ああ、会社がダメになっていく・・
ぶくぶくと音を立てて、沈没していく。。
会社がダメになる兆候を早く察知し、脱出できていれば・・!
会社はダメになるときは、あっさりダメになります。
どんなふうにダメになるのか?はいろいろですが・・
シンプルに倒産したり、みんな退職して誰も残らなくなっていったり、ですね。
そしてダメになる会社に居続けてしまうと、デメリットが大きいです。
例えば出世にたくさんの努力をつぎ込んできたのが、すべて台無しになったり・・
人が減ったのを補うために、違反レベルの過重労働をさせられたりですね。
なので会社がダメになる兆候を知り、沈む前になんとか脱出したいところです。
私自身、現在はいわゆるフリーランスなのですが・・
フリーランスになる直前まで居た会社が、明らかにダメになり沈んでいくところを経験しています。
そして、このままここに居ちゃダメだ!と判断し、以前より計画していたフリーランス化を実行しました。
そしてそれは大正解で、ダメになる兆候を察知できていて良かった!と感じたものです。
なのでこの記事では、会社がダメになる兆候にはどんなものがある?
ここを解説していきます。
目次
兆候①:優秀な人が退職していく
会社がダメになるときの、一番わかりやすい兆候は・・
優秀な人が退職していく、ということです。
会社がダメになる少し前のタイミングで、すごい勢いで消えています。
実際に、私が以前に属していた会社でも・・
高い成果を上げていた人や、その人しか回せない専門的な仕事を抱えていた人が、次々に退職しました。
そして「まじか・・」と感じていると、その後あれよあれよという間に会社がダメになっていきました。
なぜ、優秀な人は会社がダメになる前に退職するの?
- 会社がダメになる兆候を、すばやく察知できるから
- すぐに実行に移せるだけの行動力があるから
- ひとつの会社に依存せず生きていける能力があるから
このあたりが理由でしょう。
優秀な人は「仕事で成果を出す」ことにおいてだけ、優秀なわけではなく・・
会社をとりまく現状といった「状況の判断」にも長けていることが多いです。
なので会社がダメになりそうな時は、即座に「ヤバい!」と察知することができます。
そして優秀な人は、必要だと思えばすぐに行動するものです。
ビジネスの世界では、すぐ動ける人が成果を出す、というのは常識ですよね。
なので会社がダメそうだと察知したら、すぐになんらかの行動をします。
さらに優秀な人には、会社を抜け出しても生きていける能力があります。
業務能力の高さだったり、専門的なスキルだったり、特殊な資格だったりですね。
なので「会社を辞めたら食べていけなくなる」といったことが障害になりません。
そういった理由で、会社がダメになりそうな場合・・
優秀な人はそれをいち早く察知し、さっさと退職していくものなのです。
なので、優秀な人たちの行動は「鏡」になります。
もしあなたの会社で、優秀な人たちが一斉に居なくなるようなことがあれば・・
この会社、もしかしたらダメになりそうなのかも・・と疑ってかかるといいでしょう。
付け加えておくと、優秀な人たちであっても・・
「ここ、そろそろヤバいな」と「言う」ことはほとんど無いです。
あんまり騒ぐと、無駄にカドが立ってしまうからです。
なので表面上はこれまでと変わらないようにしつつも、水面下で着々と退職の準備を進める形になります。
そして外から見ただけでは、そういった変化を察するのはなかなか難しいでしょう。
といった理由で現実的には、退職という「行動」だけが参考になってくると思います。
ちなみに、言い方は悪くなりますが「優秀ではない人」の行動は、参考になりません。
そういった人は、適切な状況判断や、すばやい行動ができませんし・・
しかも「会社の外」では食べていけないので、ダメになった会社に居座り続けることになります。
なのであくまで「優秀な人」を見て、参考にするのをおすすめします。
兆候②:上層部が無茶を言い出す
会社がダメになる兆候、ふたつめは・・
上層部が突然、無茶を言い出すということです。
上司や部署の管理者、社長といった人たちですね。
ダメになっていく会社からは、人もお金も減っていきます。
さらには、仕事の効率にかかわる「士気」もどんどん下がっていきます。
なのでだんだん無茶をしないと運営できないような状態になっていきます。
例えば接客に最低3人が必要となるカウンターを、たった1人に押し付けたり・・
専門ではなく、下手をすればミスや事故のリスクさえあるような仕事を、やれ!と言われたりです。
それぞれ人員不足、専門家の不足といったもので起こります。
さらに会社がダメになっていくと、いわゆる「マトモじゃない」ようなやり方まで必要になってきます。
詳細はあえて書きませんが・・非合法スレスレの方法とか、違法に片足突っ込んでるようなやり方とかですね。
会社がいろいろな面で弱体化しすぎて、そんなことまでしないと組織が回らなくなっていくのです。
そして、そういった無茶なことをやらせるために・・
上司や管理者といった命令者が、無茶な命令ばかりするようになるわけです。
そしてこれも、会社がダメになる兆候のひとつです。
兆候③:悪い人たちが寄ってくる
会社がダメになる兆候には「悪い人たちが寄ってくる」もあります。
例えば会社に不利な契約を結ばせようとしてきたり、会社ごと乗っ取ろうとしてきたり、ですね。
社会に出たことがある人なら常識でしょうが・・世の中には、悪い人がたくさん居ます。
そしてそういった人たちは「弱いところ」を狙うものです。
オレオレ詐欺なんて、高齢者ばっかり狙いますよね。
そしてもちろん会社も、弱い状態になると狙われます。
会社は規模が大きいので、騙せたときの利益も大きいものです。
実際に「会社を乗っ取られた事例」が、探せば山ほど見つかります。
もちろん会社がしっかり運営・管理されていれば、そう簡単に隙はできませんが・・
会社がボロボロになっていくと、どうしても付け入る隙がでてきます。
そして沈みゆく会社をうまく使って、うまいこと儲けてやろうと思う人たちは・・
そういった隙を見逃すことなく、するすると忍び寄ってきます。
なので「悪い人が寄ってくる程度」が、ダメになる会社のバロメーターになるのです。
実際に私の以前の職場も、トップのポジションが乗っ取りに遭いました。
具体的なことはあまり言えませんが、ダメになっていくところを狙って、ライバルのようなところから攻撃を受け・・
まんまと敗れてポジションを奪われてしまった、という感じですね。
そして組織全体が「そのライバルの下部組織」のようになってしまいました。。笑
もちろん一般社員の目からは「会社に悪い人が寄ってきているか?」は見えにくいものです。
しかし風の噂などで、そういった情報が入ってくることはあるはずです。
なのでそういった情報には特に敏感になっておくと、会社がダメになる兆候は読みやすいのではと思います。
ダメになる会社に居続けると、どうなる?
ダメになる兆候が、あらかじめ察知できたとして・・
ダメになる会社には居続けてもいいの?それとも退散したほうがいいの?
ここを考えるためにはダメになる会社に居続けると、どうなるのか?が大事です。
結論から言うと、ダメになる会社からは逃げるのがおすすめです。
私自身、かなり早いタイミングで逃げましたし、それで大正解でした。
ダメになる会社に居続けるデメリットは・・
- 優秀な人が居なくなる
- 無茶に付き合わされてしまう
大きいものだけ挙げると、こんな感じです。
会社がダメになると・・まず真っ先に、「優秀な人」が消えるものです。
上で書いた通りですね。
そして優秀な人が消えると、その「穴」はとてつもなく大きくなります。
効率よく仕事を回していた人が抜けると、埋めるのに数人がかりだったりしますし・・
専門スキルを持つ人が抜けると、他の人ではどうあっても対応できなかったりします。
そしてもちろん、その穴埋めをするためものすごく大変な思いをしかねませんし・・
さらに言うと、職場全体が「レベルの低い職場」に変わってしまうものです。
優秀な人が抜ければ、それはそうですよね。
レベルの低い職場になるというのは、どうこうことか?については、
上の記事で解説しているのですが・・
レベルの低い職場は、たとえば学ぶものが無い(学べるレベルの人が居ない)、ただただキツいだけの職場になったりします。
そうなると自分の仕事レベルも上がらないので、転職がさらに遠のいていく。。
そういった、悪循環に巻き込まれかねないのです。
さらに、ダメになった会社に居続けると「無茶」を要求されるようになります。
これも、上で書いたとおりですね。
具体的には、例えば社員が減った穴埋めのために、労基法ぶっちぎりの長時間労働をさせられたり・・
どう考えても自分の担当ではない仕事を、人手が足りないから!と投げつけられたりです。
もしかしたら、そのくらいなら可愛いものかもしれません。
確かに、無茶をやらないともはや会社を維持できない、という面はあります。
しかし、そんなことは一社員の立場からすると、知ったことじゃないと私なら思います。
その会社は、自分が所有するわけでも何でもないですから。
そしてその無茶を何とか乗り越えたとしても、得るものなど特にありません。
「急成長している会社」の中での無茶なら、自分の成長に繋がったり、将来的な出世にプラスだったりするかもしれませんが・・
沈みゆく会社の負け戦で、自分を犠牲にしながら踏ん張ったとしても・・
得られるものはちょっと、私には思いつかないです。笑
というわけで、ダメになる会社に居続けてしまうと、デメリットだけがどんどん膨らんでいきますので・・
沈みゆく船と心中するよりは、早めに脱出するのが私としてはおすすめです。
ダメになる会社から「離れる力」を手に入れる
と、ダメになる会社からはさっさと離れるのが、私としてはおすすめなのですが・・
場合によってはどうしても、会社を離れるのが難しいという状況があり得ます。
例えば、その会社からしか収益が無く、他の会社への転職も難しい、という場合ですね。
ひとことで言うと「その会社を離れるとヤバい」状況です。
その場合は沈みゆく船だと分かっていながら、乗り続けるしかなくなります。
しかしそれはとてもデメリットの大きい、割に合わないことですので・・
もしまだ間に合うのなら、今のうちにダメになる会社から「離れる力」を手に入れておくのがおすすめです。
具体的には、例えば・・
私自身は上の記事たちで書いた方法を使って、「会社以外から収入を得る」ことができています。
その助けもあって、現在は独立に成功し、フリーランスとなり・・
そして現在は「ダメになる会社から逃げられない」といった状況からは、完全フリーな生活を送れています。
もちろんそう簡単に収入を得るところまでは行けませんし、最終的に成果が出ない可能性もあるのですが・・
「離れる力」を得られるなかなか貴重な方法ですので、あえて紹介しました。
もし興味があれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
この記事では会社がダメになる兆候をテーマにお話ししました。