今週は、キレやすい上司の機嫌が悪い・・
会社に行くと、矛先を向けられるのが目に見えている・・!
あーもう、いっそズル休みしてしまいたい!!
会社で働くというのは、つらいものです。
これはもう実際に働いている人には、説明の必要も無いでしょう。
キツいこと、理不尽なこと、山ほどありますよね。
そして、そんな大変な会社員生活を送っていると・・
あー明日も仕事か。。もうズルでも何でもいいから休んでしまおうかな?
そう思ってしまうのも、無理もないことでしょう。
私自身、会社員時代はよく思っていました・・笑
しかしズルはもちろん、良くないことです。
なので、もういっそズル休みしてしまいたいけど・・やっぱりマズいの?
それとも状況によっては、ズル休みって許されることもあるの?
ここで悩むことになることは多いと思います。
なのでこの記事では、仕事をズル休みしても大丈夫!となる条件とは?
ここを解説していきます。
目次
「本物のズル」は、さすがにダメ
まず、最初に考えておくべき大前提があります。
「本物のズル」で休むのは、さすがにどんな視点から見てもダメ!ということです。
本物のズルというのは、例えば・・
- 遊びに行きたいから休む
- 家でゲームしたいから休む
- ただただ、会社に行くのが面倒だから休む
こういった理由で休む、ということですね。
こういう「ただ自分がラクしたいから」みたいな理由でズル休みするのは、ダメ!
というのはさすがに、議論するまでも無いところなのではと思います。
法律とかルールとか引っ張ってくるまでもなく、そうですよね。
たとえば会社が繁忙期で、大量のタスクを必死でこなしている中・・
チームの一員である同僚が「遊びに行きたいから休むね!後よろしく!」
・・許せるわけがないと思います。笑
と、こう書いておいてなんですが・・
社会人がこういう「本物のズル休み」をすることは、現実にはまず無いと思います。
やるとして小学生とか中学生とか、まあ、そのくらいまでではないでしょうか。
大の大人たる社会人は、ズル休みはダメ!なんてことはもちろん知っています。
しかしそれでも、ズル休みしたい!という気持ちが出てきてしまうときは・・
自分勝手な理由とかではないより深刻な理由が、隠れていることがほとんどでしょう。
そしてズルとひとくちに言っても、
- ただラクをしたいから行ったズル
- 身を守るため、仕方なく行ったズル
このふたつを同列に扱ってはいけない、というのは一般的な感覚でしょう。
じゃあ、ただラクをしたいだけの「本物のズル」では無かったとして・・
どんな条件があれば、ズル休みはしてもいいと言えるの?
「やむを得ないズル休み」なら、してもいい
ズル休みをしていいのは、どんなとき?
「やむを得ない」とき、が条件になると思います。
やむを得ないズルって、何やねん?と思われるかもしれませんが・・
- パワハラがひどくて、精神的に追い詰められている
- 過重労働が続いて、このままでは体がもたない
- どうしても受け入れられない命令をされていて、会社に行けばそれをするしか無い
こういった状況なら、休むのはやむを得ないことになると思われます。
精神的に追い詰められているのに休まないと、うつ病といった致命的な病気になる可能性があります。
過重労働が続いているのに休まないと、そのまま倒れてしまうかもしれません。
どうしても受け入れられない命令(例えば部下へのいじめを強制されるなど)がきたのに休まないと、それをする羽目になってしまいます。
そしてそういった事態は、何としても避けるべきですし・・
「ズルをしてはいけない」というのは、その事情を上回るものとはならないと言えるでしょう。
なのでやむを得ない事情があるのなら、ズル休みも仕方がないと言えることになります。
そんな状況ならズルじゃなくて、正当に休めを取ればいいのでは?
と、もしかしたら思われるかもしれませんが・・
特にブラック企業とかだと休ませるのが妥当な状況なのに、休みが認められないことがよくあります。
そしてそういった状況で休みたいなら、「ズル休み」と言われるような方法で休むしかありません。
なのでそういったときのズル休みに限っては、責められるべきではないな・・
と、個人的にはこう思います。
できるだけ「正当な休み扱い」にするほうが得
やむを得ず、一般的にズル休みと言われるような形で休むとしても・・
できるだけ「正当な休み」という扱いにしておくほうが得!
ここも大事な視点だと思ったので、書いてみます。
休みには「正当な休み」と「正当ではない休み」とがあります。
正当ではない休みの代表は「無断欠勤」とかで・・
連絡もせず勝手に休むのは、それはもちろん正当ではない休み方ですよね。
そして正当な休み方は、正当じゃない休み方に比べ圧倒的に有利、という面があります。
たとえば無断欠勤をすれば通常、会社からなんらかの懲罰がありますし、会社の多くの人から責められますし、もちろん給料も出ませんが・・
これを「正当な休み」という扱いに変えることに成功すれば、
- 会社はあなたを罰することができない
- 休んだことを責められにくい空気を作れる
- 休んだ日の給料が得られる場合もある
こんな感じで、多くの面ではるかに有利になれます。
じゃあ会社における正当な休みって、具体的にどんなものがある?
- 休業
- 休職
- 有給休暇
こういったものがあります。
それぞれ取得できる条件とか、扱いとかがぜんぜん違ってきますが・・
少なくとも、そういった休み方とすることで「正当な休み」という扱いにすることができます。
これらを取得できなかった場合は、扱いは基本的に「欠勤」ということになり・・
そして欠勤は「出勤し労働しなければならない」という労働契約に違反することがほとんどです。
なので自分を有利な立場に置くためにも、何としても「正当な休み」にしておきたいわけですね。
もちろん「正当な休み」にするのは、なかなか難易度が高いこともありますが・・
まずは労働契約書や就業規則を確認するのが、その第一歩となるでしょう。
通常はそのあたりに、どんな条件で休業できるか?どのくらいの期間?給与の扱いはどうなる?といったことが書かれていますので・・
それをもとに行動することで「正当な休み」という扱いを得られるかもしれません。
ズル扱いを「覚悟」する
やむを得ず、ズル休みをすることにしたとして・・
そのとき持っておくべき、重要な心構えがあります。
「ズル扱い」を覚悟しておく、ということです。
ズル休みをすると「ズル扱い」されます。
俺たちは必死で働いてるのに、家で寝てたなんて・・ズルい!
こんなズルいことをした奴は、なんらかの罰を受けるべきだ!・・みたいな感じですね。
さらに言うと、たとえ休みが「正当な休み」扱いになっていたとしても・・
それを理不尽に「ズルだ!」と言ってくる人は居るものです。
ズル休みに、はっきりした定義なんてありませんので・・
会社の雰囲気や上司の性格によっては、「それはズル休みだ!」とゴリ押しされるわけですね。
なので「ズルと扱われるかもしれない休み」を、やむを得ず取るときは・・
あらかじめ、ズルと言われてもいいように精神的に備えておく!
これをやっておくと、ダメージを最小に防げるわけです。
じゃあ、ズル扱いされてもダメージを受けないためにはどんな考え方をすればいいの?
世の中はズルに溢れている、と確認する
というのがなかなか有効かな、と感じます。
そもそも世の中は、ズルい人に溢れているものです。
これは何年も社会人をやっている人なら、よく分かっていることでしょう。
そしてその中で自分だけが「一切ズルをせず生きる」なんて必要ないのでは?と思います。
たとえば自転車で走っていて、「ここは歩道を走るのは禁止」となっている区間があるけど・・
しかし車道はトラックが高速でビュンビュン走っているので、身の危険がある!
そんな場合はルール違反のズルとはなるけど、自分なら迷わずに歩道を走ります。
この場合は正直、おかしいのはルールのほうと言えますよね。
もちろんガチな法律違反や、他人に深刻な害を与えるような行動はダメですが・・
多くの人が、そこまでにはならない範囲でズルをして、自分を優位に立たせようとしているものです。
たとえば権力争いで、相手に伝えるべき情報をわざと隠して窮地に立たせたり・・とかはザラですね。
なので、ズル扱いによるダメージを無効化するためには・・
ズルが溢れてる世の中で、ズル休みくらいでウダウダ言う連中なんて気にしなくていい!
こういった考え方が有効なのかもしれません。
真面目すぎると損をするのが現実
そうは言われても・・ズル休みをするなんて、抵抗がある!
もしかしたら、そう思われるのかもしれません。
そしてもしそうなら、あなたはとても真面目な部類の人だと言えるでしょう。
ズル休みをすると、会社に迷惑をかけてしまうのでは?
休んだことを、上司に責められてしまうのでは?
多くの人はそんなこと考えず、さっさと休んでしまうものだからです。
もちろん、真面目に働こう!と思うのは悪いことではありません。
しかしあまりに真面目だと、それが原因でメンタルを壊したりする可能性はあります。
真面目な人ほど「うつ」といった状態になりやすい・・というのは、広く知られていますよね。
さらには、仕事には「やらないもの勝ち」の面がある、というのも現実です。
詳しくは、上の記事にいろいろ書いたのですが・・
会社というものは真面目に尽くした人が損をして、テキトーに働いた人が得をするという面が確かにあるわけですね。
たとえば仕事中にぼーっとしてる人のぶんの業務が、真面目に働く人にどさっと投げ渡され、そして給料は同じ・・なんてのは典型です。
そしてそんな状況で、ズルはいけないことだ!ズル休みは絶対しない!なんて思うと・・
周りはズル休みくらい普通にやってる中、働きすぎで体を壊す!なんてことにもなりかねません。
もちろん上で書いたように、ただラクをするためだけの「本物のズル」はNGですが・・
過労などやむを得ない事情があって、その解決に現実的には、ズル休み以外の方法がなかなか無い。。
そんな状況では、ズル休みをためらう理由は無いのでは・・と、個人的にはこう思います。
今回は仕事をズル休みしてもいい条件をテーマにお話ししました。