自分、数字の扱いが苦手なんだけど・・
お金の計算とか、難しい数式の処理とか、どうしてもうまくやれないんだけど・・
数字に弱い人の適職って、ある?
苦手分野は人それぞれ、あるものです。
人に合わせるのが苦手な人も、長時間労働が無理な人も居ますし・・
そして「数字に弱い」ことがあっても、それはもちろん自然なことです。
数字に弱いというと具体的には、数字を扱い出すとどうしてもミスを頻発してしまったり・・
計算といった数字の処理が、まわりの一般的な人より明らかに遅くなったり、ですね。
そして苦手分野が足を引っ張ってしまうか?は、職場によって変わるものです。
なのでもし自分が、数字の扱いにおいて明らかに他人より弱い!と思うのなら・・
数字の扱いが問題にならない仕事を選ぶのが、ストレスなく快適にやっていく鍵になります。
なのでこの記事では、つまり数字に弱い人に向いてる仕事はどんな仕事?
ここを解説していきます。
目次
数字の扱いが少ない仕事
数字に弱い人には、どんな仕事が適職?
まず真っ先に候補になるのは、「数字の扱いが少ない」仕事です。
まあ、これはもう当然ですよね。
数字の扱いが苦手なら、それが自体が少ない仕事につけば・・
そこでの能力不足は関係なくなり、それで問題は解決します。
たとえば、数字の扱いが「多い」仕事の代表としては・・
- 銀行員
- 会計士
- データアナリスト
こういったものが挙げられます。
そして数字に弱い人がそういった仕事に向かないのは、議論の余地が無いはずです。
挙げたような仕事は毎日、朝から晩まで数字を扱っていますので・・
数字が苦手な人だとどうしてもパフォーマンスが低くなり、あまり良いことにはならないはずです。
じゃあ・・これらと逆に、数字の扱いが少ないと言える仕事はどんなもの?
以下、ここを解説していきます。
数字が少ない仕事①:文系
数字の扱いが少ない仕事の、条件を挙げてみると・・
ひとつめは、仕事が「文系」であるということです。
ざっくりした捉え方だと「文章を使って情報を扱ったり、伝えたりする仕事」ということですね。
世の中には文系の仕事と、理系の仕事とがあります。
そして理系の仕事は比較的、数字を扱う機会が多めになりますし・・
逆に文系の仕事は「文字」を扱うことが多くなり、そのぶん数字は少なくなる傾向があります。
文系の仕事って、具体的には?
- Webライター
- ジャーナリスト
- 文学者
- 官僚
ほんの一部ですが、挙げてみるとこんな感じになります。
たとえばWebライターという仕事は、クライアントから指示されたテーマの「記事」を作る仕事で・・
記事はほとんどの場合で、文章だけで構成するものです。
なのでこの仕事を選んだ時点で、数字を扱う機会はほぼ無いことになります。
ジャーナリストももちろん、数字の扱いは少ないはずです。
ジャーナリストは現地に取材に行き、その情報を多くの人たちに発信するわけですが・・
その発信は文章・画像が中心になることが多いはずで、数字が入ることは少ないはずです。
逆に理系の仕事となると、
- 医療系(薬剤師、看護師など)
- システムエンジニア
- 工学技術者
こういったものが思い浮かびますが、これらは軒並み数字と関わりが深いはずです。
という感じで・・理系の仕事を避け、文系から仕事を選ぶ!
数字の扱いが少ない仕事を探すときの、これがまず大事な視点です。
数字が少ない仕事②:芸術系
「芸術系」の仕事も、数字はとても少なくなってきます。
例えば、
- イラストレーター
- ウェブデザイナー
- 美容師
- 作曲家
- 料理人
こんな感じの、視覚・聴覚・味覚といった感覚に訴えかけるコンテンツを作るタイプの仕事ですね。
「感覚」というのは、もっとも数値化しにくいもののひとつです。
なので、美しい絵を描こう!おいしい料理を作ろう!みたいな方向に進むなら・・
必然的に、数字ではないところで勝負することになってきます。
たとえば美容師が扱うのは、「色」「形」「雰囲気」みたいな要素が主になるはずで・・
もちろん数字要素もゼロではないでしょうが、とても少なくなってくると思います。
なので数字が苦手だけど、そういった芸術的要素が得意!
その場合は芸術系の仕事は、特に向いている選択肢になるでしょう。
数字が少ない仕事③:コミュニケーション系
「コミュニケーション」を重視する仕事も、数字が少なくなりがちです。
例をあげると、
- 心理カウンセラー
- 接客業
- 学校教師(数学教師を除く)
こんな感じの仕事ですね。
コミュニケーション系の仕事が扱うのは、「人間関係」「感情」みたいな要素になってきます。
そしてそれらも芸術系と同じように、数字といちばん遠いところにある要素で・・
なのでコミュニケーション重視の仕事に就けば、数字に弱くてもやっていける可能性は高いでしょう。
たとえば心理カウンセラーなら、気分的な落ち込みとかやってられなさとか、そういったものに対応していくはずで・・
そういった要素は「数字では説明できない」ものになってくるはずです。
なのでカウンセリングで、数値をみながら改善していく!みたいなのは少なくなるでしょう。
逆に同じ医療系でも「薬剤師」なら、バリバリの数字系職業になってきます。
薬の量のチェックとか、数字の扱いそのものですし・・
薬の種類を考えるとかも、数字的な要素が強くなってきます。
という感じで・・数字が混じり込みにくい、「人と人との関係」が大事な仕事を選ぶ!
これも数字が弱い人が適職を選びたいなら、大事な目線となるでしょう。
数字の処理が「自動化」されている仕事
数字が弱い人の一番の適職は、「数字が少ない仕事」なのですが・・
しかしたとえ数字が多い仕事であっても、そこが「自動化」されていれば問題ありません。
たとえば「レジ打ち」は昔は、数字系の職業だったと言えるようです。
昔は自動計算式のレジといったものが無く、すべて人間が頭で計算していたとのことで・・
だとしたら忙しい中で「素早く正確に」「お釣りが少なくなるよう工夫しながら」お金を計算していくのは、かなりの数字力を要したことでしょう。
しかし現代では多くの店舗で、自動レジが採用されています。
そして自動レジがあればもちろん、人間の高い数字力は必要ありませんので・・
この場合は数字に弱い人であっても働きやすい、適職と言えるものになってきます。
他にも「数字を扱うけど、そこが自動化されている仕事」はたくさんあります。
計算系ソフトが導入されていて、労働者はボタンをポチるだけで処理が完了する、みたいなものですね。
そしてそうであれば、数字に弱い人でもまったく問題なく働けます。
もちろん入職しようとしている職場で、ちゃんと機械が導入されているか?自動化されているか?
ここのチェックは必須となってきます。
自動化されているものだと思って入職したら、全然されていなくて数字に潰された。。みたいなのは最悪ですので。。
数字の扱いを「他人に依頼」できる仕事
たとえ数字が多い仕事であっても、数字の扱いを「他人に依頼できる」前提の場合・・
これもやっぱり、数字に弱い人でも問題ない!と言えることになります。
例をあげるなら、調査といった実務は自分がやるけど、データ処理は専門の事務員がやってくれる・・みたいなケースですね。
実際に私自身、とある街で住民調査の仕事をしていた時期があるのですが・・
データの扱いはその専門の職員さんに任せるルールだったので、お願いしていました。
特に出世してそれなりの権力を持つと、数字を他人に任せられる!というケースは多いでしょう。
立場が下だとどうしても、全てを自分でやって当たり前!みたいな状況になってしまうものですが・・
立場が上がっていけば、ここは得意な人に任せるのが自然!となりやすく、ここで数字を任せてしまえばいい感じになります。
もちろん、数字の扱いがその仕事の大半!みたいな状況だと、この方針は難しいと思います。
他の人に任せられるのは、あくまで仕事の中の「一部」になるはずなので・・
数字に弱いと思うのなら、その一部を「数字」に全振りする!みたいな形になっていくはずです。
という感じで、数字の多い職場であってもすべてを自分で受け持たず、数字に強い人に任せてしまう!
これができるならその仕事は「数字に弱い人の適職」に変わるでしょう。
今回は数字に弱い人の適職をテーマにお話ししました。