部下が辞めるのは上司の責任なのだろうか

口論する上司と部下

部下が辞めた。また辞めた。さらに辞めた。。

会社の業績も不振だし、仕方ないのかなと思っていたら・・

部下が辞めるのは上司であるおまえの責任と言われた!

 

「部下が辞めるのは上司の責任」というのは、会社では割とよくある考え方です。

本当に落ち度があるのか?責める道理があるのか?というところに関わらず・・

部下が辞めるのは、直属の上司のやり方が原因!責任を取れ!みたいな雰囲気になるわけですね。

 

そして場合によっては、これは本当に上司の責任なのか?

上司の責任とされてしまうのは、理不尽なのでは?

そう悩まれることもあるでしょう。

 

なのでこの記事では、部下が辞めるのは果たして上司の責任なのか?

ここをいろいろな視点から考察していきます。

上司の責任だ!と言いたくなる理由は?

そもそもなぜ、部下の退職は上司の責任!と言われるの?

そう言いたくなる理由って、何かあるの?

ここから考えてみます。

 

部下の退職は上司の責任、と言う理由は・・

  • 上司と部下は距離が近いから
  • 上司に辞めるのを防いでほしいから
  • 上司に責任を押し付けたいから

こんな感じになってくるでしょう。

 

まず・・上司と部下は、距離が近いです。

直属であれば「いちばん近い関係」と言えるほどですよね。

 

そして近い関係であればあるほど、影響力が大きいものです。

なので部下が辞めるのは、影響の強いおまえが原因!

とても理不尽ですが、こういう考え方をされることがあると思われます。

 

上司に部下が辞めるのを防いでほしいから、というのもあるでしょう。

社員が辞めてしまうのは基本的に、会社にとって悪いことですので・・

部下を辞めさせないというのは、上司の暗黙の任務みたいなものになってきます。

 

そして部下が辞めるのを防げなかったのは、上司の落ち度だ!

これまた一方的で理不尽ですが、この考え方もよくあると感じます。

 

さらに悪いケースだと、上司に責任を押し付けたいという場合があります。

誰かに責任を押し付けてしまうと、ラクになるものですので・・

手頃な立場に居る「上司」に、おまえの責任な!と押し付けてしまうわけです。

 

さすがにこの考え方をするのは、相当に理不尽な人でしょうが・・

現実にはこのタイプも居るな、とこれまでの経験から思います。

 

 

部下が辞めるのは上司の責任!と言われる動機は、そんな感じだと思うのですが・・

で・・実際のところ、原因って本当に上司なの?

自分が上司だったとして、引け目に感じる必要はあるの?

以下、ここを考えてみます。

基本的には「本人の責任」

部下が辞めるのは、誰の責任?

考え方によっても、いろいろ変わってくるのですが・・

基本的には「部下本人」の責任と考えるのが自然だと思います。

 

責任が、部下本人にあると考える理由は・・

  • 退職する権利は、本人にあること
  • 本人以外の誰も、退職を覆すことはできないこと
  • 大人の世界では、自己責任が原則であること

こんな感じです。

 

まず・・退職する権利は、本人にあるものです。

そして本人が退職する!と決めれば、誰にも覆すことはできないものです。

 

退職にかかわる決まりごとは、法律上は「民法」で規定されています。

(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
2 期間によって報酬を定めた場合には、使用者からの解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。
3 六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三箇月前にしなければならない。

e-Gov「民法」のページより引用

こんな感じですね。

 

すごくざっくりまとめると、社員は・・

いつでも辞める!と言えて、そこから2週間経てば契約は終了する

と言えます。
(「雇用期間の定めがある場合」「派遣社員の場合」など、これにあてはまらない場合もあります)

 

つまり辞めたいと思えば基本的には、いつでも辞められるわけですね。

社員本人に、辞める権利があるわけです。

 

そして本人が辞める!と言えば、その決断は民法によって保証されたものとなりますので・・

本人以外の誰かが、それを覆すことなどできません。

万一脅して取り下げさせたりしようものなら、強要とかパワハラとか、あらゆる点で問題になりますよね。

 

さらに言うと、こういった法律に根拠を求めずとも・・

大人の世界では、自己責任が当たり前です。

社会に出ていて、これに異を唱える方は居ないでしょう。

 

たとえ辞めるにあたって、上司と合わないといった事情があったとしても・・

最終的には自分の意志で判断し、行動し、その責任を引き受けるものです。

その「自己責任」に、他人の入り込む余地など普通はありません。

 

と、こういった理由で・・

部下が辞めるのは、部下本人の責任!

こうなるのが当然の流れだと思われます。

何でもかんでも上司の責任!とは、さすがにならないわけですね。

「会社全体」の責任、となるほうが自然

部下が辞めるのは終局的には、部下個人の責任なわけですが・・

とはいえ「会社の影響もある」という意味で、会社にも責任はあるとも言えます。

 

部下は何にも影響されず、退職を決めるわけではありません。

最終的に決断するのは、あくまで本人だったとしても・・

その過程には「会社の雰囲気」「上司の人柄」など、会社側の影響もあると言えます。

 

なので本人を「辞めよう」という考え方にさせたのは、責任がある!

こういう考え方もできるでしょう。

このあたりは、考え方によって変わってくるわけですね。

 

とはいえ、こう考えた場合でも部下が辞めたのは「上司個人の責任」とするのではなく・・

会社全体の責任」だ、とするのが自然なのではと思います。

なので最終的には代表取締役といった、最高責任者の責任となるわけですね。

 

そもそも会社組織において、最終的に「社員ひとりが責任を問われる」ことはとても少ないです。

社員というのはあくまで雇われているだけで、事業の主体ではなく・・

会社の命令に従って仕事をしているだけ、という扱いをされるからですね。

そして責任は最終的に、会社トップが取るもののはずです。

 

そして部下が会社からの影響を受け、辞めたとして・・

その影響はもちろん、上司個人から受けたものではありません。

 

会社から人が辞めていく原因は、

自分の会社、人がどんどん居なくなるのだけど・・なぜ?止める手立てはある?といったところを解説しています。

上の記事でいろいろ解説しているのですが・・

 

会社から人が辞めていくときは、上司以外にもさまざまなところに原因があり得るものです。

会社の風土、やり方、人を雇う方針といったものですね。

なので影響を及ぼしたのは最終的には「会社全体」と捉えるのが自然でしょう。

 

と考えていくと、たとえ部下が辞めた責任が、会社側にあるとした場合でも・・

上司個人の責任とするのはおかしい

会社全体や会社トップの責任とするほうが自然

こうなってくるのでは、と思います。

こんなときは「上司の責任」と言える

部下が辞める責任はどこにあるか?をいろいろ考えてみましたが・・

その責任が「上司にある!」とは、なかなか言えないのでは?

個人的には、そう考えるのが自然だと思われました。

 

しかし、部下が辞めるのは上司の責任!と言えるケースもあると思います。

具体的には、部下に対して・・

  • あまりにもひどい過重労働をさせた
  • 理不尽な暴言を繰り返した
  • わざと辞めるように仕向けた

こんなケースですね。

 

こういったケースでは、上司は部下が辞める「直接の原因」となっています。

たとえわざとではなかったとしても、です。

なのでこういったケースでは「部下が辞めたのは上司の責任だ!」として、追求されてしかるべきと思われます。

 

逆に、例えば・・

  • 上司と部下の、性格の相性が悪かった
  • 法律で認められている範囲の、普通の残業をさせた
  • 仕事のミスをした部下を、理不尽とは言えない範囲内で叱責した

このあたりのことで部下が辞めた場合、それは上司の責任ではない!と言えると思います。

何でもかんでも上司の責任!とは言えないわけですね。

 

法律では「故意または重過失」という考え方が、たびたび出てきます。

本来は、本人に責任を問うべき場面では無かったとしても・・

わざとやった、もしくは重大な過失があった場合は、本人に責任を問うことができる、みたいな考え方です。

 

そういう視点からみても、部下が辞めた責任は・・

  • 上司に重大な過失があった
  • 上司がわざと辞めさせた

こういった場合のみ、上司にある!というのがフェアな考え方になるのではと思います。

「上司の責任だ!」と言われたときの対処法

部下が辞めたけど、どう考えても上司である自分に非があったとは思えない・・

けど、会社の重役といった人たちから「おまえの責任だ!」と責め立てられる!

そんな場合は、どうすればいい?ここも解説してみます。

 

上司の責任だ!と責任を押し付けられている状況は・・

理不尽に悪者にされている状況だ、と言えます。

本来責められるべきでもないのに、悪者にされ責められているわけですよね。

 

なのでこの状況に対しては、

決して、悪いことをしたわけじゃないのに・・なぜか理不尽に悪者にされる!そんなときの対処のしかたを解説しています。

上の記事に書いたやり方が、役に立つかもしれません。

つまり責められる程度によっては、何もせずスルーしてもいいですし・・

「問題にするべきレベル」になってきたら、徹底的に対処したり、ですね。

 

 

もしくは、責任を押し付けられるのはうまいこと利用されている状況、とも言えます。

本来は会社全体などで責任を取るべき状況で、上司ひとりを責任逃れに利用しているわけですよね。

 

なので状況の打破には、

なぜか仕事でやたら頼みごとをされる・・もしかして、いいように利用されてる?そう感じたときの考え方を解説しています。

上の記事も、役に立つ可能性があると思います。

具体的には、押し付けられてもものともしない「性格」を身につける!とかが対策法となってきますね。

 

 

部下が辞めるのは上司の責任だ!と一方的に断じられたとして・・

もし実際に、責任を問われるような非は無い!と判断するのであれば、黙って耐えるいわれはありません。

 

もちろん適当にスルーするなり、反撃するなりの選択は個人の自由となってきますが・・

ただ言われるがまま責任を引き受けるのではなく、うまく立ち回っていきたいところだと思います。

 

今回は部下が辞めるのは上司の責任か?をテーマにお話ししました。

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「理不尽な仕事から自由になる」を目指し試行錯誤を続ける人です。

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