優秀な人1「この職場では、もうだいぶ働いたなぁ・・」
優秀な人2「自分、某有名企業からオファー来たんですよね」
優秀な人3「この会社、どんだけ頑張っても報われないですね・・」
優秀な人たち「「辞めます!お世話になりました!」」
そうやって、優秀な人だけがどんどん逃げていき・・
あとには、あまり優秀とは言えない人たちだけが残り・・
そして力を失い、傾いていく会社。。
・・「優秀な人が逃げる」というのは残念ながら、多くの会社で起こるものです。
全体的に見ると、そんなに離職率が高いわけでもないのに・・
なぜか「優秀」と言えるような人たちだけが消えていく!という感じですね。
そして優秀な人が居なくなるのは、会社にとって大きな痛手です。
優秀な人というのは、何人分もの成果を生み出したり、代わりがきかない能力を持っていたりしますので・・
そういう人だけがガンガン辞めると、会社の損失は計り知れませんよね。
そしてもしあなたの会社から、優秀な人がどんどん逃げていく場合・・
優秀な人が居なくなるのには、何か特別な理由があるの?
辞めて欲しくないんだけど・・防ぐ手立てはある?
こういったところが気になるのではと思います。
なのでこの記事では、優秀な人ほど職場からすぐ逃げる理由は?
このテーマを軸に解説していきます。
目次
他の場所でもやっていけるから
優秀な人ばかりが、職場からすぐ逃げていくとき・・
まず真っ先に出てくる理由は、優秀な人たちは「他の場所でもやっていけるから」です。
優秀な人を求める会社は、いくらでもあります。
受け入れ先の会社にとっても、優秀な人が来るのは福音ですよね。
なので優秀な人は「再就職できない」がまず起きないものです。
優秀な人というのは、具体的には・・
上の記事で解説しているように、
- 仕事の処理速度が速い
- 学習能力が高く、新しい仕事もすぐ学ぶ
- 人間関係に長け、場の雰囲気を崩さない
人それぞれ違う面はあるでしょうが、こういったところに優れている場合が多いです。
そしてこういう人であれば、そりゃ、どこの会社だって欲しがりますよね。
なので優秀な人にとっては、会社の待遇が割に合わなかったり、イヤな立場に落とされたりしたら・・
「さっさと辞めて次に行く」が最適解になってしまうのです。
それで、まったく問題なく生きていけるからですね。
逆に「あまり優秀ではない人」は、そう簡単には辞められません。
会社を退職したあと、再就職できないかもしれないからですね。
なので会社にパワハラが蔓延するなどやばい状況になってきても、なかなか逃げないことが多いです。
そういった理由で、特に会社が窮地に立たされるような状況だと・・
優秀な人はさっさと逃げ、そうではない人だけ残るような形になっていきます。
そしてこれが優秀な人ほどすぐ辞めるときの、よくある事情となってくるでしょう。
「資産力」が高いから
優秀な人は「資産」をたくさん持つことが多いです。
資産というのは、貯金とか不動産とか株式とか・・要するに「お金」のことですね。
そしてこれも、優秀な人ほどすぐ辞める大きな要因となってきます。
優秀な人はこれまでの人生で、たくさん稼いでいることが多いです。
優秀だとそれだけ、時給が高い会社に就職しやすいですし・・
能力給・成果給の会社で、よりガッポリ稼ぐことも可能だからですね。
そして持てる資産が多ければ多いほど、会社を辞めやすいというのは現実でしょう。
辞めても、相当に長いあいだ生活できるくらいの資産があれば・・
さっさと辞めて、しばらくは資産だけで過ごして、ちょっと減ってきたら再就職する、なんてことも可能だからですね。
さらには資産をうまく「運用」することができれば、働かずに生活費を得ることも可能だったりします。
上の記事で、詳しい情報はいろいろ書いたのですが・・
一定レベルの「資産額」と「投資知識」があれば、生きていける程度の不労所得を得るのは普通に可能だったりします。
そして優秀な人は、資産額にも投資知識にも優れることが多いわけです。
もちろん優秀な人が、必ずたくさんの資産を持つわけでもないのですが・・
一般的に「自分の資産が多いこと」を話すのは、たいていの人間関係でタブーとなるはずです。
なので資産のことなんて全然話さないけど、実は相当な資産を蓄えている!
というのは優秀な人においては、よくあることだと思います。
という感じで、十分な資産力があるので「生きていく力」が高く・・
なので会社を辞めることを恐れず、さくっと辞めてしまう!
これも優秀な人ほどすぐ辞める、定番の理由だったりします。
より高いレベルの職場を求めるから
優秀な人は「より高いレベルの職場」を求め、転職してしまう!
これも優秀な人が職場からよく逃げるときの、一般的な動機だったりします。
優秀な人というのは、「向上心」が高いものです。
なので、より高いレベルの仕事ができる職場や、より優秀な上司を選ぶことが多いです。
だからこそ、「優秀」と言われる実力にまで上り詰めたわけですよね。
なのでもし現在の会社が、あまりレベルが高い職場とは言えなかった場合・・
優秀な人は「ステップアップ」を求め、転職してしまうことがあります。
それによってより高度な職場で、自分を磨くことを望むわけです。
優秀な人は「ハイクラス求人」を狙ったりすることも多いです。
ハイクラス求人というのは、特別な能力や資格を持つ人だけが応募できるような求人で・・
同じように優秀な人だけが集まりますし、給料も高いですので、向上心がある人には願ったり叶ったりになるわけですね。
さらには、優秀な人は他の職場からの「引き抜き」を受けることもあります。
経路は登録している転職サイトだったり、知人のツテだったりとさまざまですが・・
「キミ、優秀なんだって?ウチに来ないか?給料は倍出すよ」みたいな感じでオファーされるわけですね。
そしてお互いの条件さえ合うのなら、優秀な人はそっちに行ってもおかしくありません。
という感じで、優秀な人はより高いレベルの職場を求めるものなので・・
それを実現するために、現在の職場をサクッと辞めることがあります。
そしてこれも、優秀な人ほどすぐ辞める理由のひとつになってきます。
「理不尽の許容度」が低いから
優秀な人は「理不尽の許容度」が、あまり大きくないものです。
そしてこれも優秀な人が逃げてしまう、意外な原因だったりします。
職場というものは、理不尽なイベントに溢れています。
これはもう実際に働いている人には、説明するまでもありませんよね。
道理なく、ワケもわからず苦しめられることはざらにあるはずです。
しかし優秀であればあるほど、理不尽を我慢できないものだったりします。
優秀な人はうまく立ち回りますので、理不尽な状況になってもサクッと解消できたりしますし・・
メンタルをケアする能力といったものにも優れますので、精神的にギリギリまで追い詰められることも少ないからです。
なので、理不尽だけどひたすら忍耐!みたいな状況を経験しにくいわけですね。
逆に普通の人だと、理不尽な状況からそう簡単には逃れられませんので・・
理不尽な状況に対しては「我慢」「根性」で乗り切る!というのが基本戦略になってきます。
そしてそれを続けていくと、理不尽だけど頑張る!我慢する!という考え方になっていくはずです。
という事情がありますので、優秀な人であればあるほど・・
少し理不尽なことがあっただけでも、我慢せずさっさと逃げるものだったりします。
上で解説してきたように、優秀な人は「逃げる力」も高いですので・・
理不尽な思いをしてまで、そこに留まる理由も無いわけですね。
という感じで、優秀な人だからこそ「理不尽の許容度」が低い!というのも・・
優秀な人がすぐ逃げる理由を知りたいときの、意外な注目ポイントになってきます。
優秀な人を潰しているから
会社が「優秀な人を潰す」環境になってしまっている!
これも優秀な人がすぐ辞めるとき、起きている可能性があることです。
「出る杭は打たれる」ということわざがあるように・・
優秀な人だからこそ、目をつけられて潰される!という事情は結構あるものです。
特に日本の古い会社では、そういったイベントが多いかもしれません。
優秀な人が潰されるって、具体的にどんな会社?については、
上の記事で解説しているのですが・・
要点を抜粋すると、
- 優秀な人への「押し付け」が横行している
- 優秀な人への「見返り」が無い
- 優秀な人が妬まれる
こういった要素がある会社、ということですね。
たとえば優秀な人が「優秀なんだし、いいじゃん」とばかりに他より多く仕事を投げつけられる・・
優秀さをフルに発揮して、まわりの何倍もの成果を出しても見返りは一切ナシ・・
さらには、あいつ先輩の俺よりデキるなんて・・許さん!と嫉妬を受ける!
そんな環境では、辞めたくなるのは当然のことでしょう。
さらには書いてきたように、優秀な人は他でもやっていけるので・・
そんな状況になれば優秀な人は、潰される前にさっさと「より良い職場」に移動します。
そして優秀な人を失った職場は、甚大なダメージを受ける・・という定番の流れですね。
という感じで、優秀な人が潰される職場なので、優秀な人たちが次々に逃げている・・
これも優秀な人がすぐ辞めるとき、起きていても不思議ではないことです。
そもそも「人がいなくなる会社」だから
優秀だからとか優秀じゃないとか、関係なく・・
そもそも「人がいなくなるような会社」になってしまっている!
これも優秀な人がどんどん辞めるとき、理由になっているかもしれません。
世の中には、いろいろな会社があります。
そして新入・中途を問わず、つぎつぎに社員が入職してくる会社もあれば・・
バケツの底を抜いたように、社員がザーッと流れ出ていくような会社もあります。
人がいなくなる会社って、具体的にどんな会社?といったところは、
上の記事で解説したのですが・・
要点を抜き出すと、
- 理不尽な上司が幅をきかせている
- 会社が儲かっていないので、社員のためにお金を使えない
- 職場全体の雰囲気がギスギスしている
こういった特徴が挙げられます。
そんな会社なら、そりゃ人は居なくなりますよね。
こういった会社からは優秀さを問わず、誰だって逃げたくなるものですが・・
ここまでにも書いてきたように優秀な人は、より高い「逃げる力」を持てるものです。
なので実際に逃げる行動をとれるのは、優秀な人だけになってきて・・
ぱっと見では「優秀な人ばかりが逃げている」ように見えるものなのです。
なので、そもそも誰もが居なくなるようなダメ会社になってしまっている!
これも優秀な人が消えていくように見えるときの、原因としてあり得ると言えるでしょう。
優秀な人が逃げないようにするには?
優秀な人が逃げる理由は、そんな感じなのですが・・
しかし会社から見ると、優秀な人は辞めて欲しくない相手になるはずです。
優秀な戦力が消えることになり、会社が大損を被るからですね。
なので優秀な人が逃げるのを「防ぐ」には、どういう手立てが使える?
以下、こういった目線でお話してみます。
優秀な人が辞めるのを防ぐため、取れる方法は・・
- 適切な「インセンティブ設計」を
- 優秀な人を潰す人を潰す
- できるかぎり「高いレベルの職場」を目指す
こんな感じになるでしょう。
まず、優秀な人の逃走対策にインセンティブ設計は必須です。
莫大な努力をもとにした、優秀な仕事をしても報酬がまったく変わらないのなら・・
「不公平感」を感じ、辞めていくのも無理もないからですね。
「優秀な人を潰す人」を潰す、というのも大事なことです。
たとえば優秀な人を嫉妬で理不尽に扱い、逃げさせてしまう上司が居るなら・・
真っ先にその人を潰さないと、この先ずっと優秀な人が逃げ続けることになってしまいます。
さらにはできるだけ「高いレベルの職場」にする、というのも大事な視点です。
優秀な人はステップアップのため、高いレベルの職場を目指すわけですが・・
今の職場そのものが「高いレベル」になれば、優秀な人も離れなくなる可能性が上がります。
もちろん、そう簡単に実現できないような方策も含みますが・・
優秀な人がどんどん辞めると、会社を潰しかねないほどの影響を与えかねません。
なのでここは大きな努力をしてでも、解決する価値があるところでは・・と思います。
今回は優秀な人ほど職場から逃げる理由をテーマにお話ししました。