他に、べつに不満は無いんだけど・・
基本的に、いい会社ではあるんだけど・・
・・仕事量が多いから、辞めたい!!
仕事量はいつの時代も、サラリーマンを悩ませるものです。
私自身、社会人になったばかりの頃に押し潰されていましたし・・
もしかしたらあなたも現在、そういった状況なのかもしれません。
そして例え、仕事量が多い以外に問題がない職場でも・・
仕事量の多さというのはそれだけで、「辞めたい!」と思うに足る理由になったりします。
そりゃ、朝から晩まで働かされてしまえば、辞めたくもなりますよね。
しかし、仕事量が多いから辞めたい!と思ったとき・・
- 仕事量の問題は、辞めれば本当に解決する?
- 仕事量の多さを、辞めずに解決する方法はある?
- 辞めたい!とまで思ってしまうのは、異常なことなの?
こういったことに悩まれるかもしれません。
私自身、数年前までは仕事量のあまりの多さに悩まされていて・・
思い切ってその職場は辞めたのですが、私の場合はそれは大正解でした。
そしてその行動に至るまでに、いろいろな要素をさんざん考え抜いたものです。
なのでこの記事では、仕事量が多いから辞めたい!と思ったときは、どう考えていけばいいの?
ここを解説していきます。
目次
辞めれば、仕事量は少なくなる?
辞めれば、仕事量は本当に少なくなるか?
仕事量が多いから、辞めたい!と思ったとき・・
まず考えるべきは、ここだと思います。
「辞める」というのはサラリーマンにとって、とてつもないリスクです。
なのでもしその一大決断をしても、悩みが解決しないのなら・・
それはやる意味のない、勝算の無いバクチみたいになってしまいますよね。
そして、辞めれば仕事量は減るのか?結局辞める前と変わらないのか?は、
今の仕事量は「一般平均」と比べてどうか?
ここを意識してみるのが、いちばん有効だと思います。
なぜ「仕事量の一般平均」が、大事な注目ポイントなの?
転職後の仕事量は、一般平均くらいになる可能性がいちばん高いから
これが理由です。
世の中には、いろいろな仕事量の会社がありますが・・
とてつもなく仕事量が多い会社も、少ない会社も、あまり無いのが普通です。
なにごとも「普通」がいちばん多く、外れ値は少ないものですよね。
そして、辞めたい!と思っているけど仕事量自体は日本社会の一般平均くらい、というケースがあります。
「キツい」と思う基準は、人それぞれですので・・
世間的には平均くらいだけど、仕事量が多い!と感じてしまうことも普通にあり得ます。
そして、仕事量が実は一般平均レベルだった場合は・・
転職後も同じくらいの仕事量となる可能性が高い、と言えます。
なのでこの場合は、「おそらく転職では解決しない」ということになってしまいます。
逆に、もし仕事量が日本社会の平均よりはるかに多い場合は・・
転職すれば仕事量は激減する可能性が高いことになります。
もし一般平均になったとすれば、そうなりますよね。
もちろん転職後も、激務の職場に当たってしまうかもしれませんが・・
それは、具体的な方法は後述しますが「仕事量が少ない職場の探し方」を知れば、まあ防げると思います。
仕事量が「少ない」会社を見つけるのは難しいですが、平均程度までならまあいけるものです。
自分の仕事量が多いか?少ないか?の客観的な確認方法は、
上の記事に書いています。
という感じで、仕事量が多いけど・・辞めるか?
ここを考えるときは、まずそもそも自分の仕事量は「平均」より多いのか?
ここをまずチェックしておくのがおすすめです。
仕事量の多さは、辞めずに解決できる?
自分の仕事量の多さは、辞めて転職すれば解決しそう!
もし、そう思ったとしても・・
まずは「辞める以外」の選択肢を考えるのが基本になってきます。
「辞める」というのはサラリーマンにとって、最終手段です。
辞めれば今抱えている問題を、根っこからばっさり解決できるかもしれませんが・・
代わりに「再就職できるとは限らない」「収入が減るかも」といった、大きなリスクを抱えることになるからです。
なので、仕事量の多さを何とかしたいのなら・・
まずは、辞める以外の方法で何とかできないか?
こっちの視点から考えていくほうが、順番的に先になってきます。
じゃあ、辞める以外で仕事量を減らす方法は?
- 「仕事を振りすぎな上司」に対処する
- 「うまいこと利用してくる人」を回避する
- 仕事スピードを鍛える
こんな感じになってきます。
「仕事を振りすぎな上司」に対処する
「仕事を振りすぎな上司」は、仕事量が多すぎる要因として定番です。
ちょっとオラオラ系の、パワハラ気質のある上司が・・
「それ終わったの?じゃこれよろしく!あ、ついでにこれも。明日までね!」
こんな感じで権力をかさに着て、バンバン仕事を投げてくる感じですね。
そしてサラリーマンというものは基本的に、上司に従わなくてはいけません。
なので上司が強権的に、たくさんの仕事を押し付けてくる場合・・
その多すぎる仕事量を、必死で何とかこなすしか無い状況になります。
じゃあ、そういう上司に当たってしまったらどうすればいい?
解決法は、上の記事で解説しているのですが・・
ポイントを抜粋すると、
- 「こなす仕事量」を日頃から調整しておく
- 「もし余裕があればあります」というスタンスを作る
- 「自分が絶対やるべき仕事」を優先する
こんな感じになってきます。
「仕事を振りすぎな上司」は、仕事量が多すぎになるメジャーな原因です。
そしてきっちり対処できれば、辞めずに解決できる可能性はありますので・・
もしここが原因なら、きっちり対応していきたいところです。
「うまいこと利用してくる人」を回避する
会社には、自分を「うまいこと利用してくる人」も居るものです。
たとえば、気の弱さといったところにつけこんで・・
本来自分がやるべきではない仕事を、無駄にやらされてしまう・・みたいな感じですね。
そしてこういった人に引っ掛かり、「利用されてしまう」状態になると・・
本来自分がやるべき仕事以外にも、仕事が膨れ上がっていってしまいます。
そうするともちろん、仕事量が多い!辞めたい!・・という流れに乗りかねません。
そして、うまいこと利用されてしまう原因は?
うまいこと利用されてしまう場合は、どう対処する?といったところは、
上の記事で解説していますが・・
たとえば対処法だと、一方的に利用させず「自分側の利益」を確保する、といったところが大事です。
一方的に利用されて仕事量が増えている場合は、それをやめさせれば解決しますので・・
この場合も辞めるより前に、何とかその解決を叶えたいところです。
仕事スピードを鍛える
「仕事スピード」ももちろん、有効です。
仕事スピードを上げれば、こなせる仕事量が増えますので・・
仕事が終わらなくて辞めたい!といった状況は、それで改善できるかもしれません。
とはいえ・・仕事スピードを上げるのはもちろん、難しいことです。
仕事スピードというのは、仕事力の根幹みたいな要素で・・
これを上げるには、勉強や試行錯誤を何年も続けるしか無いのが普通です。
そして仕事量が多すぎる!と悩むような状況では、正直、スピードを鍛えるヒマは無いでしょう。
ただでさえ辞めたいほどに、切羽詰まっているのに・・
さらに勉強を追加するほどの時間なんて、なかなか用意できないはずです。
とはいえ、例えばちょっとした工夫でスピードを上げるとかは可能かもしれません。
いつもやっている仕事の、いつもやっている手順で・・
実は省いても仕事はちゃんと完了し、上司もそれを問題にしない!みたいなものを見つける感じですね。
そうやって工夫していく方向性なら、必ずしも膨大な努力とかは必要ありません。
日々、少しでもスピードが上がる要素に「気づく」ことさえできれば・・
それらをひとつひとつ改善していくだけで、無理だった仕事量も、何とかこなせる程度のものにできるかもしれません。
という感じで、何とかして仕事スピードを上げて、キャパ超えだった仕事量をキャパ内におさめる!
これも辞めずに多すぎる仕事量をなんとかする方向性として、一考の価値はあるでしょう。
という感じで、「辞めずに何とかする方法」を追求していけば・・
退職というサラリーマンにとっての最後の切り札を、切らずに済むかもしれません。
激務前提の「職種」もある
仕事量が多すぎるので、辞めて転職するか?
ここを考えるとき、押さえておきたいポイントがあります。
激務前提の「職種」じゃないか?というところです。
仕事量の多さは、もちろん会社ごとに違ってきますが・・
「職種ごと」に違ってくる、というのも大事な視点です。
多い職種と少ない職種があるわけですね。
そしてもし自分が働いているのが、「仕事量がすごく多い職種」だった場合は・・
転職したとしても、仕事量はあまり減らない可能性が高くなります。
職種全体で仕事量が多いので、そうなりますよね。
じゃあ、仕事量が多い職種って具体的に何?
ここは、DODAという転職サイト運営会社がやっている「平均残業時間の多い職種」というデータが参考になると思います。
残業時間が長い職種のトップ20位は、こんな感じになっていて・・
このデータは「全94職種」からの抜粋ということなので、それで上位に入っているのは、かなり勤務時間が長い職種と言えるでしょう。
もちろん「勤務時間が長い = 仕事量が多い」と、一概に言うことまではできませんが・・
基本的には仕事量が多ければ、長時間働かないと終わらないはずです。
なのでランキングで上位に入っている職種はやはり、仕事量が多い職種の可能性が高いでしょう。
なのでもしあなたの仕事が、激務タイプの職種だった場合は・・
「同じ職種の中」で他の会社に転職したとしても、解決しない可能性が高いわけです。
転職先でも、同じような激務が待っているわけですね。
なのでこの場合は、思い切って職種ごと変えてしまうほうが有効かもしれません。
特に「仕事量が少ない」タイプの職種に変えることができれば・・
転職先がどの会社だったとしても、今より仕事量が減る可能性は高いでしょう。
忙しくて判断力を失っていないか?
あまりにも仕事量が多いので、もう辞めたい!
そう思ってしまったとき、念頭に置いておきたいことがひとつあります。
忙しさで判断力を失っていないか?ということです。
あまりにも忙しいときは、判断力が落ちてしまうものです。
私自身、忙殺されていた時期は長かったので、よくわかります。
そして「辞めよう」が正常な、冷静な頭から出たものなら何も問題ありませんが・・
忙しさにボロボロにされた頭から、感情にまかせて出たものだったとすると、まずいかもしれません。
なぜならその場合は、「実は辞めないほうがいい」可能性が高まるからです。
辞めるというのはサラリーマンにとって、死活問題です。
なのでさまざまな要素を検討し、考えて考えて考えて・・
そしてやっぱり辞めるほうがメリットが大きい!と考えて、辞めるなら問題ないでしょう。
しかし、あまりの仕事量に混乱した頭で考えてしまうと・・
辞めるのはリスクがあまりに高い状況なのに、もう辞めてしまうしか無い!と誤判断しかねません。
そしてその判断は、自分を取り返しのつかない窮地に落としてしまうかもしれないです。
なので忙しさで判断力を失いそうな中で、それでも辞めるか判断したい場合は・・
- できるだけ冷静になれるタイミングで考える
- まわりの人から客観的な意見をもらう
- 時間をかけて、じっくりと検討する
判断力低下をフォローすることを考え、こういった配慮をしておくのがおすすめです。
判断力が無くなっていないか?は、何かを決めるときの大事なチェックポイントです。
なので忙しさによって、判断力がなくなっている場合は・・
大損をしないためにも、十分に考えて行動するのがおすすめです。
仕事量が少ない職場の探し方
仕事量が多い仕事を、辞める!と判断した。
その場合は基本的には、次の仕事を探すことになるけれど・・
「仕事量が少ない仕事」って、どう探せばいい?
仕事量が多い!は、仕事量が少ない仕事に転職できれば解決します。
しかし仕事量が少ない仕事は、競争率もそれなりに高くなりがちですし・・
そもそも、どれが仕事量が少ない仕事なの?と迷ってしまうかもしれません。
そして仕事量が少ない仕事を探すときは、
このランキングは役に立つかもしれません。
上で挙げた「残業時間が多い仕事ランキング」の、少ないほうのバージョンですね。
残業時間が短いということは基本的には、労働時間が短いということで・・
そして労働時間が短いなら、仕事量はそこまで多くはならないことが期待できます。
なので仕事量に悩まされたくないなら、こういった職種を狙うのが有効かもしれません。
じゃあ、具体的な転職案件はどう探せばいいの?といったところは、
上の記事で詳しく解説しています。
この記事では仕事量が多いから辞めたいときの考え方をお話ししました。