転職前の職場では、それなりに仕事ができていたのに・・
次もきっと、上手くいくと思っていたのに・・
転職後に、仕事ができない!
転職は、サラリーマンの人生を大きく変えるイベントです。
人によっては、転職により職場を変えることで・・
属する世界が変わった!と言えるほどのインパクトを受けることもあるでしょう。
そして、転職はそれだけ大きな影響を与えるからか・・
「転職後に仕事ができなくなる」という出来事は、よく見られます。
他の職場から転職してきた人が、転職後にまったく仕事ができない!みたいな感じですね。
そして転職してきた人が仕事できないのを、どう解決すればいい?
自分が転職しようとしているけど、転職後に仕事ができなくなるのではないか?
こういった不安を何とかするためには、転職後に仕事ができない人の特徴は知っておきたいところです。
なのでこの記事では、転職後に仕事ができない!となる人の特徴は?
ここを解説していきます。
目次
向かない仕事に転職した
「向かない仕事」に、転職してしまった・・
これが転職後に仕事ができない人の、第一の特徴です。
仕事には人それぞれ、向き不向きがあります。
そして向いている仕事なら、実力以上の力が出せるものですし・・
逆に向かない仕事だと、半分の力も出せなくなったりします。
なのでもともと、それなりに向いている仕事をしていたのに・・
ぜんぜん向いてない仕事に転職してしまった!
その場合は向かないというだけの理由で、仕事力が前より激減することになります。
もちろん、好きこのんで向かない仕事に行くこともないでしょうが・・
仕事が向いてるか?向いてないか?の判断は、なかなか難しいものです。
なので間違えて向かない仕事を選んでしまった。。ということも、普通に起こります。
もしくは「転職先選び」があまり上手くない場合も・・
向いてるか?といったところをしっかり評価できず、向かない仕事に浸かってしまうことになります。
もしくは前の職場でパワハラなどに追い詰められ、余裕が無い場合も・・
リサーチ不足により、向かない仕事を選んでしまいがちです。
とにかく何でもいいからここを離れたい!みたいな感じで、調べることなく次に行ってしまうからですね。
という感じで、向かない仕事に転職しようとしている・・
もしくは転職先選びが上手くなく、向かない仕事を選んでしまいそう・・
こういうのは転職後に仕事ができない人の、よくある特徴です。
適応力が低い
環境が変わってもうまくやっていくための「適応力」があまり無い・・
これも転職後に仕事ができない人の特徴としては、定番です。
サラリーマンにおける「適応力」というのは、
- やったことない仕事でもスッと習得できる
- 初めての人間関係でもすぐ馴染める
- 新しい環境でも、ストレスを溜めずにやっていける
こんな感じの能力のことです。
そして、適応力があまり高くない人が転職した場合・・
新しい「仕事」「人間関係」「環境」といったものに、なかなか適応できません。
そして適応できていない状況では能力を発揮できませんので、仕事ができない・・となってしまいます。
具体的には、新しい仕事の手順を覚えるのに時間がかかり、動けるようにならなかったり・・
新しいチームの関係に溶け込めず、チームプレイに支障が出てしまったり・・
もしくは新しい環境のストレスがメンタルに来て、仕事が止まってしまったり、です。
さすがに転職後の職場の人たちも、転職1日目からスルスル動けることを求めはしません。
しかし数ヶ月も経てば仕事を覚え、ある程度動けるようになることを期待しますので・・
そのくらい経っても適応が難しい場合は、「仕事ができない」のレッテルを貼られかねないのが現実でしょう。。
他の能力は高いのに、適応力だけ低いというケースもあるので、ここは要注意なところです。
ひとつの職場に何年も居る前提なら、仕事をサクサクこなす有能さを発揮するのですが・・
転職し環境が変わるとキツい、というタイプですね。
頭がいいけどさまざまな状況を経験してきていない「エリート」タイプの人が、これに当たることが多いと感じます。
という感じで適応力が低くて、転職後の仕事や環境をサクッと受け入れられない・・
これも転職後に仕事ができない人の特徴のひとつです。
転職前に力を使い果たした
転職前の期間に、めちゃくちゃキツい状況があって・・
そこですべての力を使い果たしてしまった!
これも転職後に仕事ができない!となる人の、意外な理由だったりします。
「転職前」というのは、ハードな状況になりやすいものです。
- 引っ越しや各種手続き
- 辞める前の引き継ぎ
- 辞める前特有のパワハラ
こういったものに忙殺されたり、追い詰められたりするからですね。
辞めて転職するときは、遠い地に引っ越しをすることも多く・・
その場合は引越し先の物件選び、転入といった届け出などなどで、とてつもなく忙しくなります。
これはもう1度でも引っ越し経験があれば、イメージできるところですよね。
もしくは辞める前は引き継ぎとか、終わらせなければいけない仕事とかがのしかかりますし・・
場合によっては「おまえ、辞めやがって!」みたいな、辞める前ならではの理不尽なパワハラが来ることもあります。。
そしてその状況に耐えるため、精神力を使い果たすかもしれません。
そういったハードさが積み重なれば、もちろん消耗しますので・・
転職後には、抜けがらのような状態になっていてもおかしくありません。
そしてその場合は、転職直後からバリバリ働く!なんてのは無理なはずです。
もちろん力を使い果たしたのが原因なら、また力を溜め込めば仕事力は戻ります。
なので問題としての深刻さは、この場合はさほど深くないのが普通です。
しかし特に、メンタルを削られて使い果たした場合・・
力が戻るまでに、長い時間がかかることもあります。
精神系は数ヶ月とか数年とか、そのくらい掛けて徐々に回復していく感じになることがあるからです。
という感じで、転職前のハードな状況で力を使い果たし・・
それが原因で転職後にまともに動けず、仕事できない評価をされてしまう。。
これも転職後に仕事ができない人の、事情のひとつになってきます。
転職後を舐めている
転職後の大変さといったものを、舐めている・・
これも、あー転職後に仕事ができないと言われそうだな・・と思う、特徴のひとつです。
転職後の世界にあこがれる人は、意外に多いものです。
今の職場では、うまく仕事ができていないけど・・
転職さえすればうまくやれるんだ!みたいな感じですね。
どっぷり浸かっている現在の仕事の、悪いところばかりがよく見えていて・・
転職先の仕事は良いところばかりが見え、転職すれば状況は良くなるに違いない!と思ってしまう感じです。
いわゆる「隣の芝生は青い」状態ですね。
しかし当然ながら、現実はそこまで甘くはありません。
転職前の仕事が、いろいろ苦労するものだったのと同じように・・
転職後の仕事にも、十分なキツさがあるのが普通です。
転職後の生活を舐めて、予習や準備といったものを十分にしない場合・・
準備不足により、仕事できない状態になることがあります。
そしてその場合ももちろん、仕事できない人だ!と思われしまうことになります。
もちろん転職後のことを、悲観する必要まではないものの・・
楽観視しすぎて、舐めていると言える状態になっている。。
これも転職後に仕事ができない人の特徴になってきます。
転職後にデキるようになるケースとは
転職後に仕事ができない人の特徴は、書いてきた感じなのですが・・
逆に転職後に、仕事がいきなりデキるようになるパターンはある?
こっちの視点からも解説してみます。
転職後に仕事がデキるようになるケースは・・
- より向いてる仕事に転職した
- 転職により、抑圧から解放された
- 転職前が働きにくすぎる仕事だった
こういったものがあり得ます。
まずより向いてる仕事に転職すれば、よりデキるようになります。
もともとが向いてない仕事だったにしろ、普通程度の仕事だったにしろ・・
向いている仕事を選んだ、もしくは偶然向いている仕事に就職できた人は、いきなりパフォーマンスを発揮し始めることになります。
抑圧から解放されたというのも、デキるようになる理由です。
たとえば前職に理不尽上司やパワハラ上司が居て、抑えつけられてスムーズな仕事ができなかった場合・・
転職により解放されれば、仕事力は一気に上がります。
転職前が働きにくすぎる仕事だった場合も、転職後に仕事レベルが上がります。
たとえば必要な設備がまともに無い、仕事の仕組みがあまりにお粗末といった「ダメ職場」だった場合は・・
転職しそこから離れることができれば、それだけでずっと良く働けるようになれます。
転職後に仕事ができない要素が、例えばひとつあったとしても・・
ここで挙げた「デキるようになる要素」もあれば、もしかしたら相殺され「デキる側」に傾くかもしれません。
転職後に仕事ができない!を予防するために
転職したら仕事ができなくなって、「仕事ができない人」扱いされる羽目になった。。
というのはもちろん、誰しも避けたいところです。
いちど貼られたレッテルというのは、そう簡単には剥がせませんので。。
なので転職後に仕事ができない!をあらかじめ予防するなら、どうすればいい?
ここも解説してみます。
「転職後に仕事ができない」を防ぐには、そうなる人の「特徴」を消していくのが有効です。
転職後に仕事ができない人の特徴は、この記事で書いてきた通りで・・
それを防ぐとなると、
- 向いている仕事を選び抜く
- 適応力を鍛える
- 転職前に疲れ果てないよう注意する
- 転職後を舐めず、真剣に準備する
やるべきことは、こんな感じになってきます。
中でも「向いている仕事を選び抜く」は、特に重要になると思います。
仕事に向いているか?向いていないか?は、仕事のパフォーマンスを劇的に変えるところで・・
ここだけで3倍以上もの差が出ることがある!と個人的な経験からですが、そう思います。
なので例えば、自分はどんな強みや性格を持っていて、どんな仕事が向いているのか?
自分が行くとメンタルを削られてしまうような、明らかに向かない仕事はどうすれば避けられる?
ここを考えるのは、何より大事だと思います。
そしてここを考えるための「転職先をうまく選ぶための考え方」については、
上の記事にまとめていますので、転職後に仕事ができない!を予防するための役に立つかもしれません。
仕事ができない人が転職してきたら?
自分自身が、その職場でずっと働いている側だったとして・・
入ってきた人が、転職後に仕事ができない人だった!
この場合はどうすればいい?
ここの考え方は、
上の記事が参考になると思います。
(テーマは「異動してきた人」ですが、転職してきた人でもだいたい同じになるはずです)
ざっくりまとめると・・
- 「転職前の得意分野」を活かしてあげる
- 「育ててあげる」は、限界がある
- 最終的には、受け入れるしかない
という感じの内容になってきます。
サクッと解決する方法!というよりは、できない人でもうまく受け入れる方法、と言ったほうが近いかもしれません。
解決法の例をあげてみると、転職後に仕事ができない人は、「向かない仕事」に迷い込んできていることが多いものですが・・
たとえ向かない仕事だったとしても、その中には比較的向いてるエリアがあるはずです。
なのでその人が転職前にどんなことが得意だったか?を見極め、選びうる仕事の中でいちばん向いているものを与えてあげれば・・
仕事ができない状況を、ある程度解決できるかもしれません。
とはいえ、これは自身が「采配」できる立場にあるのが条件になってきますが・・
今回は転職後に仕事ができない人の特徴をテーマにお話ししました。