要領がいい人はずるいのか?

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ふたりで話すサラリーマン

自分は真面目にがんばって、苦労してクリアしたことを・・

Aさんは要領に頼って、苦労せずラクしてクリアしている!

要領がいい人、ずるい!

 

要領がいい人は世の中において、圧倒的に有利です。

例えば学校のテストで、普通は教科書をすみからすみまで勉強するところを・・

要領がいい人は「テストに出るところだけ」を勉強し、スマートに乗り切ったりします。

 

しかしそういう要領の良さは、「ずるい」と映ることがあります。

勉強なら、教科書はちゃんと最初から最後までやるのが王道で・・

テストに出るところだけやるのは、手抜きの邪道だ!みたいな感じですね。

 

そして・・要領のいい人って、本当にずるいの?

ずるい!と言う人が職場に居るけど、その意見は妥当なの?

要領がいい人はずるい!という考えを聞くと、こういったことが気になるかもしれません。

 

要領がいい人は、果たしてずるいのか?

まず結論から言ってしまうと、

  • 基本的には、ずるくない
  • ずるいと考えると、不利になる
  • 「ずるい!」と言い切っていいケースもある

こんな感じになってきます。

以下、詳しく解説していきます。

要領は「弱者の武器」だから、ずるくない

要領がいい人は、基本的にはずるくないです。

なぜなら要領というのは、「弱者が何とかやっていくための武器」だからです。

 

圧倒的な力を持つなら、要領に頼る必要はありません。

勉強で言うなら、テストのこととか考えずに、フツーに全範囲を勉強して・・

それで高得点が取れてしまう、くらいの圧倒的な力ですね。

 

もしくはボクシングの試合で言うなら、相手選手の弱点なんて目もくれず・・

「対策」なんて考えもせず、いつも通りのトレーニングだけを続けて・・

そして普通に勝ててしまう、みたいなイメージです。

 

もしくは人間関係方面でいくなら、会社の重役になろうとする人が・・

上司に気に入られようといった工夫を一切せず、普通に話すだけで人望を集めてしまう感じです。

魅力とかカリスマ性とか、それだけで押し切れてしまうようなイメージですね。

 

そういった圧倒的な力を持つ天才は、確かに居ます。

しかし9割以上の人は、そうではありません。

もちろん私自身、そんな人ではないです。

 

そして圧倒的強者ではない人も、何とかして進んでいくしかありません。

少しでも豊かに、少しでも有利な立場に・・というのは、誰しも望むことですよね。

なので、そのためにどうしても必要になってくるのが要領なのです。

 

そして、どうしても必要になってくるその要素を・・

使うのが「ずるい」と言うのは、ちょっと違うのではないか?

自分の感覚からは、そう思えます。

要領は「工夫の結晶」だから、ずるくない

世の中には、クリアが難しいことがたくさんあります。

そして要領というのは、それでも何とかクリアしよう!という「工夫の結晶」で・・

これも、要領がいい人がずるくはないと思う理由です。

 

工夫したほうが有利になることは、いろいろあります。

たとえば道を進むなら、荒れていない道を選べばより速く進めますし・・

相手チームのディフェンスが少ないところを狙えば、突破できる確率は跳ね上がります。

 

しかし工夫というのは、大変なものです。

複雑な状況のなかで、「よりラクに進める道」を探し出すのは・・

ときとして、進むことそのものより難しかったりしますよね。

 

そんな大変な状況のなかで、何とか必死に知恵をしぼって・・

そして絞り出される、コツの結晶体のようなものが「要領」です。

要領を使うのは簡単でも、「作る」ときにめちゃくちゃ苦労しているわけですね。

 

なので、普通ではなかなかクリアが叶わないことをクリアするために、一生懸命に工夫する・・

その努力が「ずるい」というのは、これもちょっと違うかな?

この方向から考えても自分としては、こういう結論になりました。

要領を捨てるのは、不利なだけ

要領よく生きるのは、ずるい!と考えたとき・・

自分はもういっそ、要領を捨ててしまおう!

こういう考えになるのは、自然なことかもしれません。

 

自分自身は、要領なんてものに頼らず・・

すべてにおいて真正面から、体当たりでぶつかっていく!

こういう考えでやっていくのは、もちろん自由ではあります。

 

しかし要領ナシでやっていくのは、個人的にはおすすめしません。

理由は、要領を捨てると圧倒的に不利になるからです。

 

要領無しでやっていけるほど、世の中は甘くないはずです。

たとえばテストに受かるのに「過去問」を手に入れる、といった工夫をせずに・・

それでクリアできるものか?というのは、そのあたりの経験者なら分かるはずです。

 

もちろん、それでクリアできるケースもあるでしょうが・・

普通は難易度が、要領よくいくときの何倍にもなってしまいます。

なので「クリアできない確率」も、跳ね上がってしまいます。

 

そうやって「要領はダメ」と考え、あらゆることの難易度を数倍にしていくと・・

本来はうまくいくはずだったところまで、上手くいかなくなってしまいます。

そしてそれは人生における、いろいろな選択肢を断ち切ることさえあり得るでしょう。

 

なので要領はずるい!と、例え思ってしまったとしても・・

そこは飲み込んで、「便利なもの」であることは認めて、うまいこと利用する!

こういうのが、いちばんバランスの取れた方向性になるのでは・・と思います。

なぜ、ずるいと思ってしまうのか?

そうは言っても・・どうしても「要領がいい人はずるい」という考えになってしまう!

要領に対する、拒絶反応が出てしまう・・

ちょっと極端かもしれませんが、こういうケースは実際あるようです。

 

そもそもなぜ、要領はずるい!という考え方が出てくるのか?

「真面目こそ正義」という価値観

これが原因になっているのでは、と思います。

 

何ごとも、真正面からぶつかるのが良い!

正々堂々、なに恥じることなく進むべきだ!

こういうタイプの考え方はけっこう、広がっています。

 

そしてこういった考え方を基本とするなら、要領がいい人はずるいことになります。

要領よくクリアするくらいなら、真正面から玉砕するほうが良い!

そういった考え方にさえ、なり得るでしょう。

 

しかし、あまりに真面目さを重視する考え方は成果を下げるのが普通です。

真面目な人だし、仕事にも真剣に取り組んでいるのに・・なぜかミスが多い!そうなってしまう原因を解説しています。

真面目すぎるとどういうことになるか?は、上の記事で解説しているのですが・・

 

真面目な人 VS 要領がいい人

社会という複雑な場で、この2タイプの人を比べると・・

要領がいい人のほうが成果を出すのが普通なのです。

 

なので真面目こそ正義!というのは、ちょっと行きすぎで・・

現実には真面目も要領もともに飲み込むような、清濁織り交ぜた考え方がバランスがいいのではと感じます。

要領を「否定する勢力」がある

要領がいい人は、ずるい!

そう考えるタイプの人が、世の中にけっこう多い理由は・・

世の中に「要領を否定する勢力」がある、というのが大きかったりします。

 

例をあげるなら小学校・中学校といった、「学校」です。

学校ではすべてにおいて「ちゃんと」やることが求められます。

そして真面目にやる生徒は、内申点で評価されたりするものです。

 

そして学校で「授業は留年しないギリギリ分だけ出よう」といった要領重視の考え方は・・

少なくとも先生たちの目線から見ると「ダメ」ということになります。

そういった生徒は不良とか、いろいろ言われてしまいますよね。

 

もちろん他にも、要領を否定するエリアはいろいろあります。

子どもが行く学校だけではなく、大人になってからもそうですよね。

そしてそういった場所で要領を否定する考え方に染まると・・

要領がいい人はずるい!となることがあります。

 

じゃあなぜそういったエリアで、要領は否定されるの?

国や社会にとって都合がいいから

これが理由かな、と個人的には思います。

 

人びとに要領よく生きられると、国や社会としては困ります。

給料は同じなんだから、がんばりすぎず程よく働こう!

みんながこう考えるようになると、「国全体の成果」といったものが下がるからですね。

 

逆に「要領よく生きるなんてダメだ!真面目に必死に頑張るべきだ!」

多くの人たちが、こういう考え方をするようになると・・

みんなが低コストでガンガン働くようになり、国の発展としてはこのほうが有利です。

 

なので特に、文部科学省が管理する「学校」という組織では・・

要領のいい人はずるい!といった考え方が、子どもたちに叩きこまれるんだと思います。

 

もちろんこのあたりを受けて、どう考えるか?は個人の自由ですし・・

国や社会は関係なく、自分の頭で考えて「要領のいい人はずるい」と結論づける人も居るでしょう。

 

しかし自分を犠牲にしてでも、国や社会の考え方を尊重する!

そんな必要は、普通は無いはずです。

 

なので自分の頭で考えて、うん、要領はずるいな!と思うのでなければ・・

要領を否定はせず、使うと有利になるところでは遠慮なく使う!

そのほうが自然な考え方になってくるのでは、と思います。

ずるいどころか「悪」と言うべき要領とは

要領のいい人も、別にずるいとは言えない!

この記事では全体を通して、こっちの視点からお話ししてきましたが・・

 

しかし誰の目から見ても、明らかにずるい!

そう言い切ってしまえるような要領も、確かにあります。

「悪」と言えるようなタイプの要領、ですね。

 

たとえば、

  • 上司に媚びへつらい、その裏で部下にパワハラする
  • 中身ボロボロの、形だけのハリボテ製品を売って稼ぐ
  • 自分の仕事をまわりに丸投げしつつ、給料だけは一人前に得る

こんな感じのタイプです。

 

さすがにこういったタイプの要領は、「ずるい」と思われても仕方がありません。

それどころか「悪」とみなされ攻撃を受けたり、ペナルティを与えられたりすることもあるでしょう。

そしてこういうタイプが相手なら、それは妥当なことのはずです。

 

要領がいいのは基本的に、ずるいわけではないのですが・・

ずるいと考え、しっかり対応するのが妥当な「要領」もある!

ここも外してはいけない視点だと思ったので、書いてみました。

 

 

今回は要領がいい人はずるいのか?をテーマにお話ししました。

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「理不尽な仕事から自由になる」を目指し試行錯誤を続ける人です。

ブラック病院勤務でボロボロにされた経験から、そこを目指すようになりました。

「転職と副業」を追求した結果、すでにある程度は達成済み。

理不尽な仕事から抜け出す方法を発信するため、このブログを運営中。

【年齢・性別】30歳台後半、男性

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◇現在:フリーランス
◇元:ブラック病院の下っ端医療職

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