やりたくない仕事を断るのはわがままだけど問題ない

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断るサラリーマン

この仕事をやれ!と、上司に言われたけど・・

ちょっと無理なくらい苦手な仕事だ。。やりたくない。。

・・やりたくない仕事を断るのは、わがままなの?

 

人間誰しも、やりたくない仕事はあるものです。

どんな仕事をやりたくないか?はもちろん、人それぞれですが・・

やりたくないタイプの仕事を押し付けられると、断りたくなるものです。

 

しかし、与えられた仕事を断ろうかな?と思ったとき・・

断るのって、ひょっとしてわがままなのかな?

ここで悩む人は多いようで、もしかしたらあなたも今まさに悩んでいるかもしれません。

 

仕事を引き受けるか?断るか?は会社員にとって大事な決断で・・

私自身、サラリーマンをやっていた頃は大いに悩んだものです。

これを断るのはわがままだろうか?と考えたことも、何度もありました。

 

なのでこの記事では、やりたくない仕事を断るのはわがままなのか?

わがままだったとして、断るのはやっぱりダメなのか?

こういったところを考えていきます。

わがままでは、ある

やりたくない仕事を断るのは、わがままなのか?

まず、ここの結論を言ってしまいます。

やりたくない仕事を断るのは、わがままです

 

わがままとは、

他人や周囲などの都合や事情を考えずに、自分勝手に振舞ったり発言したりすること。

実用日本語表現辞典より引用

辞書にはこう書いてあって、おそらく常識的にもこんな感じでしょう。

 

そして「他人や周囲」というのはこの場合、会社や上司になってくると思われます。

つまり、あなたにやりたくない仕事を与える人たちということですね。

 

そしてあなたにやりたくない仕事を渡すとき、会社や上司はどう考えるか?

やりたくない仕事でも断らず、文句のひとつも言わずこなしてほしい

おそらく、これが自然な考えになるでしょう。

会社や上司にとっていちばん利益が大きくなるので、それはそうですよね。

 

さらに会社は社員に、「業務命令」を下す権利があります。

社員は給料としてお金をもらうかわりに、命令に従う義務があるわけですね。

根拠も「労働契約」とか「就業規則」いったものに、ちゃんと規定されていて・・

なのでやりたくないからと仕事を断るのは、真っ当な義務に違反することになります。

 

こういった事情がありますので、やりたくない仕事を断るというのは・・

会社や上司、ひいては日本社会が求めることに、真っ向から反することになります。

つまり他人や周囲の都合に反し、自分の欲求を通すことになります。

 

なので会社員という立場において、やりたくない仕事を断るのはわがままか?

ここを考えるとわがままだ、と言わざるを得ないということになるでしょう。

わがままであっても、問題ない

やりたくない仕事を断るのは、わがまま。。

じゃあ、やりたくない仕事であっても引き受けるしか無いのか?

そう思われるかもしれませんが、ここは心配いりません。

なぜなら、「わがままである」というのは、何の問題もないことだからです。

 

上司から、やりたくない仕事を投げつけられて・・

それをバッサリと断り「わがままだ」ということになってしまった!

だから何?ということですね。

 

わがままは、犯罪でもなんでもありません。

どんな法律にも「わがままに振る舞ってはいけない」なんて条文はありませんよね。

わがままを禁じるルールというのも、なかなか無いはずです。

 

さらに言うと・・そもそも、会社にはわがままな人も多いのが基本のはずです。

あなたの上司や同僚に、わがままな人は居ないでしょうか?

会社はあなたに対して、わがままな扱いをしていないでしょうか?

これに「いない」と答えられるほどの優良職場なら、おそらく悩んでこの記事にたどり着いてはいないはずです。

 

会社は、わがままな人が得をする場所です。

部下に仕事を押し付ける上司や、自分の仕事を放棄する人がいた場合・・

「わがままではない人」がその尻拭いをして、無駄な労力を使うことになりますよね。

 

さらに言うと「わがままに振る舞うなよ!」とあなたに強制すること自体が、わがままです。

権力を振りかざして自分の意見を押し付けるのは、わがままですよね。笑

 

そんな感じで、わがままが蔓延している会社や社会の中で・・

あなただけがわがままを我慢する理由など、どこにも無いのではないでしょうか?

 

仕事は労働契約上、絶対に必要なぶんをやればいいだけです。

組織人・社会人として必要な誠実さは、それで満たされます。

そこに加えて「わがままな行いを一切なくす」道理なんて、どこにもありません。

 

しかし真面目な人であればあるほど、「わがままはダメだ!我慢しないと!」と考えがちです。

そしてやりたくない仕事であっても、無理に引き受け続け・・

最終的には体を壊す、なんていう最悪の結末になることも多いです。

 

という感じで考えていくと、やりたくない仕事を断るのはわがままかもしれませんが・・

わがままであったとしても、べつに問題ない!

私自身としては、こんな結論になりました。

「理不尽な仕事」を断るのは、わがままではない

やりたくない仕事を断るのはわがままだけど、それでも別に問題ない!

ここまで、こういったことをお話ししてきたわけですが・・

 

ここに、例外がひとつあります。

理不尽な仕事」に関しては、断ってもわがままではない!ということです。

 

理不尽な仕事というのは具体的には、労基法の基準を越えた長時間労働とか・・

嫌がらせレベルで大量に振られた、まわりよりもはるかに多い仕事とか・・

もしくは無理やり強制された、どう考えても上司がやるべき仕事とかですね。

 

こういった理不尽な仕事は、実は正当に断れるのが基本です。

会社が社員に命令できるのは「業務命令権」があるからなのですが・・

業務命令権は不当な仕事なら無効となることが多いからですね。

労働契約法

第三条 5
労働者及び使用者は、労働契約に基づく権利の行使に当たっては、それを濫用することがあってはならない。

e-Gov 労働契約法のページより引用

法律的には、このあたりが根拠で・・

不当な業務命令なので無効!となっている裁判例も、探せば山ほど出てくるはずです。

 

やるべきことを断るのは一般的に、わがままなわけですが・・

この場合はやるべきですらないので、断ってもわがままということにもならないです。

なので後ろめたさも何もなく、堂々と断っていいことになります。

私自身はサラリーマン時代、こういう命令をけっこう断っていました・・笑

 

もちろん現実には、道理が通らないこともあります。

理不尽な仕事を断ろうとしても、やれ!!!とパワーで押し切られることもあるでしょう。

 

ブラックパワハラ企業では、理屈が通じないことがある。。

というのは、経験したことがある方なら体で知っていることのはずです。

 

しかしあくまで、こちらがどう考えるか?どう行動するか?を軸に考えるなら・・

それが理不尽な仕事なら、断るのはわがままですら無い!

なので真正面から、堂々と断っても道理は通る!ということになるでしょう。

わがままだ!とプレッシャーを掛けられたら

やりたくない仕事を断ると、たとえば上司に・・

「おまえ、やりたくないからって断るのはわがままだな!許さんぞ!!」

こんな感じで、激怒されてしまう可能性はあります。

 

やりたくない仕事を断るというのは、上司にとっては不利益なことです。

そして上司と言っても性格はいろいろなのですが、もし簡単に部下にブチ切れるような上司の場合・・

断るなんて何事だ!コラ!みたいな感じで、恫喝まがいの攻撃をしてくるかもしれません。

 

そして、わがままだっとしても別に問題ない!と頭では理解していたとしても・・

実際に言葉でプレッシャーを掛けられると、それに圧されてしまうことも多いものです。

そして、自分がわがままだったんだ・・と諦め、やりたくない仕事を引き受けてしまう感じになります。。

 

これを防ぐには、どうすればいい?

言われたことをすぐ気にして、ストレスが溜まってしまう・・という悩みを持つ方向けに「気にしない方法」を解説しています。

ここは、上の記事で書いた「何を言われても気にしないための考え方」が参考になるかもしれません。

 

いちばん大事なことだけを抜粋すると、「その言葉に価値はあるか?を考える」のが有効です。

お前はわがままだ!と価値観の押しつけをされたところで・・

それは所詮、家族でもなんでもない他人ひとりぶんの価値観です。

 

そして「この人の価値観に従うのは、自分にとって大事なことか?」と考えた場合・・

たいていの場合で、それは違う!となるはずです。

そしてここで違うと思えたのなら、それは従っていい心の声になるでしょう。

 

もちろん現実に本当に、やりたくない仕事を拒否できるか?となると、そう簡単ではないかもしれません。

たとえば会社全体が、部下になんでも押し付けてOK!という社風なのであれば・・

その中で嫌です!と断るのは、ちょっとリスクが高すぎるのではと思います。

 

しかし少なくとも「わがままだな!」という言葉に、萎縮してしまう必要は無く・・

何と言われようが、自分のメンタルだけは強く持つ!

これを実現するためにも、「何を言われても気にしない考え方」は役に立つと思います。

「わがままな奴」と槍玉にあげられたら

やりたくない仕事を、バッサリ断ると・・

「みんな!こいつ仕事を断ったぞ!わがままな奴だから気をつけろ!」

こんな感じでわがままな奴という扱いを受けてしまうこともあるようです。

理不尽に悪者にされてしまうわけですね。

 

やりたくない仕事を断られるのは、上司にとっては面白くないことです。

なので理不尽ですが、その仕返しとばかりにそういう行動に出ることもあると思います。

声には出さないまでも、そういった雰囲気を作られてしまうことも多いでしょう。

 

そしてこういう対応を受けるともしかしたら、職場で針のムシロに座るような立場になって・・

職場でスムーズに働くのが難しいようなところに、追い込まれるかもしれません。

そしてそれはメンタルにも響く、かなりキツいことになってくるはずです。

 

そしてそういった、理不尽に悪者みたいな扱いを受けたときの対処法は、

決して、悪いことをしたわけじゃないのに・・なぜか理不尽に悪者にされる!そんなときの対処のしかたを解説しています。

上の記事にまとめていますので、これが参考になるかもしれません。

 

内容をざっくり抜粋すると、

  • 「何も対応しなくていい」ケースもあると知る
  • 「弱み」と取られそうなら、反論する
  • 「悪者にしてしまう程度の人たち」と理解する

こんな感じですね。

 

「やりたくない仕事を断った人を晒し者にする」行動は、それこそわがままの極みです。

そしてこれは決して、対処できないような事態でもありませんので・・

しっかり考えて、うまく対応していきたいところです。

わがままかも・・と気に病んでしまったら

やりたくない仕事を断るなんて・・もしかして自分、わがままかも?

自分で自分をそんなふうに捉えて、自分を追い詰めてしまうこともあるようです。

なので、この場合の考え方も解説してみます。

 

何をわがままと思うか?は最終的には、人それぞれです。

なのでやりたくない仕事を断るのは、わがままではない!と結論づける人もいれば・・

わがままだ!ヤバい!と深刻に考えてしまう人もいる、となるのが現実でしょう。

 

そしてもしあなたが、やりたくない仕事を断るのはわがままだ!と強く考える人の場合・・

他人から言われるまでもなく、自分から「わがままだから引き受けないとダメだ」と考えてしまうかもしれません。

 

そして、ちょっと冷たく聞こえるかもしれませんが・・

そう思うのなら、引き受ければいいと思います。

そこの決断は、個人の自由だからですね。

 

一番まずいのは「わがままだろ!」という他人の意見に押し切られることです。

これは自分の意思がどこにも無く、不満も封殺されている状態ですので・・

フラストレーションが溜まり、いつか爆発するような流れになっていきます。

 

やりたくない仕事を断るにしろ、引き受けるにしろ・・

それを自分の自由意志で選べているのなら、そこに問題などありません。

 

そして、やりたくない仕事を引き受けるデメリットは多いものですので・・

じっくり考え、自分はやっぱりやりたくない仕事を断る!

そう考えを変えるとしても、それもまた良し、だと思います。

何でも断る!は、さすがにマズい

やりたくない仕事を断るのは、わがままだけど問題ない!

わがままと思われようが、イヤなら断ってしまっていい!

ここまでで、そう主張してきたわけですが・・

 

ひとつ注意点がありましたので、そこは書いておきます。

すべてを片っ端から断るのは、さすがにダメということです。

 

やりたくない仕事を断るのは、べつにタブーでもなんでもないですが・・

極論を言ってしまえば仕事なんて、ほとんどが「やりたくない仕事」のはずです。

しかしだからといって、それをすべて断っていい!ということではもちろんありません。

 

そもそも社員に、仕事をする義務はあります。

労働契約でも就業規則でも、業務命令には従わなければいけないと決まっていて・・

給料を払ってもらうかわりに、その縛りが発生するわけですね。

 

なのでやりたくない仕事だから、全部しません!というのでは・・

わがままとかいうレベルの話ではなく、契約違反となる可能性が高いでしょう。

懲戒となったとしても、おかしくありません。

 

なので「やりたくない仕事を断る」はさすがに、無制限に主張してもいいことではなく・・

基本的にちゃんと仕事しつつも、「どうしても」やりたくない仕事だけをときどき断る!

これが一番バランスのとれた振る舞いなのでは、と思います。

 

 

今回はやりたくない仕事を断るのはわがままか?をテーマにお話ししました。

運営者:りふりーびと

 

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「理不尽な仕事から自由になる」を目指し試行錯誤を続ける人です。

ブラック病院勤務でボロボロにされた経験から、そこを目指すようになりました。

「転職と副業」を追求した結果、すでにある程度は達成済み。

理不尽な仕事から抜け出す方法を発信するため、このブログを運営中。

【年齢・性別】30歳台後半、男性

【本業】
◇現在:フリーランス
◇元:ブラック病院の下っ端医療職

【副業】
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(歴8年、投資額の約4割ぶんの利益を獲得)

【その他の特徴】
◇姿勢改善で頭痛が治った経験あり
◇趣味は自転車
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