指示されるまで動かないのはダメだよな、言われる前に動こう!
そう思って必要な仕事を、自分の判断で終わらせたところ・・
「勝手に動くな!」と怒られた。。
じゃあ・・と思い、指示されるまで待機するようにしたところ・・
今度は「指示待ちするな!」と怒鳴られた。。
・・一体、どっちに従えばいいねん!?
この「指示待ちするな vs 勝手に動くな」は、多くの職場でよく見られる現象です。
私自身もサラリーマンをやっていた頃、よく悩まされたものです。。
もちろん指示待ちするな!も、勝手に動くな!も、それぞれ一理あります。
しかしこの2つを上司のさじ加減で、気分で使い分けられてしまうと・・
どう動いても怒られる!みたいな、どうしようもない状況に落とされてしまいます。
しかし、この「指示待ちするな vs 勝手に動くな」は・・
対処するコツを掴めば、ダメージを受けずうまく立ち回れるようになるかもしれません。
なのでこの記事では、この理不尽に対抗するためのコツを解説していきます。
目次
「指示を依頼する」が有効
なかなか指示をくれないので、もうやってしまった方がいいかな?
でもやってしまうと「勝手に動くな」と言われるかも・・
でも、待ち続けると「指示待ちするな」と言われるかも・・!
こういった状況では「指示を依頼する」が一番だと思います。
つまり、自分から「これ、やってもいいですか?」と聞くわけですね。
そして「おう、頼むわ」といった返事を受けてから、仕事に取り掛かるわけです。
この方法であれば、指示を受けているので「勝手に動くな」と言われることはありませんし・・
待たずに行動しているので「指示待ちするな」と言われることもありません。
なので「勝手に動くな & 指示待ちするな」を、バランスよく解決できるのではと思います。
さらには指示を受ける前に自分から動き、ミスをすればそれは自分だけの責任になりかねませんが・・
たとえ形だけでも「指示を受けてから行動する」形になるので、自分ひとりで責任を負う形にならない!
ここも指示を依頼するメリットになってきます。
特に、よく「勝手に動くな」と言う上司に、この方法は有効です。
何から何まで指示を依頼するのは、聞きすぎだ!と思われるかもしれないものですが・・
くだんの上司が「勝手に動くなよ」と言っているのなら、動く前に聞きまくっても問題ないでしょう。
うまく指示を出せない上司にも、有効な方法となります。
適切な指示を出せないくせに、勝手にやるな指示に従え!と言うようなタイプの下では・・
これやってもいいですか?と自分から言ってしまえば、うまく動けると思います。
もちろん上司がたまたま不在で、その場では指示を受けられない!なんてケースもあるでしょうが・・
基本的には、さっさとやるか指示を待つか?が微妙な状況では、「指示を依頼」してしまう!
これがいちばん有効なのではと思います。
上司は「どっちのタイプか?」を見極める
その上司は、
- 「指示待ちするな」タイプ
- 「勝手に動くな」タイプ
このどちらか?を把握するのも、スムーズに動くコツとなります。
もし上司が「指示待ちするな」タイプだった場合・・
その上司は部下が自分で考え、自分から行動することを好みます。
なのでその場合は指示をあまり気にせず、がんがん行動するとスムーズにいきます。
対して「勝手に動くな」タイプだった場合は・・
部下は勝手に行動せず、自分が指示をしてから動き出すべきだ!という考え方になります。
なのでその場合は、指示を受けるまで待つのが基本となってきます。
もちろんどんな上司でも、この両方の気質をあわせ持っているのですが・・
自分に指示を出すこの上司は、どっちの色がより強いのか?
ここを理解するだけでも、かなり動きやすくなるはずです。
とはいえ上司は「自分は指示待ちするなタイプだ!」なんて言ってくれません。
なので上司たちの「特徴」をもとに、この上司はどっちのタイプだ?と推測するしかありません。
なので以下、それぞれのタイプの特徴を解説してみます。
「指示待ちするな」タイプの特徴
よく、「指示待ちするな」と言ってくる上司には・・
- 仕事の「スピード」を重んじる
- 部下の「自立」を大事にする
- 自身も指示を待たずに行動する
こういった特徴があることが多いです。
指示を待つくらいならさっさと行動しろ!というスピード重視の性格ですし・・
自分で考えて行動しろ!という、自立重視の考え方です。
そして上司自身も、さらに上司の指示を待つよりも、自分から行動する傾向があります。
なので自分の上司が、こういったタイプの性格だと感じたら・・
基本的には指示を待つより、自分から行動するほうが反感を買いにくいでしょう。
「勝手に動くな」タイプの特徴
対して、よく「勝手に動くな」と言う上司には・・
- 仕事の「出来の良さ」を重んじる
- 自分が仕事を管理したい
- 自身も、必ず指示を待って行動する
こういったタイプが多いです。
仕事をさくさくと終わらせるよりも、時間をかけてでも質を高めることを求めますし・・
部下を自由に動かすより、自分で細部まで仕事を管理したがります。
そして自分自身も、さらに上司からの指示を待ってから行動しようとします。
なので自分の上司が、こっちのタイプの性格だと感じたら・・
むやみに自分の判断で動くことなく、指示を受けてから動くほうがうまくいきやすいと思います。
「適当に流していい」場合もある
指示待ちするな!と言われても、勝手に動くな!と怒られても・・
適当に流しても構わない場合も、多いものです。
真面目な人であればあるほど、言われたことをシビアに捉えてしまうものです。
たとえば指示待ちするなと言われたら「待っちゃダメなんだ、自分から動こう・・!」と重く受け止めますし・・
勝手に動くなと言われたら「次からは絶対、指示を待たないと。。」と考えてしまいます。
しかしそもそも上司も、そこまで深く考えてものを言っていないことも多いものです。
何となく機嫌が悪かったから、当てつけのように「勝手に動かないでくれる?」と言ったりですね。
そしてその場合はもちろん、その言葉に深い意味なんてありません。
なのでその場合は、シリアスに受け止めることなく・・
「ハイハイ」と適当に受け流せばOKです。
上司もそういった心理で言ったことは覚えてもいないので、それで問題は起きないわけです。
もちろん状況によっては、上司も真剣に指摘することもあります。
そしてその場合は、適当に流すのはもちろんNGです。
なので、状況を選ぶ考え方ではあります。
しかし指示待ちするな!や勝手に動くな!といった言葉は・・
この場合はちゃんと考えて発せられた、参考にするべき言葉か?
ここは一考してもいいのではと思います。
「嫌がらせに利用する」上司も居る
「指示待ちするな」「勝手に動くな」といった言葉が使われる、意外なケースとして・・
これらを嫌がらせに利用しようとする上司も居るので、ここも注意喚起を込めて書いてみます。
つまりは、上司の指示を受けようとした人には「指示待ちするな!」と怒り・・
自分から行動しようとした人には「勝手に動くな!」怒り・・
その間で「どうすればいいねん!?」と部下が困っているのを楽しむ、というパターンですね。
そんなヘンな人、本当に居るの?と思われるかもしれませんが・・
私はサラリーマン時代に一度、遭遇したことがあります。
おそらく数は少ないでしょうが、居るところには居るはずです。
これをされると部下の立場としては正直、かなり困るものです。
「指示待ちするな」「勝手に動くな」の両方を使われてしまうと、正解が無くなってしまいますので・・
動いても怒られる!待っても怒られる!という、なかなかにイヤな立場に追い込まれるわけですね。
そして嫌がらせをしようとしている人は、態度で何となく分かるものです。
なので「指示待ちするな」「勝手に動くな」をよく言う上司が、どうやらこちらを困らせようと言ってるっぽい・・
そんなオーラを感じた場合はもしかしたら、嫌がらせが目的かもしれません。
そしてこの場合も、上に書いた「指示を依頼する」がそこそこ有効なはずです。
指示をお願いしてしまえば、「指示待ちするな」「勝手に動くな」は基本的にどちらも言えなくなりますので・・
このやり方で嫌がらせをしようとしている上司は、その方法は封じられてしまいます。
もちろん、そんなことをする理不尽上司はそうそう居ないとは思うのですが・・
指示待ちするな!勝手に動くな!に悩まされるケースとして確かに有ると思いましたので、ここではあえて挙げてみました。
今回は指示待ちするな!勝手に動くな!はどっちに従えばいい?をテーマにお話ししました。