職場で、仕事の話をするのは分かるけど・・
必要なコミュニケーションを取ることには、何の不満も無いけど・・
職場の「雑談」が、めんどくさい!!
雑談も仕事のひとつだよ!
というのは、よく言われていることです。
私自身、職場に勤めていたころ上司に言われました。
たとえ雑談と思うようなことであっても、
- 社員同士の関係を円滑にする
- 適度な雑談でリラックスする
- 雑談からしか得られないような情報を得る
こういった効果があるから必要!というのが、おおかたの理由になるでしょう。
しかし、職場に雑談なんていらない!めんどくさいだけ!
雑談する時間なんてあったら、そのぶん仕事に打ち込むのが筋!
そういう考え方にも一理がありますし、私自身そう思っていたタイプです。
なのでこの記事では、職場の雑談はめんどくさいけど、それでも必要なの?
より有効な雑談をしたり、そもそも雑談から離れてしまったりするにはどうすればいい?
こういったところを徹底解説していきます。
目次
「価値のある雑談」を作る
職場の雑談をただただめんどくさい!と思ってしまうのは・・
その雑談に「価値が無い」から、が理由になりやすいです。
雑談というのは基本的に、あまり価値が無いものです。
昨日見たテレビ番組の感想とか、駅前のパフェ食べに行きたーいとか・・
まあお世辞にも、得るものが多い会話とは言えませんよね。
なのでそういったタイプの、他愛もない雑談がメインになっている場合・・
そんなことしてる時間あったら有意義なことがしたい!雑談なんてめんどくさい!
そういう考え方になっていくのは、無理もないのではと思います。
しかし雑談は場合によっては、「価値ある雑談」になることもあります。
たとえば、
- 〇〇課長は裏でパワハラやってる、近寄らないほうがいい
- 社内研修で出される課題の、対策プリント持ってるよー
- 来年から〇〇部署、めちゃくちゃ忙しくなるみたい。できれば異動は避けたいね
こういった情報が得られる場合ですね。
挙げたような情報は、その会社で働く人にとっては、値千金の価値がある情報です。
会社を一歩外に出れば、なんの役にも立ちませんが・・
会社という閉鎖空間の中では、そういうローカルな活きた情報こそが役に立つわけですね。
たとえば〇〇部署が来年から忙しくなる!という情報を得られていれば・・
来年の希望部署を尋ねられたときに、そこを外して希望を出すことができます。
そしてそれは少なくとも1年間の労働条件を左右する、とても大きなメリットとなるはずです。
そしてそういうタイプの情報は、基本的に雑談から得るのがいちばん効率がいいものです。
そういったデリケートな情報はもちろん、文書とかで広く出回ることは少ないですし・・
ネット上といった公の場で、手に入るものでもないからです。
じゃあ、どんなことに気をつければ価値ある雑談ができるの?
- 価値ある雑談をする人たちの輪に入る
- 自分も「価値ある情報」を発信する
このあたりが有効だと思います。
雑談は「する人たち」によって内容が変わるものです。
なので日頃からプラスになる、価値ある雑談をしているグループを探して輪に入るようにしていけば・・
めんどくさい雑談ではなく、有意義!と思える雑談ができるかもしれません。
自分側も価値ある情報を発信する、も大事な視点です。
価値ある情報を得たいなら、まずは自分からそれを提供する、というのは基本で・・
それをやっていくことで自然に、自分のまわりに価値ある雑談が生まれていくかもしれません。
という感じで、職場の雑談がめんどくさいと感じるなら・・
めんどくさいと感じないくらい、得るものが多い雑談を作る!
これが第一の視点になってきます。
雑談をやんわりと断る
雑談することを、やんわりと断る・・
これもめんどくさい雑談を回避する、ひとつの方法になってきます。
雑談がめんどくさいなら「断る」という選択肢がもちろん、あります。
「自分は雑談しません」と断ってしまえば、雑談を確実に減らすことができますので・・
面倒な雑談をしたくない!という目的は、これで達成できます。
しかしランチを食べながら、昨日観た映画の話をしようとしてきた同僚に・・
「それは雑談だよね。無駄だからやめない?」
こんな言い方をするのはさすがに、明らかにヤバいですよね。
たとえ雑談がめんどくさい!断ってしまおう!と決断したとしても・・
実際にはもっとオブラートに包みながら、カドを立てないようやんわりと断るのが大事なはずです。
それによって社内の人間関係を壊さないようにしつつ、めんどくさい雑談を回避するわけです。
じゃあ具体的には、どうすればやんわり断れるの?
たとえば忙しそうに見せる、とかは定番でしょう。
一生懸命に仕事に集中しているような雰囲気を見れば、雑談をしようとしていた人でもさすがに躊躇うはずです。
ちなみに雑談をやんわりと断ることも、繰り返していると「雑談が無い状態」になっていきます。
そうするとどうなるか?について、
上の記事で解説しているのですが・・
雑談がなくなり必要以上の話をしない状態になっても、あなたさえ大丈夫なら特に問題ないものです。
なので心の底から、雑談をめんどくさいと思うなら・・
やんわりと断ることで、雑談を減らしていくのはひとつの選択肢になってきます。
雑談の「場」を避ける
職場の雑談がめんどくさい、避けたいと思うなら・・
雑談が発生しやすい「場」を避ける!というのも大事な視点です。
雑談は、ところかまわず発生するものではありません。
例えばみんなが真面目にモニターに向かっている、事務所の真っ只中だと・・
そんなところで雑談していれば怒られますので、そうそう起きるものではありません。
じゃあ、雑談が発生しやすい場はどこ?
職場の構造にもよるでしょうが・・
- 社員食堂
- 裏庭
- 喫煙所(喫煙者の場合)
例えばこういった場所では、雑談が多くなりがちではないでしょうか。
たとえば社員食堂は、多くの社員が集まるところで・・
そこでランチを食べるなら必然的に「雑談するのが当たり前」みたいな感じになるものです。
雑談せずひとりで食べると、浮いてしまうような空気さえありますよね。
なので雑談がめんどくさいなら、ランチは社員食堂を避け・・
たとえば会社の外の、会社の人が来ない店で食べるといいかもしれません。
もしくは食事を持参し、会社の人が来ないエリアで食べたりですね。
という感じで、雑談はどんな「場」で発生するのか?という視点を持つと・・
そういった場を避けることで、うまいこと雑談回避できると思います。
雑談する人から距離を置く
雑談する「人」というのも、雑談を生む要素です。
日頃から雑談したい!と考え、雑談相手を探しているような人の近くに居れば・・
もちろん雑談の機会は増え、雑談はめんどくさい!と思う人にとって微妙なことになるはずです。
雑談したがる人って、どんな人?
たとえば「仕事中の雑談」に限ってですが、ここは上の記事で解説しています。
内容を抜粋すると、
- こちらが忙しいことに気づけない
- 雑談したがると邪魔になる、と理解していない
- 「おしゃべり欲」が強すぎる
こういった場合に、人は強力に雑談をしたがるわけですね。
なので雑談はめんどくさい!他のことに時間を使いたい!と、日頃から強く思うのなら・・
こういったタイプの人とは距離をとり、あまり接しないようにする選択肢があります。
それによって雑談は、おそらくかなり減るでしょう。
雑談が起きにくい仕事を選ぶ
雑談が起きやすい「仕事の種類」というものもあります。
なので雑談がめんどくさい!避けたい!と思うなら・・
そもそも「仕事選び」の段階で工夫しておく!というのも視点のひとつです。
雑談が起きやすい仕事って、どんな仕事?
たとえば「協調性」を求められる仕事であればあるほど、雑談は多くなりがちです。
雑談はそれはそれで、大切なコミュニケーションのひとつです。
なので「和」を尊ぶような、共存をメインの価値観とするような職場なら・・
親交を深めるための雑談は、たくさんやっておこう!みたいな雰囲気になりがちです。
逆に「協調性が必要ないタイプの仕事」だと、雑談は少なくなりやすいです。
協調性がない人に向いている仕事について、
上の記事で詳しく解説したのですが・・
たとえば「スタンドプレーが前提の仕事」「競争が激しい仕事」といったものでは、雑談は少なくなりがちですね。
しばらく今の仕事でやっていこう!と思うなら、いきなりの転職は難しいでしょうが・・
もし仕事を選ぶ機会があるなら、雑談が発生しにくいタイプの仕事を選ぶ!
これも雑談に時間を取られたくない!めんどくさい!と思うなら、有効な視点となるでしょう。
今回は職場の雑談がめんどくさいときの対処法をテーマにお話ししました。