上司に頼まれた仕事を終わらせた。大変だった。。
また自分だけが頼みごとを受けた。でもこれ、そもそも上司のタスクだよなぁ・・
またまた、自分だけが頼みごとを受けた。。んん?なんか変だ・・
もしかして自分、いいように利用されてる?
仕事で、上司や同僚といったまわりの人に利用されていると感じる。。
という悩みは、よく持たれるもののようです。
もしかしたらこの記事を開いたあなたも、感じていることなのかもしれません。
利用とはいっても、自分だけが多めに仕事を担当させられる程度の場合もあれば・・
上司の個人的な問題の解決のために、なぜか駆り出されたり・・
もしくはもう明らかに「パシリ」のようなレベルで使われてしまう場合もあるようですね。
もちろん、一方的に利用されてしまうのはイヤなものです。
なので、仕事で利用されてると感じた場合・・
- 利用されてしまう原因は、なに?
- 利用されてしまうのは、どんな人?
- 利用されるのをやめるには、どうすればいい?
といったところが気になるのではと思います。
なのでこの記事では、仕事で利用されてると感じたらどうすればいい?
ここを中心に解説していきます。
目次
原因①:職場に「利用しようと考える人」が居る
仕事で利用されてしまう、一番根っこのところにある原因・・
それは「利用しようと考える人」の存在です。
あなたを利用しよう!とする人が居なければ、利用されることはあり得ませんので・・
最大の原因は、まずここということになります。
そして「利用してやろう」というのは通常、モラルによって防がれるものです。
他人を利用しうまく働かせてしまえば、確かに利用している側は有利になりますが・・
それは利用されている側に無駄な苦労を強いる、攻撃的な行動です。
なので普通は「そんなことをやってはいけないな」と、ブレーキが掛かるもののはずです。
なので「利用しようと考える人」は、そう滅多には居ないものなのですが・・
やっぱり、居るところには居るものです。
少ないながらも、一定割合は存在するわけですね。
利用しようと考える人は性格的には、オラ!これやっとけ!と権力で押してくる「体育会系」だったり・・
感情を読むのがうまくて、人を感情から操って利用してくる「人たらし系」だったり・・
うまく状況を整えて、利用されざるを得ないようコントロールしてくる「策略家系」だったりします。
まあいずれにしたって、ろくな人たちではないですね。。笑
という感じで、あなたを利用して自分のために動かせないかな?と考え・・
そして、それを実際に実行してしまう・・
そういうタイプの人間が職場に居ることが、仕事で利用されるまず最初の原因です。
原因②:「イエスマン」になっている
利用されていると感じる状況になる、ふたつめの原因は・・
自身が「イエスマン」になってしまっている、ということです。
つまり、上司や同僚に何を言われても「イエス」とうなずいてしまい・・
首を横に振って「ノー」と断れない、ということですね。
少し言い方を変えると「優しすぎる」とか、「お人良し」とかいった感じかもしれません。
こういったタイプは日本人に、特に多いと言われていますね。
うまく利用してやろうと思う人にとって、これほど利用しやすいタイプは居ません。
通常は「やる道理が無い仕事」「理不尽な仕事」を押し付けようとすれば、断られて当然なのですが・・
そういった不条理な押しつけをしても、イエスと言ってくれるわけです。
なので「どんどん利用してやろう!」とつけ上がらせてしまっても、無理もないかもしれないのです。
イエスマンと思われてしまう人は、そういった「シグナル」を無意識に送ってしまっていることがあります。
例えば普通の仕事でも、どんな仕事もイヤな顔ひとつせず笑顔で引き受けたり・・
飲み会といった行事といった多くの人がやりたがらない役割も、頼まれたらすべて受け入れたりですね。
そして他人を利用してラクしてやろう!というタイプの人たちは・・
言い方は悪いですが、そういった「カモ」を血眼になって探しているものです。
そういう人たちがイエスマンの「シグナル」を受け取ってしまうと・・
おっ、利用できるのでは?と思われてしまうものなのです。
具体的にどう対処すればいいのか?は、下で解説しますが・・
仕事で利用されてると感じる場合は、まず自分は「イエスマン」状態になっていないか?
ここをチェックしてみると、もしかしたら気づきがあるかもしれません。
原因③:「気が弱い」と思われている
あなたが「気が弱い」タイプだと思われている・・
というのも、利用される原因となり得ます。
気が弱いタイプの人は、「押す」ことで利用できてしまいます。
そして多少強引に押しつけるようにして、利用したとしても・・
言い返しや反撃が来ないので、利用しやすい!と思われてしまうのです。
なので権力や態度のデカさでぐいぐい押してくる、脳筋タイプに特に狙われやすいです。。
これが逆に「気が強い」タイプの人だと、押しこまれて利用されることはまず無いです。
都合よく一方的に利用するのは、ある意味「攻撃」のような行動ですので・・
相手が腹を立てて反撃してきたとしても、おかしくないからですね。
立場が下の人が相手なら、反撃されないのでは?と思われるかもしれませんが・・
たとえ部下であっても限度を越えてしまえば、反撃されるケースは普通にあります。
自分が部下で、相手が上司だからこそ有効な反撃方法というものが、たくさんありますので・・
なので利用しよう!と思う人は、立場を問わず、気が強い相手はできるだけ避け・・
そのかわりに気が弱そうな人を探し、目をつけるわけです。
そしてここで「気が弱そうな奴だな」と目をつけられてしまうと・・
そのまま、利用される羽目になってしまうのです。
原因④:「承認欲求」を利用されている
「承認欲求」を軸に、うまくコントロールされてしまう・・
これも利用されてしまうときの、よくあるパターンです。
人間誰しも、大なり小なり承認欲求があります。
褒めてほしい、認めてほしい・・という欲求ですね。
仕事だと、たとえば仕事ぶりを認めてほしいとかです。
そして特に新入社員だったりすると、この承認欲求は強めになります。
新人のうちはまだうまく動けませんが、拙いながらも何とか仕事をこなして・・
そしてその仕事を認めてもらいたい!と強く思うわけです。
もしくは新人でなくとも人によっては、承認欲求が強いものです。
承認欲求は悪いものではないので、別にあっても良いのですが・・
「他人に褒めてもらうことがすべて」みたいな感じになるのは、やはりバランスが悪いでしょう。
そして承認欲求が強い人は、それを軸にコントロールされることがあります。
「褒めてあげたんだからこれやってね、終わったらまた褒めてあげるよ」
みたいな感じで、利用される側の承認欲求を満たしてあげるかわりに・・
うまいこと利用してたくさんの仕事をやってもらう、というイメージですね。
利用する側からすると「承認する」というのは、タダです。
言葉で褒めればいいだけですよね。
それで相手を利用し、実利を得ることができる・・
となると利用する側の視点としては、最高にコスパが良いはずです。
と・・うまいこと利用されてしまう原因や理由というのは、こんな感じだと思います。
じゃあ、利用されてしまわないよう「対処」するにはどんな方法があるの?
以下、解説していきます。
対処法①:「自分側の利益」をちゃんと確保する
仕事で「利用されてる」と感じるときの、対処法・・
ひとつめは「自分側の利益」をちゃんと確保することです。
いいように利用されている時というのは、相手だけが利益を得ている状態です。
相手だけが、あなたの時間や労力を吸い上げて目的を果たし・・
そしてあなたは、そのぶん損をしている形ですよね。
そしてもちろん、それは良くない状況です。
なので相手に一方的に利益を与える、悪い関係を断ち切り・・
「自分側」もちゃんと利益を得ることが必要なのです。
「Win-Win」を成り立たせる、ということですね。
例えば、自分だけが仕事で多くの頼まれごとをするのなら・・
その見返りに、あなたが行きたい部署への出向を希望するとかですね。
そしてその取引が成り立つなら、多くの頼まれごともまあ引き受けますよ、というスタンスです。
実際に私の前の職場でも、上司との間で「Win-Win」を成り立たせていた社員が居ました。
その人は人脈が広くて、その会社に新入社員を勧誘し会社にメリットをもたらすかわりに・・
上司から人事面や待遇面で、いろいろなリターンを受けていました。
もしくは「出世」のためにうまく利用する、も状況によっては有効でしょう。
利用されている状況というのは、悪い関係ながらも「パワーがある人との関係性」があるような状況ですので・・
利用されてあげる代償として、出世にかかわる優遇を引き出していくわけです。
もちろん、これは利用されている人に「出世欲」がある場合に限りますが・・
そして利用してくる側と、交渉しても・・
「自分側の利益」を引き出せないなら、その関係は断ってしまう!
というのが次に考えることです。
双方の利益を最大限にできないなら、取引自体を行わない・・
「Win-Win or No Deal」という、これもわりと有名な考え方だと思います。
もちろん相手が上司の場合、完全に関係を断ちたければ退職するしかありません。
しかし部署異動の希望などをうまく使って、のらりくらりと相手の影響から逃れることは可能でしょう。
なのでどうしても自分側の利益が確保できないなら、こういった方針が選択肢になってきます。
という感じで、一方的にうまく利用されている状況を断ち切るには・・
まずは、うまいこと自分側の利益も確保できないか?がまず考えるところです。
対処法②:「仕事の押し付け」は回避する
仕事で利用されるとき、よく起きるのが「仕事の押し付け」です。
利用されるといっても、そこにはいろいろなパターンがあるのですが・・
仕事の押し付けは、おそらくいちばん多い利用の形だと思います。
なので仕事の押し付けを回避するのは、利用されるのを防ぐ有効な方法です。
仕事の押しつけは「押し付け対策」の考え方で、ある程度防げますので・・
自分が「仕事の押し付け」の形で利用されていると感じたら、まずはおすすめしたいところです。
押し付けられた仕事の回避方法は、
上の記事で、詳しく解説しているのですが・・
例えば「仕事を避ける」技術を身につける、といった視点は特に有効かもしれません。
対処法③:性格を変える
ちょっと、荒療治にはなりますが・・
「性格を変えてしまう」というのも、対応法のひとつとなります。
仕事で利用されてしまう原因は、上で解説したわけですが・・
その中には、
- 「イエスマン」になっている
- 「気が弱い」と思われている
- 「承認欲求」を利用されている
と、3つも「性格にかかわる原因」がありました。
つまりはこれら、「利用されやすい性格」を何とかして変えることができれば・・
利用したがる人にとって「利用しにくい」人になれるはずなのです。
利用されにくい状態に性格が変わると、具体的には、
- 嫌なことには「ノー」と言える
- 気が強く、押し込まれることがない
- 自分の軸があり、他人の承認が必要ない
こんな感じになると思います。
こういったタイプの人はまあ、そうそう利用なんてされませんよね。笑
私自身もずっと昔は気が弱いところがあり、利用されやすかったと思うのですが・・
歳を重ねる上でいろいろあり、性格はずいぶんと「利用されにくい」方向に変わったと思います。
そして今では、誰かに一方的に利用されてしまった覚えは、思い出す限りではありません。
もちろん性格を変えるというのは、相当に難しいことです。
「嫌なことにはノーと言える」ひとつとっても、少しずつ実践しながら身につけていくしか無いでしょう。
時間もおそらく、数年レベルで掛かると思います。
しかし利用されにくいよう性格を変えてしまえば、「今後の人生ずっと」利用されることがなくなります。
うまくいけば、リターンはとても大きいですので・・
利用されなくて済むことを目指すなら、チャレンジする価値はあるのではと思います。
今回は仕事で「利用されてる」と感じたら、どうする?をテーマにお話ししました。