会社から人がたくさん辞めた。それは仕方がないんだけど・・
もともと仕事が多かったので、人手が足りなくなってしまった!
・・人手不足のしわ寄せで、潰されそう!
人が減ったら、仕事のしわ寄せが来てしまうものです。
職場全体の仕事量というのは、そうそう変わるものではありませんし・・
なのに担当できる人が減ってしまえば、それは当然のことではあります。
しかし人手不足のしわ寄せは、やってられないものです。
「Aさん辞めちゃったから、この仕事を誰かかわりに・・あ、ちょうどいい!君これやって!」
給料が変わるわけでもないのに、そんな感じでポンポン投げられるのはたまったものではありません。
特にバイトとかでこれをやられると、えー・・となりますよね。
なのでこの記事では、仕事のしわ寄せをなんとか回避するにはどうすればいい?
ここを解説していきます。
目次
結局、離れるしか手はない
人手不足のしわ寄せを回避する方法!と、意気込んで解説しようとはしてみましたが・・
結局、その職場から離れるしか手はない
いろいろ考えてはみましたが私としては、これが結論となりました。
私自身、サラリーマン時代に人手不足のしわ寄せで忙殺されていた時期があり・・
その時はその職場にそこまでの拘りも無かったので、さっさと転職しました。
そしてその時に、転職し離れてしまう「以外」の選択肢があったか?
ここを思い返すと正直、なにも無かったのでは・・と思ってしまいます。
人手不足のしわ寄せへの、離れる以外の対策は・・
- 仕事量そのものを減らす
- 人手を増やす
- 自分自身がより優秀になる
このあたりが思いつきますが・・
まず仕事量を減らすなんて、そう簡単に出来ることでは無いはずです。
その職場がこなさなければならないタスクの量というのは、あらかじめだいたい決まっていますし・・
それをいきなり2割も3割も減らす!なんて、それができれば苦労はしませんよね。
さらには仕事量というものは、「ビジネスオーナー」「管理職」といった上層部の采配によって変わるもので・・
いち社員は仕事をこなすことはできれど、仕事を取り巻く状況そのものを変える!なんて無理なはずです。
なので采配する権利がない立場であれば、そこでこの方向性は途切れてしまいます。
人手を増やすというのも、無理に近いと思います。
そもそも人手を増やす采配というのも、管理職や採用担当といった限られた人にしかできませんし・・
管理職といった人たちが、人手を増やそうとしない理由は上の記事で書いたのですが・・
そういった会社上層部の「体質」といったものを変えない限り、人手不足をフォローするような采配はなされないものです。
そして一般社員の立場では、上層部を変える!なんて無理ゲーですし・・
だったら、と会社説明会で勧誘を頑張るなどしても、残念ながら効果は小さいはずです。
さらには人手不足の状況では、職場に「人が減る流れ」ができているものです。
その流出の流れに逆らって、人を職場に入れる!増やす!
残念ながら、それは普通の状況より何倍も難しくなるはずです。
自分自身が優秀になるというのも、選択肢には挙がります。
人手不足のしわ寄せで忙しすぎて、てんてこ舞いになってしまうのなら・・
そんな状況でも問題ないくらいに自分を鍛えれば、解決できます。
しかし言うまでもなく、それは何年もかかる厳しいプランですし・・
たとえそれが叶ったとしても、結局は自分が「人手不足の穴埋め」に酷使されるようになるだけです。
(もちろん、それでも給料は変わらないのが普通です)
さらにはそれでも埋められる穴は1-2人ぶん程度で、深刻な人手不足はどうしようもないです。
という感じで、人手不足のしわ寄せに巻き込まれてしまったときは・・
現実的な解決策は「離れる」しか無い!と、これまでの社会人経験を思い返してみても、そう思います。
人手不足の「予兆」をつかみ、あらかじめ離れる
人手不足のしわ寄せを避けるには、離れるしかなくて・・
さらに言うと、人手不足になる「前」に離れることができれば理想です。
なぜ、人手不足になる前に離れるほうがいいの?
人手不足になってしまった職場では「人手」が、とても貴重になるので・・
上司・管理者・同僚といったあらゆる人たちが、簡単には離してくれなくなるからです。
人手不足の職場からあなたが抜けると、職場はさらなる人手不足となり、崩壊に向かいます。
そして上司や管理者はもちろん、それを嫌がりますので・・
あなたが離れよう!とする動きを、あの手この手で妨害するかもしれません。
同僚たちも、あなたが離れるのを嫌がることになるはずです。
あなたが離れれば、残る同僚はさらにシビアな「人手不足のしわ寄せ」を受けることになりますので・・
辞めないで!もうちょっと一緒にやろうよ!と足にしがみつくかもしれません。
もちろん退職や転職は、個人の自由・個人の権利ではありますが・・
現実には脅迫まがいのプレッシャーを受けて、退職を断念するなんてこともある。。
というのは社会に出ている人なら、知っていることかもしれません。
じゃあ、人手不足になる前に離れるにはどうすればいいの?
「人がいなくなる予兆」を掴むことができれば、それが一番です。
それを事前に察知し、実際に人が減っていく前に退散するわけですね。
人がいなくなる予兆って、具体的には?
詳しくは、上の記事で解説しているのですが・・
- 理不尽な上司が力を持っている
- 経営がうまくいっていない
- 雰囲気がギスギスしている
例えばこんなタイプの職場だと今後、人が減っていく可能性は高いでしょう。
もし自分の職場がそうなら、要注意!ということです。
人手不足のしわ寄せに巻き込まれた「後」から抜け出すのは、なかなか大変なものです。
なので自分の職場の変化を、敏感に察知し・・
できるかぎり巻き込まれる「前」に抜け出すのが、理想と言えると思います。
抜け出すための「転職先探し」のコツや方法は、
このブログでは、上の記事で重点的に解説しています。
巻き込まれた人手不足から、離脱する
とはいえ現実には、なかなかそう上手くはいかないものです。
気がついたら、すでに人手不足に巻き込まれていた!しわ寄せの負担がきつい。。
そうなってしまうことももちろん、あると思います。
人手不足のしわ寄せがくると、忙殺されてしまうものです。
そして忙しすぎる状況では、転職活動なんてなかなかできませんので・・
そのままズルズルと体を壊すまで働く、なんてことにもなりかねません。
さらに人手不足の状況では「引き止め」がキツくなりやすいです。
人手不足ではない状況なら、会社も「辞める?んー・・しょうがないね」と言うくらいの雰囲気でも・・
深刻な人手不足の状況なら「せめてあと1年待って!」みたいな感じで、腕を掴まれてしまいます。
さらには人手不足というものは、加速するものです。
人手不足のしわ寄せ負担を受けた人が、やってられなくなって辞め、残った人にさらなるしわ寄せが・・
これが続くとどんどん人が居なくなり、「最後まで残った人」は仕事量に沈没させられることになります。
なので人手不足の中で待てば待つほど、どんどん不利になるものなのです。
と、こういった事情がありますので・・
人手不足のしわ寄せに巻き込まれてしまったときは、
- 転職の負担をできるだけ減らす
- 心を鬼にして、引き止めを振り切る
- できるだけ早いタイミングで離脱する
特にこういったところを頑張ると、うまく離脱しやすいと思います。
特に転職の負担を減らすというのは重要で・・
ここの方法はいろいろですが、例えば転職エージェントの助けを得るというのは定番の方法です。
転職エージェントの活用方法は、この記事で詳しく解説したのですが・・
忙しさに押し潰される中では、「それ以外の行動」のほとんどが取れなくなるものです。
なのでこういった方法を駆使してでも、何とかあきらめずに活動を続けたいものです。
私自身、人が減っていく中でなかなか行動までは起こせず、人手不足のしわ寄せに巻き込まれました。
そして忙しさの中で潰されそうになり、さらに優秀な人までも1人、またひとりと辞めていく中で・・
このままだと職場と一緒に沈没するな、と思ってしまったタイミングで、サッと転職しました。
そしてあのときの判断は大正解だった、と今になってもよく思います。
人手不足のしわ寄せを我慢するべき時はある?
人手不足のしわ寄せは「離れる」のが一番です。
しかし、どんなときでも絶対に!と言うわけではありません。
人手不足のしわ寄せは「我慢」したほうがいい時も、確かにあります。
それって、どんな時?
- 人手不足のしわ寄せが「一時的」に限られるとき
- 忙しさを引き受け、出世の糧にしたいとき
- 少人数の職場に属することで、貴重なスキルを磨きたいとき
こういったケースなら、人手不足のしわ寄せを受け入れる!という選択肢もでてくると思います。
人手不足のしわ寄せが、あくまで「一時的」なら・・
無理に辞めたりすることなく、その時だけ耐える!というのも十分アリです。
そのうち人手不足が解消すれば、もとの生活に戻れるからですね。
もちろん「辞める流れ」がしっかり出来ている場合は、それはなかなか望めませんが・・
たとえば集団研修で、一時的に人が減る!なんてこともあるものです。
そしてそういうことなら、職場を離れてしまうほどの事情にはならないでしょう。
たくさん働き、それを「出世」につなげたい!
そんなときも人手不足のしわ寄せは、我慢する価値があります。
キツい状況で大活躍をすることで上司の好感度を上げ、それを出世につなげるわけですね。
出世のためには「出世を司る上司の好感度」が必須ですし・・
上司はこのあたりを評価するとき、「より苦労してるヤツ」を高く評価するものです。
なのでそこで自分を売るため、あえて苦労に飛び込む!
これももし出世を狙うのなら、アリな動きになるでしょう。
少人数の職場で「貴重なスキル」を磨きたいというのも、我慢する理由になり得ます。
仕事には「なかなか回ってこない特殊な仕事」や、そこでだけ身につく特殊スキルといったものがありますが・・
大人数の職場だと他の人がそれを独占し、なかなか自分には回ってこないことがあります。
たとえば病院の心臓外科だと「心臓手術の執刀経験」とかいうものですね。
そして人が減り少人数になった職場では、そういったものが回ってくるチャンスは増えるものです。
なのでそれによって、自分が欲しかったチャンスが増えてくれるようなら・・
人手不足のしわ寄せを我慢しながらでも、留まる理由になると思います。
もちろんほとんどの場合で、人手不足のしわ寄せからは逃れるのが一番でしょうが・・
こんな感じで「我慢したほうがいい」ケースも、確かにある!
なので一概に決めてしまうのではなく、いろいろな視点から考えるほうがいい!
最終的には、こんな感じのことが言えると思います。
今回は人手不足のしわ寄せの回避方法をテーマにお話ししました。