最近、理不尽なことが多くてキツいけど・・
理不尽を楽しむことって、できないの?
例えばブラックな企業は、理不尽だらけなものです。
私自身、以前にそういう組織でブラック労働を経験したのですが・・
そういった状況では、メンタルをごりごりと削られ続けるものです。。
なのでいっそ開き直って、理不尽を「楽しむ」ことができれば・・
理不尽に晒されつつも、メンタルのダメージを最小限にできるかもしれません。
なのでこの記事では、理不尽を楽しむことって、実際のところ可能なの?
楽しむためのコツとか、考え方とかあるの?
といったところを解説していきます。
目次
理不尽の「プラス要素」を楽しむ
理不尽を楽しむための、考え方・・
ひとつは理不尽の「プラス要素」を楽しむということです。
理不尽にも実は、
- メンタルの成長につながる
- 理不尽への対処スキルが身につく
- 今後の「理不尽フリー」の礎になる
といったプラス要素があります。
たとえば、理不尽にはメンタルを成長させる効果があります。
理不尽でやってられないことを、それでも何とかやり遂げることで・・
まるで筋トレでもするように、「理不尽にも対抗できるメンタル」が鍛えられていきます。
「理不尽への対処スキル」も身につきます。
理不尽に潰されてしまわないよう、実際にうまく立ち回ったりすることで・・
今後の人生でまた同じような理不尽に見舞われても、もっと上手く動けるようになっていきます。
そして理不尽に晒されることは、今後の「理不尽フリー」の基礎になってくれる場合があります。
例えば理不尽な思いをしながらでも働いて、何とかお金を貯めていけば・・
たとえば「インデックス投資」によって、将来的に身のまわりの理不尽を大きく削れるかもしれません。
と、理不尽にはマイナス面が多いわけですが、実はこんな感じのプラス面もあって・・
そしてこういったプラス要素であれば、純粋に楽しむことはできるはずです。
「苦労を楽しむ」心境になる
理不尽に晒されると、苦労することになります。
しかし「苦労を楽しむ」心境になることができれば・・
つらい思いをしながらも、それ自体を楽しむ!ということができるかもしれません。
イメージとしては「旅でトラブルを楽しむ感覚」に近いと思います。
旅先でいきなり台風がきて、空港に泊まらざるを得なくなった!なんて場合・・
普通は「ツイてないな、なんでこんな目に。。」と思ってしまうものです。
しかし考え方によっては「非日常が体験できたし、話のネタにもなった!やったぞ!」と、楽しむことは可能です。
考え方次第で、苦労が苦労ではなくなるわけですね。
確かに理不尽だけど、これを越えることで求める未来に近づいているんだ!
そういった実感を得ることができれば、理不尽はより楽しみやすくなります。
そもそも、理不尽をゼロにすることはできません。
お金を稼いだりスキルアップしたりするなら、どうしても理不尽が襲ってくるものです。
なので前進しようとするなら「理不尽を越える」経験は必須なのです。
なので理不尽を、キツい。。もう嫌だ。。とネガティブに捉えることなく・・
この程度なら何てことない!むしろ越えるのが楽しい!とポジティブに捉えることができれば・・
「理不尽を楽しむ」ことは実現しやすいのではと思います。
楽しい!という「洗脳」に気をつける
理不尽を楽しむことができれば、それは良いことなのですが・・
世の中には「理不尽が楽しい」という洗脳をしてくる人や組織があって、ここは要注意です。
イメージ的にはブラック企業とか、ゴリゴリの体育会系とかですね。
「ほうら理不尽だぞ?楽しいだろう?」と押し付けられて・・
「はい!楽しいです!」しか返答を許されないわけです。
私自身、昔よく経験しました。。笑
具体的には・・
- 帰りがこんなに遅くなるなんて、楽しい!
- こんなに膨大な業務を担当できるなんて、楽しい!
- 先輩に怒鳴ってもらえるなんて、ありがたい!楽しい!
こういった考え方を、さまざまな方法で刷り込まれるわけですね。
しかしこれは洗脳なので、染まっては駄目なのです。
なぜ、理不尽を楽しめ!なんて洗脳をしてくるの?
そのほうがいわゆる「上」にとって、都合がいいからです。
理不尽な仕事を笑顔でやる人が増えれば、上はラクができますので・・それはそうですよね。
自分の自由意志で、心の底から理不尽を楽しめるなら、それは問題ありません。
しかし理不尽が楽しい!という感覚は、実は洗脳から来ている場合があり・・
その場合は、その方向に進んでしまうとかなりヤバいことになりますので、ここは注意です。
「楽しんではいけない」タイプの理不尽もある
理不尽は楽しむことは、もちろん可能なのですが・・
「楽しんではいけない」タイプの理不尽もあって、ここは楽しまないよう注意です。
例えば・・理不尽にギリギリまで追い詰められている場合、です。
意味もなくさせられる長時間労働に、体を壊しそうになっている場合など、ですね。
そんなふうに追い込まれた状況では、アドレナリンが出て、楽しいと勘違いしてしまう場合があります。
しかしそれは楽しいのではなく、実は追い込まれてハイになっているだけです。
言うなれば殴られすぎて、痛みが気持ちよくなっているような状態です。
そういった状況では、楽しんでいる場合ではありません。
まずは「これは理不尽なことだ」と正しく認識し、正気を保ち・・
そして一刻も早く、抜け出すための行動を始めなければいけないはずです。
もしくは成長につながらない理不尽も、楽しんでいる場合ではありません。
その理不尽をどれだけ経験しても、いっこうに状況が好転しないのなら・・
それは浴びるだけ無駄ですので、楽しむよりもさっさと「排除」する方向で動くほうが得です。
そして世の中には「楽しむのが難しい」理不尽というものもあります。
どうあがいても、ポジティブに捉えるのは無理なタイプとかですね。
そういった理不尽は、楽しむより「受け入れる」ほうが有効な場合もあります。
どうにもならない理不尽をうまく「受け入れる」方法は、上の記事で解説したのですが・・
楽しむのが難しいタイプの理不尽は、無理に楽しもうとせず「受け入れる」方向でいくと、うまくいくかもしれません。
今回は理不尽を楽しむことはできるか?をテーマにお話ししました。