自分、明らかに協調性が無いんだけど・・
まわりと協力しながら仕事していくとか、超苦手なんだけど・・
協調性がない人に向いてる仕事って、あるの?
「協調性」は社会人にとって、大事なパラメーターのひとつです。
仕事スピードとかストレス耐性とか、知識量とかに並ぶものですね。
そして協調性がないと仕事において、不利になる面があります。
協調性が無いがゆえに、面接でそれを見抜かれ落とされてしまったり・・
まわりと協調して仕事を進めるべきところで、それが出来ずうまくいかなかったり、という感じです。
しかし「協調性がない人に向いてる仕事」というものも、あります。
なのでもし自分は協調性に弱点があるな、と自覚するなら・・
そういった仕事を狙って選ぶことで、不利な面を消してしまえるかもしれません。
私自身もあまり、協調性は無いほうで・・
なのでこれまでの社会人生活で「協調性がない人に向いてる仕事」ができるよう、いろいろ試行錯誤してきました。
そしてその甲斐あって現在は、協調性に足を引っ張られず快適に働けています。
なのでこの記事では、協調性がない人に向いてる仕事は?
ここを解説していきます。
目次
スタンドプレー前提の仕事
協調性がない人に向いてる仕事は?
まず第一に、「スタンドプレーが前提」となっている仕事です。
仕事には、
- チームプレーが前提の仕事
- スタンドプレーが前提の仕事
この2種類があります。
チームプレー前提の仕事は、まわりと綿密な連携をとり一致団結して成果をあげていくような仕事で・・
たとえば社員たちは10人くらいのチームに配属され、チームのみんなで協力してプロジェクトを進めていくような感じです。
そして見られるのは「チーム全体の成果」で、一人ひとりはそんなに見られない、みたいなイメージですね。
そして協調性がない人はもちろん、チームプレー前提の仕事には向きません。
チームプレーをうまく運ぶための能力は、ダントツで「協調性」ですので・・
ここで大きなハンデを抱えてしまうとするなら、有利な状況にはなりようがないからです。
対してスタンドプレー前提の仕事は、社員ひとりひとりの自律的に動きが求められるような仕事です。
チーム分けといったものはあまりされず、「みんなと一緒に行動する」とかも求められず・・
そして成果や責任といったものも全体ではなく、「個人」に対して求められます。
なのでスタンドプレー前提の仕事を選べば、「協調」があまり必要ではなくなりますので・・
それならもちろん協調性がない人でも、上手くやっていける可能性は高まります。
スタンドプレー前提の仕事って、具体的には?
- 営業マン
- タクシー運転手
- Webライター
さっと思いついたぶんだけですが、例えばこういう仕事が挙げられます。
営業マンはチーム行動をあまりせず、個人で営業をかけにいくのが普通ですし・・
タクシー運転手はもちろん、ひとりでお客を乗せて走り回ります。
そしてWebライターは自分だけで文章を作り、自分だけで成果を出すのが一般的です。
他にも例えば医師で言うなら、「病院勤務医」はチームプレー前提の仕事です。
他科の医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、ソーシャルワーカーなどなど・・
さまざまな人とチームを組み、協調して仕事を回していくことが求められます。
対して例えば「産業医」は、スタンドプレー前提の仕事です。
産業医は企業を訪問し、社員の健康にかかわる相談を受けたりする仕事で・・
「衛生委員会」といったチーム要素はあるものの、あくまで自分の役割は自分自身だけで果たすのが基本です。
なので協調性にあまり自信がない私自身は、産業医という仕事にバッチリとハマり、今はメインの仕事にしていたりします。
という感じで、協調性がない人はスタンドプレー前提の仕事に向きますので・・
協調性に自身が無い場合はそっち方面を狙っていくと、快適な仕事生活が送れるかもしれません。
競争が強い仕事
「競争」の要素が強い仕事も、協調性がないタイプの人におすすめです。
「売上」「生産物のクオリティ」「顧客からの好評価」といった、高い成果が求められ・・
それによって評価されるので、まわりとそれを競い合う!みたいなタイプの仕事ですね。
競争と協調は、相反する面が強いです。
次期部長の座を狙う、2人の候補が・・
手をつないで協調して何かをするなんて、なかなか出来ることではありませんよね。
なので競争が強い仕事では、「協調より競争」の空気が生まれます。
そして空気というのは、その仕事における基本的な価値観になってきますので・・
そういう空気の中では協調性が低くとも、不利にはなりにくいです。
じゃあ、競争が強い仕事って具体的には?
- 実力主義の仕事
- コンテンツクオリティを求められる仕事
- 階級主義の仕事
- 学歴主義の仕事
こんな感じになってきます。
それぞれ具体的にどんな仕事があるのか?といった詳しいところは、
競争心が「ない」人に向いてる仕事という視点からですが、上の記事の中で解説しています。
顧客とあまり接しない仕事
顧客とあまり接しない仕事も、協調性がない人に向いてる仕事となります。
顧客とのコミュニケーションが希薄だったり、そもそもほとんど無かったりするような仕事ですね。
協調性と言うと「会社内での」協調のイメージが湧きますが・・
仕事では「顧客との」協調が必要!というのも、見逃せないポイントです。
何の仕事かによっても、このあたりの事情は違ってきますが・・
仕事には顧客と一緒になって、顧客のメリットになるよう努力していくという要素があります。
サービス提供側だけが一方的・独りよがりに、押しつけるものではありませんよね。
たとえば「整体師」だと、顧客から痛む部分の情報をうまく引き出すことで、良い施術ができるものでしょうし・・
「不動産営業マン」なら、顧客の生活事情や希望をちゃんと把握することで良い案件を紹介できるでしょうし・・
「美容師」なら顧客の好みや美的感覚にも寄り添うことで、満足してもらえる仕事ができるでしょう。
そして協調性がない人は、こういった顧客との協調でも不利だったりします。
不利なら不利ながらに、何とか寄り添おうとしてもいいのですが・・
向いてる仕事という視点で見るなら、そもそも顧客とあまり接しない仕事を選ぶという選択肢もあります。
顧客とあまり接しない仕事といえば、例えば、
- システムエンジニア
- 作家
- ウェブデザイナー
こういった仕事だと、顧客と接する機会は劇的に少なくなるでしょう。
もしくは例えば私自身、副業として「SEOブロガー」をやってそれなりの収益を得ているのですが・・
これも顧客と接する機会が、圧倒的に少ない仕事です。
顧客と会って話す機会は完全なゼロですし、オンラインでのコミュニケーション機会も本当に稀です。
いちおう貼っておくと、ブロガーってどんな仕事?どう始める?といったところは上の記事で解説しています。
という感じで、協調性がない人に向いてる仕事を探すなら・・
「顧客との協調」を発生させないために、そもそも顧客とあまり接しない仕事を選ぶ!
これも有効な考え方になってくると思います。
「独立」をしやすい仕事
将来的に「独立」につながりやすい仕事を選ぶ!
これも協調性がない人に向いてる仕事を探すときの、大事な視点です。
独立は協調性がない人にとっての、究極の状態です。
独立してしまえば「職場」「上司」「同僚」といった関係性が、すべて完全に消えてしまいますので・・
そういった人たちと協調するべき!という事情も、ゼロになってしまいます。
そしてそれは協調性に不安がある人にとって、圧倒的なメリットになるはずです。
私自身、この記事を書いている数年前に独立したのですが・・
雇われて職場で働いていた頃に比べると、「協調要素」は10分の1くらいのレベルまで減りました。
そして協調性にあまり自信のない私にとっては、それだけでも独立して良かった!と言えるほどの快適な状況となりました。
そしてもちろん、最初から独立できればそれが一番なのですが・・
社会人になった瞬間にいきなり独立する!というのは難しいものです。
なので普通はサラリーマンとして働きながら、少しずつ独立を狙い準備していくことになります。
そしてこの時にもし、「独立しにくい仕事」を選んでしまうと・・
めちゃくちゃ努力して仕事レベルを高めたのに、いつまでたっても独立できない!
そんな不本意なことになりかねません。
独立しにくい仕事をひとつ挙げてみると、「パイロット」は恐らくそうだと思います。
パイロットは高度で専門的なスキルを持ち、収入もトップクラスに高い仕事ではありますが・・
「航空会社」「飛行機」といったものに属して働くのが前提ですので、個人での独立はなかなか難しいのではと思われます。
じゃあ、独立しやすい仕事って例えばなに?
- スポーツインストラクター
- 記者
- デザイナー
こういった仕事は比較的、独立しやすいのではと思います。
実際にこれらの職業で、フリーランスとして活動している人は多いはずです。
独立は協調性のない人が快適に生きる、究極のスタイルかもしれません。
なので仕事選びをするときは、将来的に独立できるか?できないか?
ここを軸にして考えてみるのも、役に立つのではと思います。
今回は協調性がない人に向いてる仕事をテーマにお話ししました。