたいな空気ができている仕事です。
階級名は違えど、こんな感じで階級が重視される仕事は山ほどありますよね。
階級主義の仕事では、熾烈な「階級争い」が起きるのが常です。
高い階級を得るために、上役にうまく取り入ったり・・
もしくは専有されている階級を「空ける」ため、追い落とす工作をしたりです。
実際に私自身、とある「医局」で過ごしていた時期があるのですが・・
そこではトップが「教授」、次が「准教授」、その次が「講師」みたいな階級制がありました。
そして教授は医局全体の人事権といった、強大な権力を持てる仕組みとなっていました。
そして教授が退官するとき、その「後継者候補」が2人手を挙げたのですが・・
その候補同士の権力争いたるや、すさまじいものでした。
相手側の不祥事を告発したり、自分のイエスマンを送り込んで医局を「植民地化」しようとしたり・・
ドラマじゃなく現実でもこういうのあるんだな、と感心しながら眺めていたのを覚えています。笑
そして階級主義の仕事では、「階級」はそこまでして獲得したくなるほどの魅力があり・・
階級を持てる人の数は決まっていますので、激しい階級争いが常となります。
そしてそういった仕事で競争しない場合は、階級を手に入れることができず・・
階級が手に入らない場合は、不利な立場に固定されてしまうものです。
なので競争心がない場合、階級主義系の仕事も見送るのがおすすめです。
向かない④:「学歴主義」の仕事
学歴の高い人が、就職や給料で優遇される・・
「学歴主義」の仕事も、競争心がない場合は向かないです。
学歴主義というと、たとえば学歴の高い人だけを入社させる「学歴採用」タイプの会社とか・・
もしくは入社後も学歴によって、優遇・不遇に差をつけるようなタイプの仕事です。
学歴主義はちょっと古い価値観の仕事に、結構あったりします。
代表的なのは、官僚系の仕事とかですね。
官僚は「東大卒」といったハイレベルな学歴が無いと、なかなか有利なポジションを獲得できないようです。
そして学歴主義の仕事を選ぶのなら、学歴が必要です。
学歴が無いとそもそも、その仕事を得ること自体ができませんし・・
仕事を得られたとしても「学歴が低い」というただそれだけの理由で、日の目を見ない生活になりかねません。
そして学歴の獲得は、競争そのものです。
学歴を得るには「受験」に成功し、目指す学校に入学できなければいけないのですが・・
そのためにはライバル受験生に勝つための、膨大な勉強が必要になってきます。
そして学歴獲得のための競争は、基本的には「子ども時代」にされるものですが・・
大人になってからも、学歴を得るため動くことはできます。
例えば大卒検定なんかは、私の友人も受けましたし・・
大学院卒業による「学歴ロンダリング」といったものも、定番だと思います。
そして何らかの手段で学歴を獲得できれば、学歴主義の仕事でやっていけるのですが・・
学歴を得るのもやっぱり、他者とのバリバリの競争になってきます。
なので学歴主義の仕事もやっぱり、競争心がない人には向かないと思います。
と、ここまで競争心がない人に「向かない」仕事を書いてきました。
競争心がない人は、こういったエリアの仕事は避けたほうが無難だと思います。
じゃあ、競争心がない人に「向いてる」仕事はどんなのがあるの?
以下、解説していきます。
向く①:「高い結果」が求められない仕事
「高い結果を出すこと」が求められない仕事・・
これがまず1つめの、競争心がない人に向いている仕事です。
成果が求められない仕事では、「ライバルより高い成果を出そう!」という競争が起きません。
なので競争心がない人にとって、過ごしやすい仕事になるかもしれないです。
高い結果が求められない仕事って、具体的には?
- 公務員
- 医療職
- 学校の先生
ざっと挙げてみると、こんな感じです。
たとえば公務員は、「売り上げ」といった成果は求められないはずです。
なのでライバルに売り上げで勝って、立場を上げよう!といった競争は起きないはずです。
どちらかというと公務員は「やるべきことを粛々とこなしていく」タイプの仕事になると思います。
医療職も、そういった成果で競いはしませんよね。
看護系であっても薬学系であっても介護系であっても、目的は「患者さんのためになること」ですので・・
そこにレースのように競い合う要素は、そうそう生まれないはずです。
もしくは学校の先生も、基本的には競い合わないはずです。
進学校だと「生徒の成績をより高く」みたいなところで、一部競うのかもしれませんが・・
一般的には生徒たちを教育することにおいて、そうそう競争は起きないはずです。
という感じで、高い結果を求められる場合は、より高い結果を!の競争が起きますが・・
結果を出すのが目的になりにくい仕事は、競争心がない人にもやりやすいのではと思います。
まあ、挙げたような仕事は「階級主義」「学歴主義」といった要素が多めになってしまいましたが・・
完璧な選択肢というのは、なかなか無いものですね・・笑
向く②:「立場の上下」が無い仕事
「立場の上下」が無いタイプの仕事も、競争心がない人に向いています。
部長とか一般社員とか、店長とかヒラ店員とか・・
そういった「階級」で立場が圧倒的に違ったりしない!という感じですね。
例をあげるとするなら・・「図書館職員」「賃貸管理者」とかでしょうか。
これらの仕事で、ゴリゴリの上下関係が敷かれている!ということはおそらく無いはずです。
もちろん職場によって変わってきて、一概には言えないでしょうが・・
立場の上下が無い仕事なら、立場を上げよう!という競争が起きません。
なので競争心がない人も、過ごしやすい仕事になってくると思います。
向く③:「年功序列」の仕事
競争心がない人に、意外におすすめなのが・・
「年功序列」系の仕事です。
年功序列はその名の通り、「年齢」によって評価される仕事です。
なので大きな成果をあげたり、権力争いで勝ったりしなくとも・・
その仕事の中で年齢さえ積んでいけば、それなりに扱われる立場になれます。
そして年齢を積むにあたって、「競争」は必要ないはずです。
年齢は誰でも等しく、1年で1歳とるものですので・・
俺はこいつよりもっと早く年をとるんだ!なんて競争は、起きようがありません。
現代では年功序列はめっきり下火で、なくなりかけているイメージかもしれませんが・・
実際は老舗系の会社を中心に、まだまだ残っていることもあります。
なので競争をするつもりは無いけど、将来はそこそこのリターンは得たい!
その場合は「年功序列」タイプの仕事や会社を選ぶのも、選択肢になると思います。
注意点として・・年功序列を狙う場合、「会社選び」はとても重要です。
年功序列で立場を上げていくためには、「その会社が長年ずっと残る」ことがなにより大事だからです。
入った会社がすぐに潰れてしまったのでは、年功序列どころではありませんよね。
さらに、年功序列の会社は「階級序列」を含むことが多いですので・・
「階級」があまりに重視されている職場は、避けるのがおすすめです。
階級ではなくあくまで「年功」だけが、ピンポイントで重視されている組織を探すほうがいいわけですね。
と、いろいろお話ししてみましたが・・
競争心がないのは全然問題ないのですが、ない人に「合わない仕事」を選ぶといろいろつらい目に遭うかもしれないものです。
なのでぜひいろいろ試行錯誤して、「競争心がない人に向いてる仕事」を探してみては、と思います。
今回は「競争心がない人に向いてる仕事」をテーマにお話ししました。