ダメな会社ほど会議が多いよね。その理由は？

この間、会議があったばっかりなのに・・

うちのダメ会社、来週もまた会議するとか言い出した・・！

・・ダメな会社ほど会議が多いのは、なぜ？

 

会議がやたら多い会社というのは、よくあるものです。

実際、私自身が以前に働いていた会社でも、毎週のようになんらかの会議が開かれ・・

またかよ？そんなに要らんやろ！と、うんざりしていたものです。

 

そして会議が多い会社には「ダメな会社」が多いものです。

しっかりした成果を出せるような会社は、会議の回数も必要最低限になりがちですが・・

いろいろな面でダメな会社であるほど、ダラダラとたくさんの会議を開きがちです。

 

そして会議が多いと、作業をする時間が奪われたりとデメリットが多く・・

なので多すぎる会議に悩まされている場合、一体なぜダメ会社では会議が多くなるの？？

ここが気になる流れになるのではと思います。

 

なのでこの記事では、ダメな会社ほど会議が多くなる理由は？

ここを解説していきます。

何もしなくても給料がもらえるから

ダメな会社ほど、会議が多くなってしまう理由・・

ひとつめは、会議中は何もしなくても給料がもらえるからです。

 

会議中はその会議に出ている全員に、給料が発生します。

会議の時間は労働時間ですので、当然ですよね。

 

そして会議中は、発言したり議題について考えたりするのが普通ですが・・

たとえ何もしなかったとしても、居るだけで給料が手に入る

これも、動かしようのない事実だったりします。

 

たとえば会議中、最初から最後までずっと寝ていたとしても・・

もしくは下を向いて、スマホで遊んでいたとしても・・

2時間の出席をしていれば、2時間ぶんの給料が発生しますよね。

 

これが1人で仕事をしている最中だと、さすがに寝たりするわけにはいきません。

部下の立場なら怒られますし、上司であっても問題になってしまうでしょう。

しかし会議中なら意外と、それが出来てしまうわけです。

 

なのでダメな会社が、長時間の会議をやたら連発しようとするときは・・

そこには「何もしなくても給料がもらえる時間」を増やす、という目的が隠れていることがあります。

実際にダメな会社では、会議中は参加しない人や寝る人だらけだったりしますよね・・笑

 

そしてそんな意図で会議を開きまくっているようでは、会社はさらにダメになっていきます。

そしてダメになった会社では、給料のためだけの会議が開かれ・・の無限ループに入るわけですね。

という感じの事情が、ダメな会社ほど会議が多くなるひとつめの事情となってきます。

会議しないと決断できないから

会議をしてからじゃないと、何も決断できない

これもダメな会社ほど会議が多くなる、理由のひとつです。

 

会社を運営していくには、いろいろな決断が必要になります。

たくさんの項目をミスなく、会社がうまくいく方向に決めていく必要がありますよね。

そして高い能力を持つ人なら、それをひとりで問題なくこなせるはずです。

 

しかしダメな会社の上層部は、ダメな人だらけです。

そしてダメな人はものごとを決める能力が低いのが普通です。

なので、どうすれば会社はうまくいく？といったことが、ひとりでは判断できません。

 

決める能力が低いと、どうなるか？

ことあるごとに会議を開き、みんなに決めてもらうようになります。

普通は1人でさくっと決められることを、多くの人と相談してやっと決められる・・みたいな感じですね。

 

特に「優れた若手」のおんぶにだっこになっている上層部というのは、多いものです。

会議で、みずから考える力のある社員に発言させて・・

その的を射た意見に対して「うむ、それで良かろう」と鷹揚にうなずくわけですね。笑

私自身、こういうタイプのダメ上層部をこれまでによく見てきました・・

 

会議をすることで決断の責任を分散したい、というのもあるでしょう。

自分ひとりでものごとを決めれば、その責任は自分ひとりが負いますが・・

会議を開き「みんなで話し合って決めた」ことにすれば、そうではなくなります。

・・まあ、自分が最高責任者だったりすれば最終的には、責任は自分だったりするのですが。笑

 

もしかしたら「ダメ上層部が、まわりに相談なく独走する」という最悪パターンに比べれば・・

会議を開きまくって相談しようとしてくれるのは、そのほうがマシかもしれません。笑

とはいえ、ダメな会社ほど会議が多くなる、これも理由のひとつです。

「会議の効率」が低いから

「会議の効率」が低く、たくさん会議しないと進まない！

これもダメな会社ほど会議が多くなる、ひとつの要因です。

 

会議では、達成しなければならない「目標」があるのが普通です。

目標の種類は、たとえば社員の誰をどこに配置するか？の采配だったり・・

新商品の色を何色にするか？の相談だったりと、いろいろですね。

 

そしてダメな会社では会議の効率が悪くなるのが自然です。

こういった、優れた力を持つ人が少ないからです。

 

なのでダメな会社では、議論は建設的なものにはならず・・

城を作って、壊して、作って・・みたいな、「無駄な無限ループ」状態になります。

話をぐちゃぐちゃに複雑化させ、後退させるだけの会議も起きるでしょう。

そしてこんな状況では、会議目標の達成が圧倒的に遅くなるのも仕方がないことです。

 

そして会議目標の達成が遅いなら、達成までに何度も会議を重ねるはめになるのは当然で・・

これもダメな会社ほど会議が多くなる、定番の理由になってきます。

「会議は不要」の判断ができないから

「この会議はいらない」という判断が、できない！

これもダメな会社ほど会議が多いときの、よくある要因です。

 

会議には必要な会議と、不要な会議があります。

たとえば深刻なトラブルが起きたとき、その解決策を話し合う会議は、絶対必要でしょうし・・

ほぼ雑談しかしないけど、定例だから何となくやってる・・みたいな会議はぶっちゃけ、不要でしょう。

 

そして優れた会社は「この会議は無駄だから、削ってしまおう」という判断ができます。

なので本当に必要な、少数の会議だけが残っていく流れになります。

 

しかしダメな会社だと、この会議は不要だ！という判断がなかなかできず・・

何度もやってきたんだし、とりあえず今回もやっとこうよ、みたいな流れになります。

そして今回も、1年後も、数年後も、無駄な会議が残り続けることになります。

 

会議はたくさんの人を長い時間拘束し、膨大なリソースを奪っていきます。

なので不要な会議を開くというのは、とてつもなく影響の大きな「無駄」だったりするのですが・・

ダメな会社の上層部はもちろん、そのあたりも判断できません。

 

という感じで、この会議はいらないという判断ができず、会議を減らすことができない！

これもダメな会社ほど会議が多くなる、事情のひとつです。

「会議した記録」が欲しいから

会議をすれば「会議した記録」が残る！

そして会議した記録がたくさん欲しいから、つい会議してしまう・・

これも、なぜダメな会社ほど会議が多いか？のひとつの視点となってきます。

 

会議をすれば、その会議を記録に残すことができます。

議事録といったデータが、形となって残りますし・・

その記録をもとに、会社の上層部に「会議しました」と報告をすることもできます。

 

そして、ダメな会社が表面上の「記録」を重視するというのも、よくあることです。

実際にどのくらいの働きをして、どういう利益を挙げたか？という「実」のところよりも・・

「ちゃんと会議をしている」とか、そういう見た目上のことを気にしてしまうわけですね。

 

そういった会社では、意義がある会議ができたか？みたいな本当に価値があるところよりも・・

内容はどんなでもいいから、〇〇回会議をした！みたいな記録のほうが重視されます。

特に権威主義的な会社では、そういうのが積み重なって出世につながりますので、そこが注目されやすいです。

 

しかし、〇〇回会議した記録が重要！なんてところにこだわっている時点で、ダメ会社だと言えてしまうでしょう。

そういった価値観だと高い成果はなかなか出せず、競争力を失い沈没していくからですね。

なのでこれもダメ会社であればあるほど会議が多くなる、理由のひとつになってきます。

「やってる感」が出せるから

会議をすれば「やってる感」を醸し出せる！

これもダメな会社ほど会議をたくさんやる、動機のひとつになってきます。

 

「やってる感」というのも会社における、無視できないポイントです。

上司も上層部も、もしくは他の部署も「ちゃんと仕事してるか？」を監視してきますので・・

その目にやってると映る！というのも、必要なことになってきます。

 

個人レベルでもやってる感を出すために、何もしてないのに残業時間まで残ってみたり・・

やることないのにパソコンをカタカタやったり、はするはずです。

少なくとも私自身は、ときどきやっていました。笑

 

そして会議はやってる感を演出するための、最適な行動です。

大会議室といったところに大勢で集まり、仰々しい議論をしていれば・・

参加しない他の人たちの目から見ても、「やってるな」と映るはずです。

 

とはいえ・・「やってる感」なんてものにこだわりすぎている時点で、ダメな会社だと言えるでしょう。

やってる感を出そう！は、表面だけ取り繕おう！とほぼ同じ意味で・・

表面だけ取り繕うことに力を注ぐような会社は、まあ普通は衰退していくはずです。

 

しかしそうと分かっていても、やってる感を追求せざるを得ない・・

そういった事情がダメな会社には、よくあるものです。

そうしないとやっていけないような風土が、会社じゅうに広がっているからですね。

なのでここも、ダメな会社ほど会議が多い！につながってくる事情です。

「権力の誇示」に使うから

会議というイベントを、「権力の誇示」のために使う！

そしてダメな会社であればあるほど、権力を誇示したがる・・

というのも、ダメな会社ほど会議が多くなるロジックです。

 

会議が権力誇示の場として使われることは、多いです。

ざっくり描写すると、いちばん奥のデカい椅子にいちばんの重鎮が座り・・

その両脇を、重役たちが役職順にずらっと鎮座し・・

そして立場が低い下っ端たちが、末席のほうにすし詰めにされて並ぶ感じですね。

 

そして重鎮が、部下たちからの報告をふんぞり返って聞いて・・

上から偉そうに質問攻めにしたり、無茶な指示を言い渡したりします。

そんな感じで「上下関係を分からせる場」を作ることで、権力を全体に示すわけです。

 

イメージ的には、ドラマ「白い巨塔」のカンファレンスでしょうか。

教授をトップとした、権力順に並んだ椅子にずらっと座り・・

重々しい雰囲気で会議することで、重役たちの偉さを示すわけです。

そしてその流れで、大名行列のように「回診」をすることで、病院じゅうに権力を見せるわけですね。笑

 

しかし「権力の誇示」なんてものにこだわれば、その組織はダメ組織になっていきます。

出世した重役や高齢者だけが権力を得て、お金や良い立場を総取りしていくのなら・・

実力ある優秀な人たちは、みんなアホらしくなって居なくなるからですね。

そして「腐敗」が起きる、という定番の流れになっていきます。

 

という感じで・・ダメな会社であればあるほど、権力誇示のための会議を連発する！

これもダメな会社ほど会議が多い、意外な理由になってきます。

「会議がリソースを吸い取る」から

「多すぎる会議がリソースを吸い取る」から、ダメ会社になっている！

ダメな会社ほど会議が多い事情は、こっちの視点からも見ることができます。

 

たまごが先かニワトリが先か？みたいな話にはなってしまいますが・・

ダメな会社だから会議が多いわけではなく、会議が多いからダメな会社になった！

実際に起きているのは、こっちかもしれません。

 

会議というものは、膨大なリソースを吸い取るものです。

会議の規模にもよりますが、数十人とか、100人以上とかが参加することも多く・・

その場合はそれだけの人数を何時間ものあいだ、拘束してしまいます。

 

さらには会議の「準備」「後始末」といった仕事も、時間をたっぷり吸い上げます。

会議で言い渡された無茶な指示といったものも、社員を悩ます種のひとつです。

という感じで会議はやればやるほど、時間や労力をたっぷりと消費していくのです。

 

なので、会議があまりに多く開催される会社では・・

会議に出ることだけに忙殺され、会議以外の仕事があまり出来なくなります。

そしてそれは当然、ダメ会社への道を作るような流れになってしまいます。

 

じゃあ、そもそも会議が多いのはなぜ？となってくるのですが・・

これは例えば社長といった重役が会議好き、とかが思い浮かびます。

つまり「ダメ会社だから」以外の理由でも、会議が多くなることはあるわけですね。

 

こんな感じで「会議が多い」のほうが先で、それがダメ会社を作ってしまっている・・

これもダメな会社で会議が多く行われているときの、原因となる可能性があります。

 

 

今回はダメな会社ほど会議が多い理由をテーマにお話ししました。