よし、ブログを作ろう!
でも・・ドメイン名、どう決めよう?
ドメイン名はブログを作るとき、最初のほうで、必ず決めなければいけないものです。
ブログの住所がわりになるような、短い文字列のことで・・
たとえばこのブログだと「rifree.net」ですね。
ブログは、このドメイン名なしでは成り立ちません。
そしてドメイン名は、基本的に後から変えられないところです。
なので・・ドメイン名、何にしよう?
うまい決め方とか、避けるべき落とし穴とか、無いの?
というのは、ブログを始めるとき必ず通る悩みだと思います。
なのでこの記事では、個人がブログを始めようとする時、ドメイン名はどう決めればいいのか?
ここを解説していきます。
目次
「ブログのテーマ」を反映する
ドメイン名を決めるときの、王道は・・
ブログのテーマを、わかりやすく反映する方法です。
たとえば私自身のこのブログでいうと、このブログは「理不尽フリー」というテーマを設けています。
なのでドメインには「rifree」という文字列を使いました。
rifreeというのは、読みに直すと「りふりー」で、理不尽フリーを略したような言葉ですね。
私はもうひとつ、自転車ブログも運営しているのですが・・
私自身が自転車マニアなので、自転車マニアが運営していくブログという意味で「jitemani」という文字列を使いました。
読みに直すと「じてまに」で、自転車マニアという言葉をもじったような感じですね。
ブログのテーマを反映する方法には、
- 決めやすい
- わかりやすい
- 覚えてもらいやすい
といったメリットが見込めます。
テーマを軸にできるので、ゼロから考えるよりは決めやすいですし・・
テーマと連想できる形になるので、わかりやすく覚えてもらいやすいドメインにできます。
とはいっても・・あまりに安直に、そのまんま反映するのは微妙かもしれません。
たとえばコーヒーをテーマにしたブログなので、文字列は「coffee」、とかですね。
ここまでシンプルだと、さすがに個性がなくなってしまいますし・・
既に、取られてしまっている可能性も高くなります。
(この記事を書いている時点で、たとえば「coffee.com」は取得済みでした)
なので発信テーマを、そのまんま文字列に変えるよりは・・
ちょっと文字ったり、ちょっと捻ったりしたドメインにするほうがおすすめです。
「キャラクター名」を反映する
ドメイン名を決める、もうひとつの王道に・・
自分の「キャラクター名」を反映する方法があります。
たとえば、ブログのハンドルネームを「ゆうと」にするのであれば・・
ドメイン名の文字列は「yuto」とか「yutoblog」とかにする、ということです。
現代では、キャラクター性を前面に押し出すタイプのブログも、けっこう人気です。
「ゆうと」というキャラクター名を作り、ブログ名を「ゆうとブログ」にして・・
「ゆうと」というキャラクターに価値を持たせて、そこに人を集めるようなスタイルですね。
キャラクター名を反映する方法は、こういったブログと相性が良いです。
キャラクター名とドメイン名を、まとめて覚えてもらえたり・・
ドメイン名を見ただけで、キャラクターのほうも連想してもらえたりするからです。
キャラクター名を軸にしているタイプのブログとしては、マナブログやTsuzuki Blogが有名ですね。
ぞれぞれ「マナブ」「Tsuzuki」というキャラクター名が、ブログの顔になっていて・・
ドメインの文字列は「manablog」「tsuzukiblog」と、キャラクター名を反映したタイプになっています。
探すと、こういうタイプのブログもたくさん見つかるはずです。
なのでもしあなたが、運営テーマというよりは、キャラクター性のほうを押し出していきたいタイプであれば・・
このキャラクター名を反映するドメインの決め方のほうが、向いていると思います。
「ブログ名」「ハンドルネーム」と揃える
ドメイン名を決めるとき、これをやっておくと有利、と思うポイントがあります。
ドメイン名を「ブログ名」「ハンドルネーム」と揃える、ということですね。
たとえばこのブログだと、
- ブログ名:Rifree Life
- ハンドルネーム:りふりーびと
- ドメイン名:rifree.net
と、それら3つを「りふりー」で揃えてあります。
たとえば上で挙げた自転車ブログだと、
- ブログ名:じてまにドクターのマニアック自転車ブログ
- ハンドルネーム:じてまにドクター
- ドメイン名:jitemani.com
と、それぞれが「じてまに」で揃っています。
これらが揃っていると、何が良いのか?
ブログの見られ方が、シンプルになるところです。
たとえば、ブログ名もハンドルネームもドメイン名も、まったく違う場合・・
自分のブログを読んでもらって、後日思い出してもらおうとしたような場合に、「あれ?何って名前のブログだったっけ?」となりやすいです。
見るべき名前が3種類もあるので、ごちゃっとしてしまうわけですね。
しかし例えば「じてまに」を軸に、3つの要素を統一しておくと・・
「あ、じてまにっていうブログだったな!」みたいな感じで、思い出しやすくなるかもしれません。
名前が分散していないので、「○○ってブログだな」とシンプルに受け取ってもらえるんですね。
そして、ブログ名やハンドルネームは簡単に変えられますが、ドメイン名は基本的に変えられませんので・・
基本的にはブログ名・ハンドルネームのほうを、ドメイン名に合わせていく形になります。
合わせていなかったのを、後日合わせるような場合は、このやり方ですね。
3つの要素を揃える・・というのは、必須!というわけではありません。
実際、この3つが揃っていないタイプで、伸びているブログもたくさんあります。
しかし、この3つを揃えることで「有利になる」要素は、間違いなくあると思いますので・・
これからドメイン名を決めるのであれば、検討していいところだと思います。
「.com」「.net」「.jp」・・どれがいい?
ドメインには「rifree」「jitemani」といった、独自の文字列だけではなく・・
「.com」「.net」「.jp」「.org」といった、その後ろにつく要素(トップレベルドメイン)があります。
組み合わさって「rifree.net」「jitemani.com」みたいな形になるわけですね。
そして、ドメイン名を決めよう!と思ったとき・・
「.com」がいいかな?「.net」がいいかな?
ちょっと個性的な「.xyz」がいいかな?それとも、もうちょっと長くて特徴あるものがいいかな・・?
といったところは、必ず検討することになります。
そして、ここの選び方はどうすればいいのか?
まずは単純な形で、ざっくり言ってしまうと・・
- 迷ったらとりあえず「.com」
- 「.com」が取られていたら「.net」
- 「.com」も「.net」も取られていたら「.org」
となります。
実際に私自身、「jitemani」については「jitemani.com」の形にしましたし・・
「rifree」については、「.com」が取られていたので「rifree.net」の形にしました。
上のように思う理由なのですが・・
まず、現代でトップレベルドメインは、SEO上の優劣がほとんど無いと言われています。
つまり、.comを使っても、.netを使っても、.jpを使っても、.travelersinsuranceを使っても・・
ブログをやっていく上での「ブログの伸び」への影響は、ほとんど無い、ということですね。
ということは、ブログを伸ばすためにはこれを選ぶ!みたいなものが無いわけです。
そして、そうであるなら・・
広く使われている、無難なものを選ぶのが一番です。
何であっても、基本的にはそうですよね。
そして、いろいろな個人ブログを見てきましたが・・
圧倒的に多く使われているのは、やっぱり「.com」です。
次点が「.net」、その次点が「.org」という感じですね。
なのでおすすめ度は、この順番となりました。
ドメインの維持費に関しても、これらのドメインは最安レベルですので、そこも問題になりません。
逆に聞いたこともないような、マイナーなトップレベルドメインを選ぶと、どうなるか?
なんとなく怪しいような印象を与えるかもしれません。
たとえば「jitemani.com」と「jitemani.click」だと、どちらが親しみやすい印象を受けるでしょうか?
おそらくは「.com」のほうだと思います。
「.click」を使っているサイトはほとんど見当たりませんので、「ん?なんだこのサイト?」という印象を与えがちになるのです。
もちろん上でも書いたように、「.click」にしたとしても、グーグルから低く評価されたりするわけではないです。
なので理由や戦略があって選ぶのであれば、そういったマイナードメインも全然アリだったりはします。
しかしほとんどの場合では、無難なトップレベルドメイン・・
「.com」「.net」「.org」あたりから選んでおくのがおすすめです。
ちなみに「.jp」や「.co.jp」といった、「jpドメイン」と呼ばれるものもあります。
jpドメインはどうなの?と思われるかもしれませんので、ここも解説しておきます。
jpドメインは「日本」という国に割り当てられたドメインです。
そして、アメリカの「ICANN(アイキャン)」という会社が管理している、通常のドメインと違い・・
jpドメインは「JPRS(株式会社日本レジストリサービス)」という、日本の会社が管理しています。
さらにjpドメインには、
- ドメインの維持費が少し高い
- 審査が必要
- 日本国内に住所を持つ必要がある
と、.comといった普通のドメインと比較し、いくつかのデメリットがあります。
じゃあ、それらデメリットに見合ったメリットって、何かあるの?
と言うと正直、特に無いな、というのが私の意見です。
現代ではjpドメインだからといって、グーグルからの評価が上がるとか、そういうことも無いようですね。
なのでjpドメインは例えば、できるだけキッチリした印象を与えたい、企業などが使うことが多いです。
審査を通っている、ちゃんとしたサイトですよ、というアピール要素のために使うわけですね。
しかし個人ブログにそれが必要か?と言うと、正直、要らないかなと感じます。
そしてSEO上の有利といった、実用的なメリットも特に無いのであれば・・
まあ、より無難なのは「.com」といったドメインのほうになってくるなあ、と思います。
と、いった理由で・・
トップレベルドメインは、特にこだわりがなければ「.com」を選んでおく!
もし取られているなら、次点の広く使われているドメインから選んでいく!
という方針で、大きな間違いは無いのでは・・と思います。
「短い」ドメインに
できるだけ「短い」ドメイン名にする!
ここも大事なところです。
たとえば私自身のサイトの、「jitemani.com」のほうは、「jitemani」で8文字・・
「rifree.net」のほうは、「rifree」で6文字ですね。
これらは比較的、短いドメイン名だと思います。
ドメイン名が短いと、何が良いの?
- 入力しやすい
- 覚えてもらいやすい
といったメリットがあります。
短いドメインは、入力しやすく、覚えやすいです。
たとえば「rifree.net」と「rifujin-free-life.net」だと、どっちが入力しやすいか?覚えやすいか?
言うまでもないと思います。
たとえば、自分のブログを読んでもらっていたとして・・
後日、あー・・あれについての情報、前に見たブログにあるかな?
と「リピート」してもらえる場合はあります。
そしてそんな時、入力しやすいドメインだと、さくっと入力して飛ぶことができます。
さらに覚えやすいドメインなら、思い出す手間なく飛んでもらえますよね。
ブックマーク機能があるから、直接入力なんて使わないのでは?・・と、もしかしたら思われるかもしれません。
しかしブックマーク機能が充実している現代でも、直接入力が使われることは意外と多いようです。
ブックマークは、必ずされているとも限りませんし・・
短い文字列なのであれば、検索窓にささっと入力するほうが、ブックマークを漁るより早いんですよね。
私自身、ドメインの直接入力をよく使います。
さらに加えておくと、短いドメインには「表示しやすい」というメリットもあります。
たとえば名刺に、自分のブログアドレスを載せておくとき・・あまりに長いと、スペースを取りすぎますよね。
コンパクトにできるところは、できるだけコンパクトにしておきたいところのはずです。
そして短いドメインにする「デメリット」は、基本的にありません。
短いドメインは「取られている」可能性があるので、探し出すのがちょっと大変・・とか、そのくらいでしょうか。
もちろん一文字とか、二文字とか、そんなレベルの短さを目指す必要はありません。
「.com」とかいった部分を抜いて、アルファベット10文字以内くらいが目安でしょうか。
と、ドメインはそのくらいの範囲で、できるだけ短くしておくのがおすすめです。
「www」はつける?つけない?
ドメインには「wwwなしドメイン」と「wwwありドメイン」があります。
たとえば「jitemani.com」なら、wwwなしドメイン・・
「www.jitemani.com」なら、wwwありドメインですね。
インターネット上には、この2タイプのドメインがあります。
なのでドメインを取得するときは、どっちを使っていくか?を選ぶ必要があるのですが・・
結論としては、wwwありなしはどっちでもいいです。
wwwって何?とか、つけるメリット・デメリットといったところは、
上の記事で詳しく解説していますが・・
理由としては、wwwあり・なしによる有利・不利が特にないからですね。
wwwありであっても、無しであっても、ブログの伸びが変わることは無いと言われています。
そしてそうであれば、基本的には、ここは好みで選んでいいということになります。
ちなみに私自身は、ドメインはできるだけ短いほうがいいと考えて「wwwなし」を選ぶようにしています。
全体的に見ると、個人ブログはより短くできる「wwwなし」を・・
企業サイト等だと、きっちりした印象を与えやすい「wwwあり」を使うことが多いみたいですね。
なので個人的な意見を言うなら、個人ブログなら短くまとまりやすい「wwwなし」のほうが良いかな、とは思います。
しかし最終的には、しっくり来るほうを判断して選ぶ、で良いのではないかと思います。
「後から変えられない」ので、慎重に
最後にひとつ、注意点があります。
ドメインは基本的に後から変えることができない、ということですね。
たとえばブログ名は、後からいくらでも変えられます。
あまりにも頻繁に変えると、SEO的なデメリットがあるかもしれませんが・・
基本的には、ブログを運営していくうちに「違うなぁ」と感じたら、さくっと変えて大丈夫ですね。
しかしドメイン名は、そういうわけにはいきません。
というのもグーグルは「ドメイン名」を軸に、サイトを評価していますので・・
ドメイン名を変えると、グーグルから見るとまったく別のサイトに変わってしまったように見えるのです。
そうすると最悪、これまで得てきた検索エンジンからの評価が、リセットされる可能性があります。
SEOにかける労力は、年単位の膨大なものになりますので・・
それがリセットされるというのは、たまったものではありませんよね。
ドメインの移行手続きをすれば、低リスクで移行できる可能性もあったりはするのですが・・
それでもやっぱり、ドメインはいちど決めてしまったら、変えないのが基本です。
なので、ここをあまり考えず、適当に決めてしまっていたりすると・・
気に入っていないドメイン名を、ずっと使わざるを得なくなる。。なんてことになりかねないです。
なのでドメイン名は慎重に、じっくりと考えて検討しておくのをおすすめします。
ドメインはどこで取得する?
最後に、ドメインはどのサービスで取得するのがおすすめか?を書いておきます。
ドメインは「レジストラ」という、登録・管理をやっているサービスを通して、登録する必要があります。
なので、どのレジストラを選ぶか?もこれまた悩みどころなのです。
ドメインは、どこのレジストラで登録するのが一番か?については、
上の記事で解説しています。
今回はドメイン名の決め方をテーマにお話ししてみました。