ミスをしたわけでは、ないはずなのに・・
会社のルールに違反してもいないのに・・
なぜか、理不尽に怒られる!
自分に非がある場合、怒られてしまうのはある程度仕方がないことです。
しかし別に何も悪い事をしていないのに、職場で上司にキレられる・・
こんな理不尽なことはありませんよね。
しかし現実には、理不尽に怒る上司は多いものです。
私自身、経験して嫌な思いをしたことがあります。。
理不尽に怒られると、ものすごい勢いでメンタルを削られるものですし・・
それでいて相手が上司だと、反撃もなかなか難しいです。
ですが何とかして、うまいこと対処したいものですよね。
なのでこの記事では、職場で理不尽に怒られた時はどう対処する?
ここを中心に解説していきます。
目次
「直接反撃」はNG!
上司「おい部下!この企画書はAのやり方で書くのが当然だろ!そう言ったよな!書き直せ!」
しかし部下は、Aのやり方で書けとはひと言も聞いていないし、別にAで書くのが常識というわけでもない・・
・・よくある「理不尽に怒られる」イベントです。
しかし、それに対して・・
部下「はぁ!?聞いていないっすけど!別にAで書くって決まってもないですよね!書き直したいならご自由にどうぞ!」
こんな感じで直接的に反撃してしまうのは、NGです。
そうやって、反論したくなる気持ちはわかります。
私も経験があるので、とても、とてもよく分かります・・
しかし直接の反撃はリスクが高すぎるので、おすすめしないです。
上司に向かって「あなたの言ってること、理不尽ですよね!」と叫ぶのは、ヤバイ!
これはもう実際に会社に勤めたことがある方なら、感覚でわかることだと思います。
たとえ上司に非があったとしても、正当な反論であったとしても、です。
このあたりは、理不尽な面もあるのですが・・
部下が上司に向かって「攻撃」するのは、基本的にどこの会社でもタブーです。
そして、それをやった時点で事情を問わず・・
あなたの側が「非常識な社員」みたいに見られてしまう可能性がでてきます。。
そして会社で生きていくにあたって、それはとても大きなリスクになります。
じゃあ、理不尽に怒られたときは諦めるしかないの?
泣き寝入りしかできないの??
そういうことではありません。
理不尽に怒られたときには、もっとリスクの低い、効率のいい解決法がいろいろあります。
なのでまずは、先にそちらを試すほうがおすすめです。
上司の「さらに上」に相談する
上司に理不尽に怒られるときの、対処法・・
まず考えられるのは、その上司の「さらに上」に相談する方法です。
たとえば係長が問題なのだとしたら、より上の課長や部長に相談する、という感じですね。
理不尽に怒ってくるのが、上司である場合・・
あなたの立場は、その上司よりも下になってしまうはずです。
なのでその上司に直接意見して、ふるまいを変えさせよう!とすると不利になります。
しかし、その上司の「さらに上」に相談して、もし対応のため動いてくれた場合・・
その上司は「さらに上」からの注意や命令に対して、逆らうことはできません。
なのでその上司に、言動を改めるような「上からの圧力」が掛かり・・
それが有効に働いてくれれば、それで解決!となります。
もちろん、その「さらに上」に相談するときは、いろいろと戦略を練ります。
その上司の言動を証明するために、内容の「録音」や「文書による記録」は必須ですし・・
同じ目に遭っている同僚を中心に、人数を集めるのも有効でしょう。
そして理性的に話を聞いてくれて、対応するだけの力もありそうな「最適な相談先」を選び・・
たとえば繁忙期ではない余裕のある時期などに、タイミングを見計らって実行!という感じですね。
実例として私の昔の職場でも、これが有効に働いているのを見たことがあります。
そのとき私は当事者ではなかったのですが、すぐキレるひどい上司にこの方法で反攻した人たちが居て・・
うまくいったようで、その上司はすぐに「左遷」を受けて僻地に飛ばされ、その後の消息はわかりません。笑
この方法は「問題の上司だけがまともじゃなくて、その上の人たちはまとも」という場合にとても有効です。
もちろんかなり重大な行動になるので、気合いのようなものは相応に必要になってきますが・・
勝算のある状況であれば、積極的に狙っていきたいところです。
しかしこの方法が「有効とはいえない」状況も、けっこうあります。
たとえば・・
- 「上司の上」が押しに弱く、強い対応ができない
- 問題の上司と「上司の上」との仲がいい
- 問題の上司が、あなたの進退を握っている
こんな場合はこの方法を使っても、失敗に終わる可能性が高いです。。
そして選択肢はいろいろで、必ずしもこの方法を選ぶ必要はないです。
以下、他の対処法もいろいろと解説していきます。
しかるべき機関に相談する
対応をお願いできるような「機関」に相談するのも、選択肢です。
上司があまりに理不尽に怒ってくるのは、「パワハラ」になってくる可能性がありますので・・
パワハラを受けたときに相談するべき機関に、相談するということですね。
パワハラに対応する機関というのは、いろいろあります。
ここはもう「パワハラ 相談先」とでも検索すれば・・
法律の専門家といった人たちが、いろいろと解説してくれています。
そして、どこに相談しようか?を考えるなら・・
- 会社の「内部から外部」へ
- 軽いところから、重いところへ
こういった考え方が、基本になってくると思います。
つまりは、いきなりは大ごとにしないということですね。
たとえば多くの会社には、内部に「パワハラ相談窓口」といったものがあるはずです。
この記事を書いている現在、法律で設置が義務化されているようですね。
そして会社の内部で相談する限りでは、それほど「おおごと」になる可能性は少ないです。
逆に会社の「外部」の、しかるべき機関に相談を持っていくと・・
それは外部にパワハラ情報を持っていくことになりますので、それなりの「おおごと」になってきます。
相談先の「重さ」も大事なところです。
重い相談先といえば、一番は「弁護士」や「警察」なわけですが・・
そこに相談してしまうと、もうその企業との紛争待ったなし!みたいな状況になりますので、それは最終手段になってきます。
もちろん、大ごとにしてはいけない!ということでは無いです。
しかし理不尽に怒られる!ということが、低いリスクで解決するなら、それに越したことはないはずです。
なので、どの機関に相談するにしろ・・
「おおごと」になってしまう組織は最後にして、低リスクな相談先から順番に、をおすすめします。
怒る「目的」を読んで対応する
ちょっと、軸を変えて解説してみます。
理不尽に怒ってくる上司に、対応するときは・・
その上司が怒る「目的」を読むと、意外と簡単に対処できることがあります。
ここでは、私自身の実体験を挙げてみます。
あるとき私自身が、とある計画書を上司に提出したとき・・
その上司は「計画書のここは、AではなくBだろ!」という感じで怒ってきました。
しかし私自身、いろいろ調べまくってみても・・
さらには同僚や、他の上司に質問してみても・・
さらには機会があったので、その分野についてその上司よりはるかに詳しい専門家に質問してみても・・
「Bではなく、Aにするのが妥当だ」という結論にしかなりませんでした。
しかも「B」にするのは、その計画を台無しにするほどの間違いだと思われました。
その計画はとても重要だったので、そうなるのは非常にまずい状況です。。
しかし問題の上司に何を言っても、「Bに決まってるだろ!おまえが間違ってる!」の一点張りです。
困った私は、なぜその上司はそんなに頑ななのか?をじっくり考えてみました。
そしてその上司はどうやら、何としてもBに拘りたいわけではなくて・・
「部下の主張に、自分の主張がくつがえされるのがイヤなだけ」
ということがわかってきました。
なので、ちょっと詳しいところまでは説明しづらいですが・・
「その上司がAと主張し、私がそれを承諾するような形」になるよう、うまく話を誘導しました。
その上司がBと言うと、私が「んー・・ちょっとそれは・・」みたいな拒否の姿勢をとって・・
上司が話にAの要素を出すと、私が「なるほど、それはいい考えだと思います!」みたいな反応を見せる、という形ですね。
こうなるとその上司からすると、「部下の主張に自分の主張がくつがえされる」ことにはなりません。
むしろ「自分の主張に、この部下が従った」という形になります。
なのでその上司はそれで満足し、怒るどころか上機嫌になり・・
計画書はもちろん「A」の形におさまり、円満に解決しました。
ちょっと、長々と体験を語ってしまいましたが・・
人間がいっさいの目的なく怒ることは、少ないものです。
なので上司が理不尽に怒る場合も、たいていはそこに何らかの「目的」があります。
なのでその目的は何か?とじっくり考え、リスクなくうまく満たしてあげることを考えれば・・
うまくいけば、さくっと対応できてしまうかもしれません。
期間限定で、我慢する
その上司の怒りが、たとえ理不尽だったとしても・・
一定の期間限定で、我慢する
これがベストな選択になる場合はあります。
我慢するなんて、そんな後ろ向きな。。と、もしかしたら思われるかもしれません。
しかし行動は、リスクを伴うものです。
理不尽に対しなんらかの行動をすれば、事態が良くなる可能性はありますが・・
悪くなる可能性も、もちろんあるのです。
そして理不尽な攻撃であったとしても数ヶ月くらいなら、場合によっては耐えられるものです。
なので「行動するリスク」が高い場合は、むやみに行動するよりも・・
むしろ何もせず、そのまま我慢するのがいちばん有効!という場合もあります。
「気にしない」「反応しない」といった形で、受け流すことがもしできるのなら・・
それがダメージが少ないですし、一番ですね。
私自身の実例を、もうひとつ出してみると・・
私自身はとある研修中に、理不尽に怒られたことがあります。
そしてその研修は「無事に修了することで、認定がもらえる」タイプのものでした。
そしてその部署の研修期間は短く、まあ耐えられそうだったので、そこではぐっと我慢しました。
そして、それによって事を荒立てることはなくなり、研修も問題なく修了できたので・・
その場合においては結果的に、それが一番の選択だったのかな・・と感じています。
何とかして我慢しようとする時には、「ストレス対策」も大事です。
理不尽に怒られるのを我慢すれば、もちろんストレスが溜まっていきますが・・
ストレスを受け流せないまま大量に受けると、いずれ押し潰されてしまいます。
理不尽な仕事によるストレスの対策法は、
上の記事で書いているのですが・・
我慢するときはストレスに潰されないよううまくケアしながら、というのが必要です。
もちろん精神を壊してしまうほどの状況で、我慢する必要はないです。
短い期間であってもダメージが大きいことはありますので、行動してしまうほうがいい!という場合はあります。
そして「永遠に」我慢する、もNGです。
我慢は、期間限定だからこそ有効なもので・・
我慢していたらずっと解決しないような状況であれば、やっぱり行動したほうがいいでしょう。
しかし我慢が一番!という状況も、確かにあります。
なので選択肢のひとつとして、検討はしていいと思います。
その上司から離れてしまう
その上司から、離れる!
シンプルですが可能なら、やっぱりこれが一番です。
理不尽に怒ってくる上司が居た場合・・
その上司から物理的に離れてしまえば、それは完全に解決するはずです。
離れるというのも、たとえば会社内で異動したり・・
もしくは退職し、完全に離れてしまうのも選択肢です。
とはいえもちろん、事はそう簡単でもないです。
異動は社員個人の意志で、自由にできるわけもありませんし・・
会社に事情を話すにしろ話さないにしろ、それなりに大変な交渉が必要になるはずです。
そして「退職」はもちろん、さらにリスキーです。
辞めること自体が、ハードルが高い行動ですし・・
そもそも再就職先といったものが用意できなければ、実行はなかなか難しいです。
しかし物理的に離れてしまう!というのはやっぱり、いちばんの解決法です。
一時的ではなく再発も含め、ほぼ完全に問題を消してしまえますので。
なのでもしそれが可能なのであれば、離れる!も有効な選択肢になります。
仕事から「上司」を消してしまう
最後になりましたが・・
自分の仕事から「上司」という存在を、完全に消してしまう
これができれば、理不尽に怒られる問題は完全に消え去ります。
もちろんゴルゴに依頼して上司を始末するとか、そういう意味ではありません。笑
例えば独立し、職場フリーになるといった意味ですね。
仕事というのは、場合によっては「職場フリー」で出来るものです。
たとえば独立し、自分ひとりで仕事を得るようなスタイルになれば・・
「職場」そのものが存在しなくなりますので、上司とのいざこざそのものが完全に消え去ります。
職場フリーであっても、取引先とギスギスすることくらいはありますが・・
上司から、上下関係をもって「一方的に怒られる」ことはなくなりますね。
職場フリーなんて、本当にできるの?と思われるかもしれませんが・・
例えば、
- 「ブログ」を運営し、インターネットから収益を得る
- リスクが低めの「投資」をして収益を得る
こういった方法を使えば職場を持たずにお金を稼ぐことは、意外とできたりします。
具体的な方法は、
上の記事たちで解説しています。
私自身、ブログ運営とインデックス投資からある程度の収益を得ていて・・
それらの助けも得ることで独立し、現在は職場フリーの生活を実際に送っています。
そして私はコミュニケーションが得意なほうではなかったので、このスタイルはものすごく快適です。
もちろん完全な職場フリーになるのは、ハードルがかなり高いです。
しかし場合によっては、ブログ運営や投資などあらゆる手段を使って、職場フリーを実現させる!
これも考えていい選択肢になるのでは、と思います。
今回は仕事で理不尽に怒られるときの対処法を軸にお話ししてみました。